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定点観測
2004.05.15

#281 | 実施日 : 2004.05.15 | 最高気温 : 23.7 | 最低気温 : 15.6 | 天候 : 晴れのち曇り

281定点観測・解説


■2004年5月15日(土)実施:女性ブルージーンズうち、ロールアップ

<考察>

大型連休のため、第3土曜日の本日15日に実施した第281回目の定点観測。マス・トレンドとして注目するのは、女性ブルー・ジーンズ、うちロールアップである。
えー!また?と言う声が聞こえてきそうだが、その通り(笑)。04年3月に「ブルージーンズ、うち+ヒール靴」というテーマで実施したばかりだが、当時の背景は、03年12月に取り上げた「パンツのロールアップ」と04年2月に取り上げた「女靴」がともに幅広い年齢層に浸透。その双方を組み合わせて「ジーンズのロールアップ+パンプス」が台頭した、と解説したのは記憶に新しいだろう。

そして5月中旬、約1週間のプレサーベイを行った結果、やはり最も多かったのはブルー・ジーンズ。しかもロールアップ率がかなり高くなっており、3月に取り上げたギャル〜コンサバ系に限らず、ちょっと太め&オーバーサイズ気味のものを幅を細めにロールアップする、80年代のロックスター風(マドンナとか)のデニムスタイルが増え、ロールアップ・デニムのスタイルがバリエーション豊かになっているので、再びクローズアップ。詳しくインタビューすることにした。

主な着こなしは以下の2種。
・ ほどよいストレート〜やや太め/自然な色落ちのブルーデニム/裾のロールアップ幅5センチ未満=『Zipper』『spring』『PS』系の子からギャルに波及。
・ ややスリムめのシルエット・ストレッチ素材、またはブーツカット/インディゴ・水色に色落ちしたデニム、わざと腿の部分を色落ちさせたもの/裾のロールアップ幅10センチ前後=『ViVi』『JJ』から『SPUR』『domani』『VERY』など、30代マダムの休日着まで

3月のころとの違いは、
■ 若者、ストリート系に限らず、20代後半〜30代、40代のコンサバ層にまでやや太めのシルエットのジーンズが増えたこと
■ ロールアップした丈が七分、八分、ハーフ丈などとバリエーションが豊富になったこと(クロップトパンツもかなり増えた)
■ ロールアップの幅が全体的に細めになっていること
■ 「女靴=パンプス」がひと段落して、サンダルやスニーカーが増えたこと。サンダルはトングタイプが急増しており、なかにはカラフルでビジョーがたくさん付いたキラキラしたものなどを合わせる30代マダムの姿も!

実は、この「30代マダム」というのが04年春夏のストリートのポイント。TVのワイドショーやここ1年のあいだに続々登場した30代、40代マダム向けファッション誌の影響か、はたまたオシャレに目覚めた娘の影響か。ブルーデニムのロールアップ(またはクロップトパンツ)+ヒールのサンダル(またはトッズ系ドライビングシューズ)や、細身のジーンズのロールアップ+スニーカー+キャップなど、フェミニン系とスポーツ系のそれぞれのトレンド満載のスタイルで、ストリートの若者たちには負けないぞ、とばかりに「トレンド・アディクト」と化したアダルト層が増加。ティアードトップスやブランドのロゴタンク、ロゴTシャツ+白パンツなど、今夏さらに増えそうだ。

また、20歳前後を核とした男の子のフェミニン系ファッション「トーキョー・モード」の台頭に次いで30代のアダルト層のトレンド・アディクト回帰現象が起こるさまは、実は95年のストリートのトレンドと似ている点も興味深い。



■ボリューム化しているもの:
白パンツ、白靴、シャツ羽織り、リュック、オーバーサイズ・パンツの腰履き、ハイウエストで切替えしのあるワンピース、男の子のミリタリースタイル、スワロフスキー付きGジャンなど


■次に注目したいアイテムやスタイル:
麻やガーゼなどやわらかい素材のシャツやジャケット、ポロシャツ、ビーチサンダル、ヒール付きビーチサンダル(!)、アメカジ風ボーダートップス(ボーダーの幅がばらばらでカラフルなもの)、ナンバリングTシャツ、ドローストリングパンツ、ゆるいパーマ・ロングヘア、男の子の後ろ毛ロングヘア、キラキラサンダル、デザイン・ペンダント、横長ショルダーバッグ+外にポケットがたくさんついたバッグなど

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