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コリデパ
レポート
2012.10.12
この記事のカテゴリー |  美容・健康 | 

コリデパ

格安で韓国コスメが買える人気通販サイト「コリアデパート」が
自由に商品を試せる無料ラウンジを出店@新大久保

平日は仕事帰りのOLがひとりで、休日は新大久保観光に来た友達連れ4〜5人で来店するケースも多いそう。
「コリアナ セニテ」のセットは、ビタミンC コラーゲン パウダー エッセンス 4個、トリートメントクリーム 1個、トリートメントアイゲルマスク 4枚で、8,070円というお得感。さらに現品の選べるおまけもついてくるというから驚きだ。
中央にはメイクアップ商品が並ぶ。マニキュアは250円前後から揃う、店内でも最安値の商品だそう。なお、通販サイト「コリアデパート」では随時セールやおまけのサービスを行っているため、店頭での表示価格より安く購入できることも多いとか。
美脚にこだわる韓国でブレイクしているというのが、この脚用メイク商品。色むらをなくし、ラメが脚を細くきれいに見せてくれると人気。
店内には洗面台が設置されている。店内のサンプルを使用し、クレンジング〜スキンケア〜メイクまでフルで試す人もいるそう。
コスメ商品は、ブランド別ではなく「クレンジング」「スキンケア」「季節商品」「人気商品」等、棚ごとに分かれており、アイテムでの比較検討もしやすい。
韓流ファンの聖地として有名な、東京のコリアンタウン・新大久保。韓流グッズや韓国グルメを楽しみに来た人の出発地点となるJR新大久保駅前から路地を入ったほど近くに、韓国コスメ等が無料で試せる、会員専用ラウンジ「コリデパ」がある(オープン:2011年11月10日)。母体は、韓国コスメや洋服を扱う通販サイト「コリアデパート」だ。実はこの「コリデパ」、幣サイトが某コスメメーカーと行っている共同研究のインタビューで、実際に「コリデパ」を訪れ、そこで試した商品を「コリアデパート」で購入したという人に出会ったことから、今回取材することにした。

「コリアデパート」は、韓国・釜山に本社を置く「ALLKOREA Inc.」が2000年から運営する老舗の通販サイト。日本人をターゲットにした日本語表記のサイトで、会員6万人以上に上る人気通販サイトだ。スタート時は韓国のDVDやCD、食品がメインだったが、2000年代半ばに韓国コスメを扱うようになり、人気が拡大。近年はアパレルにも力を入れており、自社ブランドも展開している。人気の理由は、業界随一という13万点以上の豊かな商品数と、安さ。メーカーとの直接取引で、韓国から購入者に直送することで関税もかからないため、通常日本で販売されている価格の半額程度で販売できるのだという。

「コリデパ」に揃う商品は、「コリアデパート」で扱うコスメと、靴・バッグ等のファッションアイテム。同店最大の特徴は、自由に商品を試すことはできるが、販売は一切しておらずあくまでも、ショールームにとどめていること。日本の店頭で販売するとなると、関税の関係で現地価格を維持することができず、サービスの質を落とすというのがその理由である。

コンセプトは、大人の女性の遊び場。入店や試用は無料だが、利用できるのは会員登録をした女性限定で、2時間制/回。会員登録も無料で、店舗はもちろん「コリアデパート」サイト上でも可能だ。無料ドリンクも提供しており、ソファや椅子で寛いだり、ゆっくり商品を試したりできる、まさにラウンジのような空間である。

同社初のショールームとなる「コリデパ」オープンのきっかけは、「種類が多くてサイト上では商品選びが難しい」「実際に試してから買いたい」という客の要望が多く寄せられるようになったからだという。

「おかげさまで、ネット通販の『コリアデパート』は今年12周年を迎えました。『コリデパ』オープンの背景には、それを支えて下さった顧客に感謝の気持ちを表したいという社長の思いがあり、顧客様へのサービスの場所に徹底しています。店内では、お客様から商品やハングル表記についてなどの質問を受ければもちろんアドバイスはしますが、基本的には自由に過ごして頂いています」(コリデパ/金 志妍さん)

物件は、賑やかな新大久保エリアのなかでも、韓流グッズやコスメなどの専門店や韓国料理の店が軒を連ねる繁華街とは逆方向。あえて静かな立地を探したそうだ。店舗構成は、1階がコスメフロア、2階がバッグと靴のファッションフロア。グレーが基調の内装は、アーバンなカフェをイメージした。1階には洗面設備を完備しており、なかにはその場でメイクをすべて落として、アドバイスを求めつついちからサンプルを試す人や、端から端までくまなく商品を試す人もいるという。客が自由に商品を試し、気に入った商品の品番をメモしたり、QRコードからその場でケータイ・スマートフォンで商品情報をさらに調べたりするというのが、他には無い光景だろう。
 
