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REDIO(レディオ)
レポート
2008.10.03
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

REDIO(レディオ)

1件家をイメージした店内。キッチンや
リビング、ベッドルームなど、コーナー
ごとにテーマを設けてディスプレイを
行っている。
菅沼志乃さんが手がけるレディース
ブランドHOT COCO(ホットココ)。
ポップなデザインが魅力。
ニューヨーク発のブランドBrainWood
(ブラインウッド)のTシャツ。
ブラックカルチャーを感じさせる
デザインが特徴。
ドイツ発のブランドLINARI(リナーリ)
のルームディフューザー各1万2,600円
(税込)。フレグランスやコスメは男性
に人気だそう。
まるでトイレのようなフィッティング
ルーム。
青山通り沿い、現在改築中の紀伊国屋の裏手に、2008年8月23日、セレクトショップ「REDIO(レディオ)」がオープンした。同店のディレクターはEXILE(エグザイル)などのスタイリングを手がけるスタイリストのMASAH(マサ)さん。レディースはスタイリストの菅沼志乃さんが行う。

運営元は、2007年10月設立の株式会社ライフタイムジャパンリミテッド。同社は、2004年にMASAHさんがディレクターを務めるメンズブランドの「COCOA'77(ココアセブンティセブン)」、菅沼さんによるレディースの「HOT COCO(ホットココ)」、同社のデザインチームによるメンズの「THREE3 TO2 FIVE5(スリートゥーファイブ)」という3ブランドを設立し、都心部のセレクトショップを中心に卸をスタート。そして今回、起業時から計画していた小売業態をオープンした。

商品はメンズ7:レディース3の割合で構成。セレクトは、インポートとドメスティックが半々で、合わせて約40ブランドを扱う。米「シュプール」「ペグレグ」「ザ・ハンドレッズ」、レディスウエアの米「ヴァレンタイン」「キャサリン・ホルスタイン」など。ドメスティックではメンズ「ミロック」「シカタ」などを揃え、別注企画も販売する。また、コスメや雑貨、書籍なども販売しており、全体の15%にも及ぶのも特徴だ。

「ショップのコンセプトは“ニューヨーク”。多国籍のミックスされた文化の中でオリジナリティを見いだすような、個性的なファッションを提案して行きたいと思っています。ファッションだけでなくライフスタイル全体のボトムアップのお手伝いをしていきたいですね」(PR・河内宏仁さん)。

43坪の広々とした店内は、一軒の家をイメージしたインテリアで統一。コンクリート打ち放しの壁で、コーナーごとに、リビングやキッチン、バスルーム、トイレなどを模したデザインを施し、什器を配置。ここでも、「ライフスタイルの提案」というコンセプトが表現されている。

ターゲットは30歳前後の男女。20代をストリートカジュアルで過ごし、大人になって「ハイ・ストリート」のファッションを着用するようになった世代である。実際の客層も狙い通り30代前半の男性が中心で、ファッション感度が高く、マーケットに出回っている普通のものに飽きた、個性の強い人が来店しているという。

「青山という場所柄、美容師の方やアパレル関係者も多く、一方で仕事帰りらしきスーツ姿のおしゃれなビジネスマンもいらっしゃいます。オープンからまだ間もないですが、おかげさまで予想を上回る多くのお客様にご来店頂いています。周辺エリアを買い回りをするお客様も少なくないようですし、周辺のショップとの相乗効果も期待しています」(河内さん)。

同店をフラッグシップショップとして位置づけ、今後は、来年に向けて3店舗をオープンする予定。路面店ではなく商業施設のインショップで、都内に1店舗、地方に2店舗を計画しているそうだ。

現在新築中の紀伊国屋の裏手の「裏青山エリア」には、08年3月にオープンしたLA発のセレクトショップ「satine(サティーン)」を始め、08年7月オープンの「A.P.C.(アーペーセー)青山店」、さらに、08年6月には「LOVELESS(ラブレス)」のヘッドコーチを勤めていた吉井雄一氏が手がける「The Contemporary Fix(ザ・コンテンポラリーフィック)」がオープンするなど、今年に入って急激に改変が進んでいる。さらに09年には「REDIO(レディオ)」の隣りの土地に青山学院大学の関連施設が建築される予定で、紀伊国屋のリニューアルオープンすればさらなる人通りの増加が予想される。ファッションエリアとして浸透しつつある「裏青山エリア」は今後さらなる活性化が予想される。


[取材・文/笠原桐子+『ACROSS』編集室]


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