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VERSUS EXHIBITION 02

VERSUS EXHIBITION 02

レポート
カルチャー
2003.03.07
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それぞれの個性を生かして新しい世界を創造するのは、
コラボレーションではなく「対決」だ!

サブカルチャーとハイカルチャーの垣根が完全に取り払われた、といわれて久しいなか、もっとも「時代の気分」やスピード感を表現しているグラフィックやイラストといった分野においても国内外の温度差がない。そのことを再認識させてくれるのが、今回紹介する展覧会「VERSUS EXHIBITION 02」である。

企画するのは中目黒のフリースペース「DEPOT」。2組のアーティストが互いの作品を交換し「対決=VERSUS」する、業界内外でも話題のユニークなアート企画だ。01年に開催されたシリーズ第1弾は、大御所vs若手アーティストの「対決」だったが、第2弾となる本展は、UK vs JAPAN。「VERSUS EXHIBITION 02」と題して全作品をパルコミュージアムに集結したというわけだ。

表現方法は相手の作品に自らの表現を加える「リミックス」。共同作業という意味の「コラボレーション」ではない。リミックスという手法で“闘う”ことで、各アーティストの個性がより際立ち、新たな世界を生み出すというわけだ。

「対決」は、DEREK RIGGS vs SKATETHING、JASPER GOODALL vs 蜷川実花、KATE GIBB vs 井口弘史、NEW STENCH vs 若野桂、など全7試合。感覚的・時期的に「イケてる」作家を選んだのだそうだ。

レセプションでは、BASEMENT JAXXのアルバムジャケットも手掛けるデザインユニットNEW STENCHと、NIKE広告やAIBOのプロダクト・デザインなどで幅広く活躍する、若野桂によるライブペインティングが行われるなど、白熱したアートバトルに会場が沸いた。

改めて驚いたのが、展示された作品を一見するだけでは、どれが日本のアーティストでどれがイギリスのアーティストのものなのかの区別がつかないことである。プロダクトや広告などの世界と関係の深いグラフィックやイラストの世界はもちろんのこと、人やモノ、メディアが「トラベリング」する時代に育った若いアーティストたちにとっては、「今という時代」に対する意識や感覚に国境がないのは当然のことかもしれない。

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