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GLASS GALLERY 291(グラスギャラリー ニーキュウイチ)
レポート
2009.06.09
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

GLASS GALLERY 291(グラスギャラリー ニーキュウイチ)

福井県産純国産メガネフレームのコンセプトショップが南青山にオープン

独自の認定機関により選出される
産地統一ブランド「THE291」。
まるでサロンのような雰囲気の
フィッティングルーム。
今春「GLOSS銀座店」を出店した
ボストンクラブも、鯖江のメーカーだ。
フレームのオーダーメイドは5万2,500円〜。
鯖江工芸の「独創 竹豊」シリーズでは、
白檀で作った350万円の商品も。
ファッショントレンドとして80年代リバイバルが進むなか、80年代風の野暮ったさをプラスするアイテムとして人気なのが「ウェリントンタイプ」の黒ブチメガネや、ポップなカラーフレームのデカメガネ。ファッションアイテムとしても浸透しているメガネだが、実は、メガネフレームの国内生産シェア約90%以上、世界の約20%以上を、福井県の鯖江(さばえ)市が占めているということは、あまり知られていない。鯖江市は高い品質が世界的にも評価されており、高いデザイン力とブランド力を持つイタリアと、低コスト・大量生産を得意とする中国とともに、世界三大産地の一つなのである。

そんな鯖江で生産されたメガネフレームが一堂に揃う「GLASS GALLERY 291(グラスギャラリー ニーキュウイチ)」が08年11月南青山にオープンした。場所は、表参道の交差点から約徒歩3分。人気洋菓子店「キルフェボン」手前の路地を入った突き当たりにある。運営元は、社団法人福井県眼鏡協会。同店では、都内に直営店を構える体力がないメーカーが出店料を支払って商品を委託し、その販売・小売仲介を請け負っている。

その目的は、安心・安全・感動を与えるメガネを一般消費者に提案・販売すること、国産メガネのショールームとして小売業者へアプローチすることだ。同店は、中国産等の安価なフレームや、低額でのセット販売を行うチェーン店に押されるなか、福井県が持つ高い技術や品質、サービスを提供していることをアピールするためのコンセプトショップという位置づけとなる。

取り扱うのは、鯖江に根ざす、オリエント眼鏡鯖江工芸ボストンクラブ長井などのメーカー15社54ブランドのフレームが約1,700点。ジュラルミンやチタン素材のメタルフレーム、アセテートやセルロイド素材のセルフレーム、金枠といったベーシックなものを中心に、銘木製や銘竹製、グラフィックデザイナーとコラボレーションしたものなど珍しいアイテムも充実している。価格帯は、セルフレーム1万5,750円〜、メタルフレーム2万3,100円〜。レンズを入れた平均価格は、3万〜4万5,000円程度。また、フレームのオーダーメイドも行っている(5万2,500円〜)。なかには、素材に白檀を使用しすべて手作業で仕上げたという350万円のフレームもある。

「ターゲットは、本物志向で欲しいものには投資を惜しまない老若男女です」というのは同店副店長の緒方盛夫さん。

実際に来店するのは、30〜50代の来店が多く、男女比は6:4。平日の仕事帰りに下見をし、週末にゆっくり買い物に来る顧客も多いという。求める要素が年代別に異なるのもメガネならではの面白さだ。

「50〜60代は、かけ心地や作りを重視し、20代〜30代はデザインを重視されているようです。店内でいろいろなフレームを試着して選んで頂いています」(緒方さん)。

店舗は約148平米で白を基調とした明るい空間。余計な装飾をせず落ち着いた雰囲気を大切にしたという洗練された店内には、測定室やヘアサロンのような全身鏡付きのフィッティングスペースも完備。ゆとりある空間に、ブランドごとに色とりどりのフレームが並べられている。内装は、高田賢三邸や「YOSHIE INABA」の店舗等を手掛けた福井県出身・在住のインテリア・建築デザイナー大塚孝博さんが手掛けたそうだ。

