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東京コレクションレポート_everlasting sprout(エヴァーラスティングスプラウト)
レポート
2008.09.07
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

東京コレクションレポート_everlasting sprout(エヴァーラスティングスプラウト)

技巧的なニットで表現する精神世界

JAPAN FASHION WEEK in TOKYO
2009 Spring/Summer Collection

everlasting sprout(エヴァーラスティングスプラウト) 
9月3日(水)12:00〜@原宿クエストホール


1981年生まれの村松啓市さん、関紀子さんによるブランド。05年春夏の東京コレクションから活動をスタートし、衣装制作、ニット作家としても活動している。

サックスによるコンテンポラリージャズの演奏でショーがスタート。ポエトリーリーディングに合わせて、かぎ針編みの首飾りを付けたモデルがゆったりと歩き始める。

作品はピンクやベージュ、ブルーグレーなどのトーンを落とした淡い色みが中心。裾を絞ったオールインワンや袖を膨らませたカーディガン、ギャザーを寄せたティアードトップスなど、ゆったりとしたドレープ使いのアイテムが揃った。細いコットンの糸を使った、レースのような繊細なニットアイテムも特徴的だ。

さらに今回はプリントも多用。後期印象派の画家ジョルジュ・スーラへのオマージュという点描プリントや、ザリガニやカエル、ケンタウロス、光の結晶などの「土地の神様」をモチーフにしたプリントが至る所に使われており、ロマンティックな少女性を連想させる。

「真夏の暑さを振り切った、暑すぎる中で見えてくる音のない世界を表現しました。一見爽やかに見えて、実は暗いイメージなんです」(村松さん)。

限界を超えたところで初めて見えてくる精神世界を表現したという今回のコレクション。ラストを飾ったのはまるでランプシェードのようなかぎ針編みのショーピース。可憐でイノセント、それでいてどこかシュールな同ブランドの世界観を象徴しているような印象を受けた。

取材・文/『ACROSS』編集部


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