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定点観測
2003.07.5

#271 | 実施日 : 2003.07.5 | 最高気温 : 29.0 | 最低気温 : 20.6 | 天候 : 晴のち一時曇り

271定点観測・解説


■2003年6月7日(土)実施:デザイントップスうちレイヤード・デザイントップス

7月の第1週目の週末といえばセール商戦が本格的にスタートする季節。本調査でも渋谷、原宿、新宿と全地点で、通行人数が軒並み増加していた。なかでもセール効果が際立っていたのは渋谷地点。午前11時過ぎには、通常の週末の3倍以上もの人出で賑わっていた。ちなみにインタビューした若者の約90%がセール目的で来街していた(原宿は38%、新宿は62.5%)。

そんな今季のセールの動向はというと、もっとも売れているのが靴。次いでトップス、バッグ、ベルト、アクセサリーといった順のよう。たしかに、装飾が施されたエレガントなサンダルや80年代風デザイントップスは今春夏のトレンド・アイテムである。「せっかくだから、わたしもひとつくらい買っておこうかな」「セールだからもうひとつ買っておこうかな」など、セール期は、ド真ん中のトレンドアイテムが再び街なかに増える「トレンドゆり戻し」の時期でもある。

ということで、サンダルは先月取りあげたので、今月は「デザイントップス」に注目した。改めて観察してみると、デザイントップス以外のトップスを探す方が難しいほど浸透していることが判明した。難しいのは、その定義。ここでは以下のようにした。

■デザイントップス:プルオーバーで着用するもので、襟ぐりや袖口、裾、身頃などに、ドレープやフリル、バイヤス仕立てなど、ふつうのTシャツやシャツ、カットソー、ニットなどではなく、「デザインされている」トップスのすべて。素材は問わない。また、今回カウントするのは、いちばん上に着用したもののみ。

実際に街で観測すると、今春のトップスは、黒やペールピンク、モカ、グレーなどの中間色のものが多く、70%は無地。素材はコットン、またはコットン×レーヨン/ポリエステルなどテロッとしたものが多い。デザインは、袖の上の部分が深いスリットになっていたり、襟ぐりがナナメにカッティングされていたり、身頃にたっぷりとしたドレープが施されていたり、リボンやチェーン、ヒモなどがズルズルと下がっていたりなど実にさまざま。

着こなしの特徴をみてみると、新宿、渋谷地点で多く見られた「キレイめギャル〜コンサバ層」には、襟ぐりや背中、肩/袖のスリットなどから肌を露出しつつ1枚で着用。または、上にカーディガンを羽織ったり、首に無造作に巻いてデザイントップス風にレイヤードスタイルにしているのが目立った。

ハーフ丈パンツやサルエルパンツなど、男の子系のボトムスを合わせる「ジッパー系」の子が多い原宿地点では、ボトムスのデザインやシルエットが大きいためか、同じデザイントップスでも、スポーツ系ランニングトップスを2枚、3枚と重ねて着用する子が多かった。

また、カウントは対象外だったが、男の子のデザイントップスもかなり増加していたことを確認。アタマはターバン巻き、ズルズルっとしたロング丈のデザイントップスにサルエルパンツ、ロングピアス、ネックレス、ナナメ掛けバッグといったような「ド真ん中のトレンドアイテム」を複数着用する、トレンド大好き=「ファッション・アディクト」な男の子が台頭した点にも注目しておきたい。

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