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チェコアートグッズセレクトショップ アノ

チェコアートグッズセレクトショップ アノ

レポート
カルチャー
2003.12.01
この記事のカテゴリー |  カルチャー | 

チェコで国民的人気を誇るキャラクター
もぐらのクルテクの絵本コーナー。
同店ではドイツ語版を販売。
美術作家ペトル・ポシュ氏の
リトグラフ。
チェコの伝統芸術であるマリオネット
(操り人形)も充実。
同店では人気の人形作家ルジチュカ兄弟と
パヴェル・トゥルフラーシュの作品を販売。
ヤン・シュバイクマイエル監督の映画
「ファウスト」のポスター。
11月15日、渋谷区渋谷にチェコのアートグッズを専門に扱うショップ「チェコアートグッズセレクトショップ アノ」がオープンした。運営するのは、映画配給会社の(株)レンコーポレーション。

「99年から毎年、『チェコ・アニメ映画祭』と題して、全国の映画館でチェコのアニメーション作品を上映してきました。チェコといえばアニメ大国として有名ですが、実はチェコアニメの映像作家の多くは絵画や版画、人形制作など、アート作品の制作を手掛け、芸術家としても活躍しているんです。映像関係のやりとりをしているうちに、そんなアート系の人脈が増え、作品を日本に紹介したいと思うようになりました」と言うのは同社取締役の深澤徳さん。

同社は今年7月、新宿のピーシーエー生命ギャラリーで、過去に上映したチェコアニメのポスターやチラシ、原画などを展示・販売する「チェコアニメ展」を開催。その際、共同で運営を行ったボンドエンターテイメント(有)から、「弊社で運営している物件を使ってチェコアニメの関連商品を扱うショップをやってみてはどうか」との申し出があり、今回のオープンに至ったのだそうだ。

ギャラリーだった店内は約10坪。絵本やリトグラフ、ポスター、美術書籍、インテリア雑貨など約230アイテムを取り扱っている。チェコで国民的人気を誇るもぐらのキャラクター、クルテクの絵本から、伝統芸術であるマリオネットまで、実に幅広い品揃えだ。特にポスターは中欧・北欧のものまで約30種類と充実しており、今後は約300種類を販売する予定。ほとんどがオリジナルプリントというこだわりようだ。

「ウォレスとグルミットやピングーなどに代表される立体アニメブームを背景に、01年あたりからチェコアニメの人気も高まりました。しかし、ファンが増えたとはいえ、やはりメインの客層は一部のアート好きに限られています。より幅広い方々に知ってもらうためショップのオープンに踏み切りました」(深澤さん)。

このところ、渋谷〜代官山〜中目黒界隈には小規模なギャラリーが続々とオープン。アパレルにおいても(株)アウトバーンの「Re・unitts」や(株)ジェネレーションの「CANNABIS」「FACTORY」などのように、アートやカルチャーを切り口にしたセレクトショップが人気を呼んでいる。これらのショップの最大の特徴は、アーティストやその活動から発想を得て、マーチャンダイジングを展開している点である。

今年に入り、『TOKION』や『+81magazine』などのアート&デザイン系の雑誌が、誌面と連動し、アートグッズなどを販売するギャラリー・ショップをオープンしている。このように、「アート」や「カルチャー」をキーワードにした新業態への取組みは、アパレルに限らず、幅広い業界へと広がっていくだろう。

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