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定点観測
2003.08.2

#272 | 実施日 : 2003.08.2 | 最高気温 : 31.4 | 最低気温 : 23.9 | 天候 : くもりのち晴れ

272定点観測・解説


■2003年8月2日(土)実施:女性柄もの着用、うち花柄着用

ちょうど梅雨明けの日となった8月2日(土)。取り上げるのは「花柄アイテム」だ。

思えば、今春は「ピンク色アイテム」にはじまり、うすーいくすんだピンク・ベージュ系〜モカ系がトレンドカラー。複数のアイテムで、まるでカラーチャートを並べたようにレイヤードする「きれいめ」なスタイルが、らくちん系にはじまり、コンサバ系や30代、40代、(一部の)お姉系ギャルにまで浸透。とうとう、男の子にまで広がり、勘違いの「ナル男くん」を誕生させたことは、先月ここで分析した通りである。

なかでも、ピンクベージュのカーディガンや布を首周りに緩く巻き付けたり、ロングカーディガンの袖がなくなったロングジレを羽織ったりといった、ズルズル〜と全体的に「垂れ下がる」ようなレイヤードスタイルは、その代表格である「デザイントップス」の着用率が軒並み20%を越えていた先月が過渡期だったようだ。

変わって、オシャレに見えるのが「花柄」のアイテム。といっても幅が広いのでその系統を以下のように4つに整理した。

(1)ひとつは、今春夏のミュウミュウの大きな花柄をはじめ、GAPやZARA、マージナルグラマーやアンタイトルなどOL系のブランドでも出している「単色系花柄(白地に黒、白地に赤、白地に緑、紫など一色で線のように描かれている花)」。着用するのは、キレイめ〜モード・ミックスな層、アダルトな層。

(2)英ビクトリア調の色合い(青や紫、橙、黄色など)で、形の違う小さな花が無数に重なりあう「アンティーク調花柄」は、古着好きのらくちん系カジュアルの子に。

(3)そして、厳密には花ではなく、草木がモチーフの「ボタニカル調花柄」。実は、昨春のトレンドでもあった。

(4)あとは、アルバローザを代表とするようなハイビスカスなどの「109系花柄」。パイル地のものは、まるでバスタオルを羽織っているような印象を受ける。

花柄アイテムが増加した理由は、無地に飽きた、といってしまえばそれまでだが、「109系花柄」を除き、実は、(1)「一色系花柄」や(2)「アンティーク調花柄」は、どことなく日本の浴衣柄のニュアンスが感じられる点に注目しておきたい。実は、この「ネオジャポニズム」への流れは、80年代後半のデザインのトレンドの流れともシンクロする。

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