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galaxxxy mixer(ギャラクシーミキサー)
レポート
2010.06.19
この記事のカテゴリー |  カルチャー | 

galaxxxy mixer(ギャラクシーミキサー)

人気ブランドgalaxxxy(ギャラクシー)が10代を対象としたノンアルコールイベントを開催

店内奥の「galaxxxy in Hi-Fi Boxxx」は
10平米ほどの隠れ家的なスペース。
ダンスを楽しむ人や、iphoneを片手に
twitterでつぶやきながら参加する人々
などさまざま。イベントの中盤になると
かけ声が飛ぶほどの盛り上がりぶり。
イベントの様子はU streamで生中継。
去る6月12日に行われたイベントの
模様は
こちらでご覧頂けます。
galaxxxy in Hi-Fiの店内。オープンを
記念して『世界の終りのgalaxxxy』と
題した西島大介さんの展覧会を開催した。
店内のいたる所にイラストやデザインの
原画が展示されている。
ファッションアイテムの他にレコードや
CD、書籍なども販売。
「音楽やアートなどのカルチャーの
発信地となることも目指しています」
(荒井豪さん)。
《インタビュー》
オールナイトは体力的にキツいので
夕方のイベントは嬉しいです。
右:29歳/女性/保険師
左:20歳/女性/フリーター(銭湯)
《インタビュー》
twitterでこのイベントを知って来ました。
趣味で同人誌やアニソンのコンピレーション
アルバムを作っています。
右:19歳/男性/大学生(社会学)
左:30歳/男性/会社員(編集)
 08年あたりから、ストリートで急浮している、派手で個性的な80〜90年代ファッションを牽引するショップ「galaxxxy(ギャラクシー)」(渋谷区道玄坂)。派手なプリントや色使いが特徴で、アニメキャラクターや気鋭のクリエーターとのコラボアイテムなどが人気だ。4月29日、同店の新コンセプトショップ「galaxxxy in Hi-Fi(ギャラクシーインハイファイ)」が、渋谷区円山町にオープンした。運営元は、「Jassie(ジャッシー)」などの109系ブランドを展開するジョー・インターナショナル。

 08年3月からギャラクシーの近くで営業していたメンズショップ「galaxxxy Discotheque(ギャラクシー ディスコティーク)」の移転をきっかけに、もともとプレスルームとして利用していた3階建て建物の1フロアをギャラリー兼ショップとして改装。商品はオリジナルのほか、アメリカやロンドンから仕入れたセレクトのブランドやリメイクラインなども扱っている。衣類、アクセサリー以外にも、レコードやCD、書籍なども扱っており、品揃えは幅広い。

 オープン時には『世界の終りのgalaxxxy』と称した西島大介さんの展覧会を開催。店内中央には、漫画家・西島さんの作品やコラボ商品を集めたコーナーを設置。イラスト入りのTシャツや缶バッヂ、著書を販売し、漫画キャラクターのオブジェや原画を展示している。

 「せっかくコラボをするのだから、漫画家さんやクリエーターさんの作品についてもきちんと知って欲しい。同店では、ファッションだけでなく、音楽やアートなどのカルチャーの発信地となることも目指しています」(プランナー・荒井豪さん)。

 さらに、今回の移転リニューアルに伴い、店舗の奥に約10平米ほどのイベントスペース「galaxxxy in Hi Fi boxxx(ギャラクシーインハイファイボックス)」をオープン。6月からほぼ定期的にイベント「galaxxxy mixer(ギャラクシーミキサー)」を開催している。特筆すべきなのは、通常のクラブイベントと異なり、完全無料でノンアルコール・ノンスモーキングのため、未成年者でも入場できる点である。

 同店ではこれまでも渋谷の「TRUMP ROOM(トランプルーム)」や「LE FABRIQUE.(ラ・ファブリック)」、恵比寿の「ENJOY HOUSE(エンジョイハウス)」などで半年に1回ペースでクラブイベントを主催してきたが、その際、「未成年でも入れますか?」という問い合わせが非常に多かったという。そもそもギャラクシーの客層は10代の学生が多いのにもかかわらず、IDチェックが厳しいクラブイベントでは未成年者は入場不可になってしまうという悩みが背景にあったのだ。

 そんな時、スタッフがtwitter(ツイッター)を通じて、「高校生限定のクラブイベントmixer(ミキサー)がアメリカで流行っている」という情報をキャッチ。通りから奥まった場所にある同店を知ってもらうためにも好都合であったことから、店内のイベントスペースで同イベントを開催することになった。時間帯は17時頃の夕方から22時頃までで終電までには終了。学生でも足を運びやすいよう入場無料で、アルコール類の持ち込みは不可だが、ソフトドリンクは持ち込み自由というシステムになっている。告知はHPやブログ、Twitterを活用し、イベントの様子は動画共有サービス「Ustream(ユーストリーム)」でライブ中継される。出演DJのブッキングは、主に荒井さんが担当している。

