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JAPAN FASHION WEEK in TOKYO 2009_Theatre Products
レポート
2009.05.06
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

JAPAN FASHION WEEK in TOKYO 2009_Theatre Products

不況だからこそ、身近なところに潜む<JOY(よろこび)>を見いだしたい

3月23日(月)18:30〜@ラフォーレミュージアム原宿


 デザイン、生産、プレス、営業、など、ファッションを取り巻く課程の全てが「劇場的」である、というコンセプトに活動してきたブランド、「THEATRE PRODUCTS(シアタープロダクツ)」。デビューコレクションから6年目を迎える今回のテーマは、「JOY(よろこび)」だった。

 「家族や友だちや恋人のつながりが、あたりまえのようにあって、息づいているあたたかい室内。・・・そんな快適な室内のイメージからはじまったコレクションです」と言うのは、デザイナーのひとり竹内昭さん。

 ランウエイを囲むように設置された観客席の上には、柔らかいランプがいくつも連なり、さながら細長いダイニングテーブルのよう。赤いチェックが新鮮なツィードのジャケットとクラシックなスカートをはじめ、左右編み地が異なるジャカード織りのニットカーディガンはペルー風の連続柄が暖かい印象。大中小のヒョウ柄が混じり合って迷彩柄風にみえるトレンチコートや一見やぼったい黄土色のレザーブルゾン、カフェモカのような土色のケープ、背中合わせでラベンダーとベージュ、キャメルが絶妙なバランスのワンピースなど、ディテールにほっこりさせるデザインが配され、会場はやさしい雰囲気に包まれた。

 起用された音楽も全面ソフトロックで、通常のモデルに加え、小さな女の子や往年の女性もランウエイを行き交う演出は、現代社会における人間関係を表しているという。

 また、大きなリュックやスポーツバッグをはじめ、アウトドアでも活用できそうなショルダーバッグ、ふだんも活躍しとうなべっ甲風の柄がかわいいビニールのトートバッグ、エレガントでエロティックな雰囲気が漂う赤いクラッチバッグ、ソックスやレギンスとお揃いの柄がプリントされた靴や、足首をマークしたソックス+パンプスなど愉しい小物類も豊富。

「新たなチャレンジとしてアクセサリー類をたくさんつくりました」とデザイナーの中西妙佳さん。

「不況だからこそ、ふだん何気ない、身の回りの人間関係に価値を見い出したかった」(竹内さん)という思いは、特に同ブランドならではオリジナルのテキスタイルやニットに注力されていた。

 70年代風の色や素材を、ドロップショルダーのやや大きめのトップスにウエストマークという80年代風のシルエットに昇華。小物類に遊び心を宿らせた、特別なことも、そうでないことも、含んだよろこび、<JOY(愉しい)>コレクションとなっていた。

撮影・取材・文/『ACROSS』編集部
Japan Fashion Week
日時:09年3月21日(土)〜3月29日(日)
主催:有限責任中間法人 日本ファッション・ウィーク推進機構
後援:経済産業省、独立行政法人 中小企業基盤整備機構、独立行政法人 日本貿易振興機構、知的財産戦略本部、外務省、文部科学省、国土交通省、東京都、社団法人 日本経済団体連合会、日本商工会議所、東京商工会議所、財団法人 日本アパレル産業協会、財団法人 ファッション産業人材育成機構、日本百貨店協会、社団法人 日本皮革産業連合会


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