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自社ブランド「All Korea31(オールコリア31)」の靴はデザインも豊富。右上のラグジュアリーなラメパンプスは4,750円。
2階はファッションフロア。グレーで統一した壁や床は、あえてムラのある仕上がりに。時間が経つほどにヴィンテージ感が出る韓国で流行中の手法だという。
「Suze La Rousse(シーズラズール)」の天然牛革バッグは、12,150円。
ファッションアイテムは小物が中心。色柄が豊富な自社ブランド「All Korea31(オールコリア31)」のスパッツは1,500円前後。
「お土産に何か買っていきたい」という客の声に応え、カタツムリ成分が入った人気商品「ジャミンギョン」のクレマカコールのみ店頭販売している。
日本在住歴約10年という店長の金志妍さん。商品知識はもちろん、日本語も堪能なため気軽に相談ができる。
「コリデパ」は新大久保駅から徒歩1分という好立地。繁華街とは反対側にあるため、落ち着いた雰囲気で商品が試せる。
「コリデパ」に並ぶ韓国コスメは、約50ブランド、約600種類で、新大久保の中でもダントツの品揃え。金さんによると、韓国では基本的にメイクよりも、落としたあとのスッピンの素肌がきれいであることが重要視される文化で、中高生から美白やエイジングを意識した基礎化粧品を使うのが当たり前という。そのような背景から、韓国はスキンケアを中心としたブランドが多く、商品も豊富。おススメは、韓国でブレイク中の「ウォーターマックス アクアジェルクリーム」(MIZON/ミズオン、1,350円)や、まだ韓国以外に流通していない「ポリネシアン インテンシブクリーム」(コリアナ セニテ、2,970円)など。日本ではまだ見られない、韓国の最新トレンドが分かるのも「コリデパ」ならではの強みだという。

ファッションアイテムは、「Suze La Rousse(シーズラズール)」のバッグや、自社ブランドの「All Korea31(オールコリア31)」のレギンスやスカーフ、靴などを扱う。通販サイト上での価格帯は、コスメは1,000円前後が中心で、200円程度のものから1万円以上のものまで幅広い。バッグは3,000円程度、レギンスやスカーフは1,500円程度が中心

また、韓国で現地のコスメショップで買い物をすると大量のサンプルが貰えるが、このような“オマケ文化”が定着している韓国ならではといえるサービスが、サンプル品や廃番になったバッグ、靴などを訪れた客に無料でサプライズ・プレゼントしていること。配布はHPで事前告知するときもあれば、告知せず突然プレゼントすることもあるそうだ。

「お客様には、本当に貰っていいんですか?とたいへん驚かれますが、これも顧客サービスの一環です」(金さん)

また、2階はフロアに段差をつけてステージを設けており、ちょっとしたイベントホールとしても使えるようになっている。今後は、カルチャー発信もしていきたいと、メイク講座や韓国語講座、ダンス講座等を開始予定。参加はもちろん無料だ(完全予約制)。

客層は、「コリアデパート」の会員が大半で、10代〜60代まで来店するが、中心は30代〜40代。東京や神奈川などの近郊はもちろん、大阪や福岡、沖縄など地方からも東京観光の目的地のひとつとして来店することもあるという。なかには、韓国旅行に行く前に下調べをしに来る客の姿もある。

「お客様からは、自由に見られる、気軽にアドバイスが聞けるのが良い、買い物途中に休憩できるなど、反響をいただいています。店頭では販売しないので、お客様もプレッシャーを感じず、気楽に滞在して頂けるようです」(金さん)

韓国コスメは、2009年にBBクリームが日本でも大ブレイク。その後、「ミシャ」「スキンフード」「エチュードハウス」が日本に上陸するなど、ブームを超えすっかりマス化した。韓国コスメは10代〜50代の幅広い世代に浸透しているが、その理由は、安価な価格と、価格以上の機能性、そしてラインナップの豊富さにある。日本のドラッグストアで化粧品を買うなら、同じ価格帯で韓国の高機能な商品を買いたいというわけださらに、もともと韓方(漢方)のイメージを押し出した商品が多い韓国コスメブランドだが、素肌の美しさ=肌へのやさしさを追求した結果、近年は自然派志向も高まっているという。日本でもオーガニックコスメが注目されるなか、消費者ニーズにもマッチしているといえるだろう。

「コリアデパート」は今年、販路を拡大すべく英語版サイトも開設。ショールームとなる「コリデパ」を、台湾やシンガポールにも出店したいと意欲的で、この日本でのブームがアジア〜世界に拡大するか、その動向が注目される。

【取材・文:フリーライター/緒方麻希子+『ACROSS』編集部】

コリデパ

住所 : 東京都新宿百人町1-11-25 ユリビル
営業時間: AM11:00〜PM7:00
営業日: 火〜日曜日(月曜定休)
連絡先 : 080-7065-9545


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