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JAPAN FASHION WEEK in TOKYO 2009_beautiful people
レポート
2009.05.01
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

JAPAN FASHION WEEK in TOKYO 2009_beautiful people

サイジングやシルエットで見せるニュースタンダード

4月10日(金)17:00〜@スパイラルホール

Beautiful people(ビューティフルピープル)は、元COMME des GARCONS(コムデギャルソン)のパタンナーだった熊切秀典さんを中心に、5人の男性からなるデザインチームで構成されるブランドである。
09年2月にはラフォーレ原宿に初の直営店「a starter house for beautiful people(ア スターター ハウス フォー ビューティフル ピープル)」を出店。また、09/SSシーズンからはセレクトショップ「TOMORROWLAND(トゥモローランド)」と、コラボレートした新ブランド「yesterday by beautiful people(イエスタデイ・バイ・ビューティフル・ピープル)」を展開している。

09/10のコレクションテーマは「Ordinary People(オーディナリーピープル)」。 “普通の人々”をテーマに掲げた。

「特別な人なんてそういないし、日常では特別な格好をしていく所もないじゃないですか。もう一度原点に返って、普通に見えるけれど、どこか普通ではないものを突き詰めたい、という思いからこのテーマで作品を作りました」(熊切さん)。

ランウェイの両端に星の形のステージが設置され、その上で外巻きのボブヘアに真っ赤な唇の、ピンナップガールのようなモデルたちがポーズを決める。BGMは明るいジャズで、1950年代風の古き良きアメリカを彷彿とさせる演出だ。これは、デザイナーの熊切さんがYOUTUBEで見た、一般の女の人がマリリン・モンロー風のコスプレで唄っている動画にインスパイアされたものだという。

「特別に個性的な子というわけではないんですが、なぜかすごく魅力的に見えたんです。ふつうの子がコスプレする非日常感や、反対に、コスプレに隠された普通っぽさみたいなものが気になったんです」(熊切さん)。

“大人の女性と5歳児が共有できるサイズの服”をコンセプトにしている同ブランドらしく、アイテムの9割を子どもとシェアできるもので構成。始めに登場したのは、ムートンのダッフルコートを着たキッズモデルで、続いて、同じコートを大人のモデルが着用すると7分袖の大人服へと変わる。他にも、トレンチコートやテーラードジャケット、またシャツワンピースやプリーツスカートなど、ベーシックなアイテムをジャストサイズのきれいなシルエットでモダンに仕上げた。

ショーの中盤では、大人のハイヒールをキッズモデルが履き、一生懸命ウォーキングする微笑ましい演出も。Tシャツやライダースなどカジュアルなアイテムが中心だった先シーズンから一転、トラッドでベーシックなアイテムを発表した。

「おかげさまで売れ行きは好調です。一見ふつうに見える服が、実際に手に取って、着てみた時に現れるいろいろなこだわりが、消費者の皆さん伝わっている証拠だと思うんです。そういった見えにくいこだわりを大切にしながら洋服を作っていきたいですね」(熊切さん)。

オフィスや街など、幅広いオケージョンに対応した汎用性の高いリアルクローズのラインナップを発表した同ブランド。さらに今季からセレクトショップや他アパレル企業と協業してコラボレーションラインを続々と手がけ、購買者の視点やニーズを重視したマーケットインなブランドへと変化しているといえそうだ。

撮影・取材・文/『ACROSS』編集部
Japan Fashion Week
日時:09年3月21日(土)〜3月29日(日)
主催:有限責任中間法人 日本ファッション・ウィーク推進機構
後援:経済産業省、独立行政法人 中小企業基盤整備機構、独立行政法人 日本貿易振興機構、知的財産戦略本部、外務省、文部科学省、国土交通省、東京都、社団法人 日本経済団体連合会、日本商工会議所、東京商工会議所、財団法人 日本アパレル産業協会、財団法人 ファッション産業人材育成機構、日本百貨店協会、社団法人 日本皮革産業連合会


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