 さらに、若年層のエンドユーザーを獲得したいと考えていた音楽機器メーカーFOSTEX(フォステクス)がこのイベントに素早く着目し、DJ機材やヘッドホンを提供。6月10日からは、USBフラッシュメモリなど、レコードやCD以外の音楽メディアでもDJができるパイオニアの新機種「CDJ350」を導入した。

 「『どこか面白いところで遊びたい』という若い子たちがクラブ入門編としてウチへ来て、気に入ったDJがいたら『今度はどのクラブで回すんだろう?観に行ってみよう』って次の行動を起こす。そうやって、クラブや音楽を好きになるきっかけを見つけて、遊び場をどんどん広げていく間口になればと思っているんです」(荒井さん)。

 去る6月12日(土)に行われた「galaxxxy mixer・inuみくすMIXER」に参加してみた。この日はアニソンや特撮音楽を中心にした選曲が中心。夕方6時のオープンから人が集まり始め、7時には会場がいっぱいになるほどの混雑ぶり。男女比は6:4で、10代〜40代まで幅広い年齢の来場者で賑わっていた。

 来場者にインタビューしてみると、「オールナイトのイベントは体力的にキツいので、終電で帰れる時間帯なら気軽に来られて嬉しい」(29歳・女性・保険師)。「学生なので無料で入れるのが嬉しいし、アパレルのショップで隠れ家的にやっている感じが部室っぽくて楽しい」(19歳・男性・大学1年生)などという意見が聞かれた。なかには、「DJに興味があって、携帯をガマンする代わりにターンテーブルを買ってもらったんです。クラブには行ったことがなかったけれど、ここならOKと親に了解をもらって父親と来ました」という18歳の男性高校生もいて、狙い通り、90年代生まれの若者たちにクラブカルチャーに触れるきっかけとなっている様子が伺えた。また、HPやtwitter(ツイッター)で知って初めて来てみた、という人も少なくなく、新規顧客の獲得にもつながっているようだった。

 09年以降、いたるところでトークショーやワークショップなどのイベントが開催されているが、その背景には、ただものを消費するだけでなく、どこかに出かけて学んだり体験したり、第三者とコミュニケーションを取ることに消費者の関心が移ってきている事があるだろう。近年のSNSやメール、twitter、Uストリームなどが浸透しバーチャルなコミュニケーションが主流になってきている一方で、その先にあるリアルなコミュニケーションを欲しているという心理もあるのかもしれない。

 同店では今後、DJの講習会も予定しているそうで、アラウンド90年代生まれの若者たちに音楽やカルチャーの楽しみを教えていく、こういった活動を盛り込んだイベントは、今後さらに盛んになっていくのではないだろうか。

「最近はCDを買わない人が増えていますが、90年代生まれの若者も音楽との接し方は基本的に変わらない気がします。音楽を聴く前提でクラブに行きたい、という思いがあるのなら、きちんと大人が教えてあげないと。偉そうに啓蒙するのではなく、一緒に楽しもうよ!という気持ちで背中をそっと押してあげたいですね」(荒井さん)。

[取材・文/皆川夕美(フリーライター)+ACROSS編集部]

galaxxxy in Hi-Fi(ギャラクシーインハイファイ)

●〒150-0044 東京都渋谷区円山町10-18
●TEL:03-5728-2885
●営業時間
◎11:00〜20:00


大きな地図で見る

■galaxxxy mixerイベントスケジュール

6/5(sat)18:00〜22:00 “AudioTechie”

DJ’s:tomad(maltine record)/Eyori(TUBO CAFE)/loco2kit
&more

★PCDJやiPhoneDJ等、クールなオーディオテッキー特集!!!!きっぷるちゃんカモン!
6/8(tue)17:00〜20:00 ”===”祭

DJ’z:DIYZ/moji8freah!/loco2kit

スペシャルゲスト:DJブギーポップ
★galaxxxyの===の為の===祭り。===に関しましては当日ついったーで公表いたします!スペシャルゲストDJに===もびっくりのDJブギーポップさん登場!
6/12(sat)18:00〜22:00 “inuみくすMIXER”

DJ’z:いぬ(日本編集音楽協会)/ニッチakaMIHARA/loco2kit

★最新アニメ見続けるをアニソンエディットサイエンティストいぬと、アニソンから特撮まで幅広い選曲でフロアをロックするニッチ(MIHARA名義でのブレイクビーツ諸作の評価も高いがニッチの前ではそれも無力だ)が、アニソン×DJの極みを披露!
6/20(sun)18:00〜22:00 “J-MIXER”

DJ’z:tonya harding/moteci/JxAxGxUxAxR &more

★J-POPに特化したDJMIXを聴かせるDJズ、日本語で↑↑↑!!!


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