また、同店では、イベント等の活動にも注力しており、3月からはワークショップ、「めがね糸のこ教室」をスタート。これは、福井から迎えた職人の指導のもと、材料のプラスチック板(生地)を糸のこで削って自作のオリジナルフレームを作るという珍しいイベントだ。また、東京コレクションでヘアショーに商品を提供するほか、小売業者向けの展示会なども積極的に開催する。また、同じ青山にある福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」とは、相互で認知度を高める協力もしているそうだ。

「接客を重ねてわかったことは、福井が世界的なメガネ産地だということが、一般的にはまだまだ認知が薄いということ。国産だからできること、国産にしかできないことを追求して、福井県産メガネの質の高さをアピールして定着させられるよう、今後もさまざまな取組みを行う予定です。ここは、福井でメガネを作る各メーカーの思いを背負った場所でもあるんです」(緒方さん)。

販売やイベント等の対外的な活動だけでなく、福井県の各メーカーに情報提供と意識改革を促すという、生活者とのコミュニケーションの拠点となる役割も担っている。

OEM(受託生産)も多く手掛け、確かな技術力と高品質な商品を提供できる鯖江のフレームメーカーだが、デザイン・企画力の強化というソフト面での課題もあり、現在産地一丸となって改革を行っている最中だという。

「トレンド発信地の青山で得られること、お客様からのご意見や、どのメーカーのどの商品が売れたのかといったデータを、眼鏡協会を通じて各メーカーにフィードバックしています。情報を共有することで、メーカー全体の意識改革やデザイン・企画力の向上を目指します」(緒方さん)。

同協会では、デザインやクオリティに一定の基準を設定し、基準をクリアした商品をオリジナルの産地統一ブランド「THE 291」として展開するなど、様々な方法でメーカーの支援を進めている。小規模のメーカーを1つに束ね、市場発想の商品開発を可能にする同店のような取組みが、今後の地域産業活性化のカギを握る。

[取材・文/緒方 麻希子(フリーライター)+ACROSS編集部]
眼鏡修理無料キャンペーンのお知らせ

同店では眼鏡産地だからこそできる眼鏡ユーザーのためのキャンペーンとして、
6月13日〜7月31日迄の期間、
眼鏡修理無料受付フェア(http://www.gg291.com/repair/index.html)を実施する。

産地だからこそできる、社会的貢献を重視したフェアとして
公官庁の後押しがあって実現した後にも先にもないイベント。

「GLASS GALLERY 291」以外で購入した、海外製品でも日本製品でも修理可能で、
対象は、金属の眼鏡、プラスチックの眼鏡等。
鯖江の職人による高い技術のもと通常7,560円〜の山折れ・リム折れなどの修理が無料
ということなので、ぜひこの機会をお見逃しなく!

≪修理できる眼鏡枠≫
メタルフレーム (ロー離れなど:通常2,730円〜)
セルフレーム (丁番修理など:通常2,730円〜)
コンビネーションフレーム

≪修理受付一例≫
パット交換(通常4,200円〜)
再メッキ(通常4,200円〜)
新規仕上げ
眼鏡枠のフチの破損
ロー離れ(通常2,730円〜)

※べっ甲、水牛、金等でできたメガネは対象外となります。

詳細は、こちら↓からご確認ください。
http://www.gg291.com/repair/index.html
●修理イメージ
セルフレーム ブリッジ破損修理
●修理イメージ
セルフレーム パット交換修理
GLASS GALLERY 291(グラスギャラリー ニーキュウイチ)

〒107-0062
東京都港区南青山3-18-5 モンテプラザ南青山
Tel:03-6459-2912
Fax:03-6459-2913
営業時間:11:00〜20:00
定休日:無(12月31日〜翌年1月4日まで休み)
e-mail:gg291@gg291.com


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