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monster in my daydream(モンスター イン マイ デイドリーム)
レポート
2009.06.11
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

monster in my daydream(モンスター イン マイ デイドリーム)

“かわいいけれどクセがある”こだわりを詰め込んだ個人オーナー系セレクトショップ

cikolata(チコラータ)のハンドメイドの
ぬいぐるみ。かごバッグも同店の人気商品。
ヨーロッパの古いアパートをイメージした
店内。アンティークのインテリアが重厚な
雰囲気を醸し出している。
商品はすべてドメスティックブランドで
構成。古着ではスリーパー型ワンピース
が充実している。
売れ筋はayame(あやめ)
KIWANDA(キワンダ)のソックス。
メンズサイズも扱っている。
usedの缶バッジは315円〜。ユニークな
柄のものを集めている。
オーナーの田島あゆみさん。
恵比寿駅から徒歩約10分、明治通り沿いにある渋谷橋郵便局の隣のビルに、2009年3月3日、セレクトショップ「monster in my daydream(モンスター イン マイ デイドリーム)」がオープンした。

オーナーで、バイイングから販売まですべてを手掛けるのは田島あゆみさん。田島さんは、大学の被服学科を97年に卒業後、衣料卸売問屋での営業や仕入、劇団の衣装制作アシスタント等を経験。その後、2006年9月、スタイリストの石井なお子さんがディレクターを務める恵比寿のセレクトショップ「naughty(ノゥティー)」に入社。当初は店を構えるという将来像は描いていなかったが、販売、バイイング、オリジナル商品の生産管理といった幅広い経験を積んだことや、石井さんが情熱を持って好きなものをとことん集める姿勢に影響を受け、独立を決意。2008年10月に退職し、ショップをオープンした。

「monster in my daydream」という店名は、ショップのコンセプトをそのまま表したもの。万人に共感されるよりも、わかる人にはわかる、かわいいなかに個性的だったりひとクセあったりするものをセレクトしており、そういったテイストを、怖いけれどどこか愛嬌のある「モンスター」という言葉で表現したそうだ。

「自分の好きなものを追求するショップです。ふつうなら気づかないかもしれない、細かなディテールや、デザイナーのこだわりが表れている部分を見つけて喜ぶような方に、共感していただけるようなものを揃えました」(オーナー・田島あゆみさん)。

商品はすべてレディースで新品が8割、古着が2割。ワンピースを中心に、パンツ、Tシャツ、靴下、靴、アクセサリー、缶バッジ等の雑貨を扱っている。価格帯は、ワンピース2〜3万円、パンツ1万円〜、アクセサリー1万円〜、雑貨500〜2,000円。取扱ブランドは、「KIWANDA(キワンダ)」「Deneb(デネブ)」「ayame(あやめ)」「JUCO.(ジュコ)」「bedsidedrama(ベッドサイドドラマ)」「polkadot soielle (ポルカドット ソワーユ)等すべてドメスティックブランドで構成している。田島さんがコンセプトに共感し、ディテールにまでこだわりを持つブランドをセレクトしているそうだ。

内装は、ヨーロッパの古いアパートをイメージ。床を黒い板張りに改装し、重厚な木製棚や一人掛けのソファーといったアンティークの什器を配置する等、こだわりが随所に表れた空間だ。

「一見分かりにくい場所ですが、同じビルに雑貨店が入っていますし、明治通りからの集客も見込めます。naughty(ノウティー)時代から感じていたのですが、恵比寿に来街する方は、点在する店を回遊してショッピングをするケースが多いので、隠れ家的なショップにも足を運んでもらえるのでは、という期待もありました」(田島さん)。

ターゲットは20代後半〜30代。流行ではなく、自分が好きだと思うものを選ぶ好奇心旺盛な人に向けている。客層は、9割が女性で、OLや学生、アパレル関係、スタイリスト等とさまざま。ブログを見て来店する人も多いという。平日には近隣の企業につとめるOLが昼休みや会社帰りに立ち寄るほか、週末には地方から訪れる客も増える。また、地方に住んでいて店に来られない人や、ブランド指定で商品を探す人等を取り込むため、ネット通販も行っている。

以前幣サイトで紹介した、千駄ヶ谷のnoitisnart(ノイティスナート)や、代々木上原のDELTA(デルタ)THE M.B(ザ・エムビー)、広尾のBlason de Terre(ブラゾン・ドゥ・テール)などのように、08年あたりから、30歳前後の個人オーナーが独立してショップをオープンするケースが少しづつ増えている。こういった個人オーナー系ショップは、商店街や住宅街など、比較的家賃が安い駅から少し離れた場所に出店するケースが多い。

06年以降、都心部では、若者の間でもアクセスがよくて利便性の高い駅ビルやファッションビル、インタ−ネットなどで買い物をする“ファッションのユビキタス化”が高まっており、点在するショップを回遊して買い物をする志向はここ数年衰退していたが、実はその裏で、このように回遊型のショッピングをする人たちも少なくない。

今後はワークショップや企画展も行い、ものを売るだけではない、人と人とがつながるコミュニティ作りの場所にしていく予定だそうだ。

[取材・文/緒方 麻希子(フリーライター)+『ACROSS』編集部]
monster in my daydream (モンスター イン マイ デイドリーム)

住所:東京都渋谷区広尾1-3-16 東陽ビル1F
TEL:03-5422-9264
営業時間:12:00〜20:00
水曜定休



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