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定点観測
2005.11.05

#299 | 実施日 : 2005.11.05 | 最高気温 : 21.6 | 最低気温 : 13.4 | 天候 : 快晴

299定点観測・解説


■2005年11月5日(土)実施

ドレスアップ&ドレスダウンアイテム


来月、2005年12月には記念すべき300回めを迎える定点観測。299回目となる11月のカウントアイテムは、男女ともにもうこれ以上は増えないだろう、と思われる「黒ジャケット」とした。

黒ジャケット着用率(=通行者に占める黒ジャケット着用者の3地点平均の割合)は、男性が約12.5%、女性が12.9%と、ともに10月に取りあげたブーツよりも高い数をマーク。今年25年目を迎える定点観測の歴史をもってひとつの仮説を提唱するならば、「トレンド」のボーダーとなるのはそのアイテムやスタイルの着用率が約13%を超えた時点で、これを超えると、たいていのアイテムやスタイルは減少の一途を辿り、次のアイテムやスタイルへと移行するようだ。

過去に取りあげたアイテムを振り返ると、2000年12月の「全身黒コーディネート」、2001年9月の「女性黒着用」、2002年9月の「女性黒トップス着用」、2003年10月「女性黒トップス着用」、そして2004年12月には「男女黒ジャケット」と、2000年以降、「黒いトップス」自体は毎秋冬街行く人に支持される定番中の定番となっていることがわかる。

そこに、ロシアン、ヴィクトリアン、ミリタリーといった今秋冬のトレンドの共通アイテムとも重なり、さらに幅広い層(年齢やトライブ)へと広がっていったのだろう。

着用され方のポイントとしては、女性の場合は、「ストリート系」や「ギャル系」には「ドレスアップ・アイテム」として、「コンサバ系」には+ジーンズ+パンプスで「ドレスダウン・アイテム」として、の大きく2つ。前者は、超ショート丈だったり、金ボタンだったり、後ろが短めのライディングジャケットやパフスリーブなど、デザインにこだわったものが多く、後者は、ベロアやサテン、カシミア混紡、裏地がカラフルなシルクなど、デザイン的には定番のテーラードジャケットだが、素材や仕立てにこだわりが感じられるものが多い。

一方、男性の場合は、若者はほぼ全員が「ドレスアップ・アイテム」。インパクトTシャツの上に重ねた80年代のロックミュージシャン風の着こなしが目立ったなか、黒よりもトラッド感のある紺ブレ(もちろん金ボタン)やグレーのジャケットへシフトする姿も目立った。

余談だが、定点観測をさらに遡ると、1997年9月、少し飛んで1991年7月の「黒トップス」、そして、1990年の10月に「黒づくめファッション」、1982年10月、1981年11月「男女ブラック」となる。ちなみに、1990年10月は「渋カジ」の定番アイテムとなった「紺色ジャケット」を取りあげている。

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