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岡本英子
岡本英子
フリーライター/マーケティング・プランナー

岡本英子氏のブログ
2012-07-06Fri, 06 Jul 2012 22:57:30 +0900

四十九日

イルの四十九日で深大寺に行った。

お坊さんが来て、お経を上げてくれる。
人間のような四十九日をすることに、
家族で意見が二つに分かれた。

イルのことを思い出しては泣いてしまうペットロスのような母は
気持ちを鎮めるために四十九日をやりたいと言った。

イルを自分の弟のように可愛がっていた私の弟は、
動物なんだから、そんなことはしなくていいと反対した。

交わることのない二つの意見を抱えたまま四十九日当日を迎え、
そして母と私の二人が会場である深大寺に向かった。

そこには同時期に四十九日を迎えるペットの飼い主たち約20人が集っていた。
犬、猫、うさぎ、フェレットなど、亡くなった動物は様々だったが、
どの動物達も飼い主の大切な家族であることは確かだった。

小雨が降る深大寺の慰霊塔に、少し若い僧侶が現れた。
人間のそれと同じようにお経を唱え、
「●●家の愛犬、☆☆ちゃん」という風に名前も詠んでくれた。

でも私は、
動物のためにお経を唱えるってどういう気持ちなんだろうな。
職業としてやっているのだろうか。
そんな風に少し斜めな気持ちで僧侶の背中を見つめていた。

お経が終わると僧侶が私たちに説教をしてくれた。
話し始めた僧侶は、なぜか涙ぐんでいて、
声を詰まらせていたので驚いた。

「なんで泣いてるの?」
不思議に思っていると、僧侶は自分が飼っていた犬の話を始めた。

一緒に暮らしていたラブラドールがこの5月に亡くなったこと。
10年以上、一緒に暮らしていて、毎日自分が散歩に連れて行ったこと。
いつも一緒にいた犬が突然いなくなった寂しさが埋められずにいること。
犬も家族であったこと。
自分の犬も近々四十九日を迎えること。
そして、愛犬のために四十九日のお経を唱えるつもりでいること。

仕事として割り切ってやっているんだろうな〜なんて、
斜めに見てごめんなさい。。。

僧侶のお話によると、四十九日を担当する仏様は、薬師如来なのだそう。
薬壺を持ち、病気を治し、安楽を与える仏様なのだとか。
薬壷の中には、体の病、心の病、社会の病を治してしまう薬が入っているそうで、
それを聞いた飼い主達は皆、「うんうん」とうなずいていた。

苦しんで亡くなった子たちも多かったと思う。
本当はもっと長く大好きな家族と一緒に過ごしたかったと思う。
そんな子たちが少しでもラクに、元気に天国にいてくれたらいいなと思った。

Fri, 06 Jul 2012 22:57:30 +0900

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2012-06-17Sun, 17 Jun 2012 00:34:40 +0900

日にち薬

日にち薬という言葉を知った。

つらいこと、かなしいことがあっても、時間が癒してくれる。
時間が経てば、乗り越えられる。

そういう意味の言葉なのだそう。

大好きな人との別れを経験したときや、
ギリギリと悔しい思いをしたときは、
そのつらい、悲しい思いはずっと続くんじゃないかと思う。

でも、今日、明日、明後日と時間が淡々と過ぎていくと、
あんなに悔しかったことや
悲しかった気持ちにとらわれていない自分にふと気付くことがある。

決して忘れるのではなく、
薄れ、和らぎ、癒されていく。
そんな感じ。
凝り固まった気持ちがやわらかくなっていく。
そんな感じだ。

年々、「時間が解決してくれる」
それだけは確かだと思うようになった。

どうしようもなく辛い状況にある人と
全く同じ経験や同じ気持ちを共有するのはとても難しい。
どんなに仲良しだって、共有するのは難しいことがある。

そんな時、
「癒してくれるのは時間しかないと思うんだよ」
と伝えたこともあった。

どんなに愚痴を言ったって、
どんなに素晴らしい本を読んだって、
やけ酒したって、
泣きわめいたって、
つらいものはつらいし、悲しいものは悲しい。

そんな相手に何を言ったって、
言葉が本来持つ意味は軽くなるし、
全く意味をなさないことだってある。

人生に起こる様々な出来事は決して平等ではないかもしれない。
でも、時間だけは平等に流れて行く。

だからこそ「日にち薬」は、誰もが平等に持つことができる最良の薬なのだと思う。

2012-06-04Mon, 04 Jun 2012 00:25:28 +0900

さよなら、ありがとう。

5月9日、愛犬イルが亡くなった。

その日の朝、父と元気よくお散歩に行き、
家に帰ってきてから大好きなボール遊びもして、彼は昼寝をした。
そして、お昼過ぎに痙攣し始め、夕方、息を引き取った。

16歳と1ヶ月だった。

死因は、肝臓の腫瘍が破裂したことによる貧血。
獣医さんには、手の施しようがないと言われ、
病院に運ばれて、たった2時間で息を引き取った。

数ヶ月前に健康診断した時には腫瘍は見つからず、
亡くなる直前まで食欲旺盛で、元気に遊び、本当に本当に元気だった。

実際、亡くなる3日前に実家に帰った私はイルと会い、
「ボールで遊んで!」という彼の要求に応えてボール遊びをした。
老犬とは思えぬ元気さで、私が投げるボールを必死に追いかけ、
ボールをくわえては私の元に走って来て、
「またボールを投げて!」と元気いっぱいに「ワンワン!」と吠えていた。

おじいさん犬とは思えない位、とってもとっても元気だったから、
それが、イルと私の最後の日になるなんて、その日の私は思いもしなかった。
今思えば、あのボール遊びがイルの最後の挨拶だったのかな〜と思う。

思い返せば、10年ほど前、イルは大怪我をした。
土佐犬とグレートデンのミックスに噛まれ、肋骨を3本折る大怪我をした。

大量出血し瀕死の重傷だったのに、奇跡的に一命をとりとめた。
何の因果か、その噛んだ大型犬から血を分けてもらい、
それが彼の命を助ける結果となった。

その時、死んでしまうかもしれないと覚悟した。
でもイルは頑張った。
獣医さんには、「折れた肋骨は元に戻りませんよ」と言われていたのに、
死ぬ日に見たレントゲン写真では折れたままのはずの肋骨が繋がっていた。

本当によく頑張って長生きしてくれたと思う。

だから、一番最後の時には、イルに
「今までありがとう、おつかれさま」と言った。

この1〜2年、怪我の後遺症からか、首を上に上げることができなかったから、
あの世では怪我も、病気もない、一番元気で一番楽しかったときの身体に戻って欲しいと思う。
その元気な身体で元気いっぱい、思う存分楽しく走り回って欲しい。

2012-03-01Thu, 01 Mar 2012 01:34:40 +0900

親切

親切の基準とはなんだろう。

何をもって誰かは誰かを「親切」と感じるのだろう。

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