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東京コレクションレポート_利郎(LILANG)
レポート
2008.09.08
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

東京コレクションレポート_利郎(LILANG)

東コレ初の中国人デザイナーが参加。
テーマは、カジュアルなメンズ・ビジネスファッション

JAPAN FASHION WEEK in TOKYO
2009 Spring/Summer Collection

利郎(LILANG) 
9月3日(水)13:00〜@東京ミッドタウン・ホールA


 東京コレクション初の中国人デザイナーのブランドとしても注目された「利郎(LILANG)」のコレクションが、9月3日水曜日、東京ミッドタウン・ホールAにて開催された。

 デザイナーの計文波(Ji Wenbo)さんは、アジアファッション連合会中国委員会理事、中国ファッションデザイナー協会芸術委員会委員などの要職にも就任している中国の重鎮。利郎は、既に中国全土に2,800店舗も展開しており、計さんは運営元である利郎(中国)有限公司のの社長でもある。

 今回発表されたのは、同ブランドのコンセプトでもある、カジュアルなメンズビジネスウエア。黒を基調に、シルバーの刺繍や織り柄が施されたデザインシャツやベルテッドコート、デザインパンツなど、光沢があり、オリエンタルで装飾的なスタイルが披露された。

 「モチーフにしたのは兵馬俑(へいばよう)です」と言うのはデザイナーの計文波さん。歴史の地層を突き抜け、現代文明を身に纏い、国際的なステージに降臨するアジアのビジネス戦士が持つ知性とパワーを表現したそうだ。

 洋服の他には、ビッグサイズの斜めがけバッグやボストンバッグが印象的。他にも、本国では下着やソックス、ハンカチや財布といった小物類も多数展開しており、政府関係者や地方自治体などのエリート層が主なターゲットというから、日本ではタケオキクチやポールスミスなどのビジネスモデルに近いかもしれない。

 2007年にミラノコレクションにも参加した同ブランド。多用された光沢のある素材は、すべて旭化成ベンベルグの再生セルロース繊維「キュプラ」だそうだ。通常、裏地に用いられるこの素材をアウターやスーツなどに用いるなど、色や手触り、耐久性など、世界一の日本の素材に出会い、さまざまなアイテムに転換することで、新しいビジネスファッションを提案している。

 「来日は今回2回目です。日本のアパレル業界や日本のマーケットをもっと研究して、いずれは日本でもショップをオープンしたいですね」と意欲的だ。



取材・文/『ACROSS』編集部


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