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宇田川スイーツ

宇田川スイーツ

レポート
フード
2003.10.15
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

1Fはテイクアウト用の商品を並べた
ショーケースと厨房のみ。2Fの客席
には、50〜60年代風のイスが並ぶ
これがおいしいと評判のチーズ
ケーキ。手づくり感のある家庭
的な味
他の2店舗同様、内外装のテーマカラーは赤
ガガガSP、Cymbals、みうらじゅんなどが所属する、インディーズレコードレーベル(有)LD&K(エル・ディー・アンド・ケイ)。同社は、01年に夜カフェ「宇田川カフェ」で飲食業に参入後、翌02年にバー「宇田川ラヴァーズロック」を開業し、渋谷区宇田川町内に1年に1店舗のペースで出店している。そして03年7月18日、3店舗めとしてオープンしたのが、デザート専門店「宇田川スイーツ」だ。

「『宇田川カフェ』のメニューにチーズケーキがあるんですが、おいしいと評判なんです。実は社長の大谷が一番気に入っていて、“せっかくだから、もっとたくさんの人に食べさせよう!”と言い出しまして(笑)。カフェやバー同様、今回も大谷の思いつきから始まりました」というのは、同3店舗の店長を務める小林加代子さん。

「当初は対面販売のみの予定だったので、道路に面した比較的小規模な物件を探しました。でも、ちょうどいい物件が見つからなかったんですよ。1Fでオーダーして2Fの客席で食べてもらうというのも、物件が決まってから詰めました。このあたりは人通りは少ないけれど、渋谷の真ん中とは思えない静けさ。まるで鎌倉みたいだって言ってたんですよ」(小林さん)。

メニューは、チーズケーキなどの洋菓子のほかにも、香港のデザート「糖水」(おしるこのようなスープ状のもの)をはじめ「杏仁豆腐」、「かき氷」などアジアのデザートも充実している。これも、大谷社長が「宇田川カフェ」の食材の買い付けで訪れた、香港や台湾でハマったのがきっかけだ。

「ここは女性がひとりで甘いものを食べながら時間をつぶす“甘味処”。昼食後や夕食後、飲んだ後にちょっとコーヒーが飲みたい、ちょっと甘いものが食べたいというニーズに応えたつもりです。実は、これも大谷自身のニーズなんですが(笑)」(小林さん)。

著名なレストランで人気を得たパティシエが独立し、店を構えるのが昨今の主流。だが、同店はパティシエのようなデザートの専門家は置かず、フードコーディネーターの資格を持つ小林さんを中心に、5名の女性スタッフがメニュー開発とサービス全般を兼任している。
「ネームバリューとかブランドはないけれど、おいしいものを作って提供しているかぎり、お客様は来てくださると思うんです」(小林さん)。

時代を象徴する飲食店ができては消える渋谷では、独自の価値観で出店した店ほど定着している。「自分(社長自身)の居場所」という共通のテーマで展開されている同社の飲食店は、その一例といえるだろう。

なお、当初「宇田川飲食3部作」の第3弾として予定されていたダイナー「宇田川マンボ」の出店は諸事情により延期しているという。
「店名はそのままの予定ですが、出店地は宇田川町ではないかもしれませんね」(小林さん)。

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