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Blister(ブリスター)

Blister(ブリスター)

レポート
カルチャー
2005.06.25
この記事のカテゴリー |  カルチャー | 

コレクターからマスマーケットへ
「ワールド・キャラクター・ストア」が公園通りに誕生

日本一のアメコミ売り場
2Fにはエイリアンやジェイソン、
プレデターといったお馴染みの
フィギュアに混じってこんなものも。
海外にはフィギュアの専門メーカー
がたくさん存在する。こちらはロード
オブザリング
インターネットでブレイクした
こわかわいいアニメ、『ハッピー
・ツリー・フレンズ』
同社の執行役営業部長のフランク・
デュボアさん。ダース・ベーダーと
いっしょに
2005年4月2日、アメコミ(アメリカン・コミック)やUSトイを中心としたワールド・キャラクター・ストア「ブリスター」が原宿から渋谷・公園通りに移転オープンした。運営元は、商品リクエストサイト「たのみこむ」や、USトイの卸売販売を行う株式会社エンジンである。

「いわゆるコレクターと呼ばれる層だけでなく、もっと幅広い年代層にアメコミやトイに触れる機会をつくりたいということで、渋谷の街を選びました」と言うのは同社ブリスター広報担当の松村奈朋さん。

同店が入店するのは、公園通り沿いのひときわ目立つオレンジ色のビルの地上2階地下1階の3フロア。1階は公開映画と連動した関連商品(現在は『スター・ウォーズ』や『バットマンビギンズ』)が並び、2階はフィギュア、スタチュー(置物)、地下1階にはアメコミとキャラクターグッズが並ぶ。

平日は、学校や会社帰りに気軽に立ち寄れる場所として、また休日はデートコースとして活用されている他、入り口に配置された等身大のダースベイダーと記念撮影をする外国人観光客の姿も。週末の来客数は1日あたり約5000〜6000人にもなるというから驚く。

なかでも地下1階のバットマンやスパイダーマンをはじめとしたアメコミのフロアは、日本一の売り場なのだとか(フロア責任者の磯上昌徳さん談)。実は、同社はアメリカのトイブランドメーカー約25社の正規販売代理店契約を締結しているため、何処よりもいちばん早く揃えることができるのだそうだ。ちなみに、売れ筋は『ピンクパンサー』やテレビでもおなじみの『カートゥーン・ネットワーク』。また、松村さんのお薦めはインターネットアニメからブレイクした『ハッピー・ツリー・フレンズ』とのこと。


一方、従来のトイやフィギュア、アメコミに加え、キーホルダーやぬいぐるみ、Tシャツなどキャラクターファン以外でも気軽に買えるアイテムも増やしたそうだ。

そもそもブリスターとは、現在同社の執行役で営業部長のフランク・デュボアさんが運営していた同種のショップが前身。日本に来て16年というフランス人のデュポワさんは、「子どもの頃からアメコミが大好きだったのですが、続きが読みたいと思っても当時の日本ではなかなか手に入らなくて悲しい思いをしました。取り扱うショップがないのでしたら自分でつくろうということで、オープンしたのが最初です」と当時を振り返る。

その後、同社との取り組みでインターネット上にストアを開設したところ大ブレイク。店頭にない商品もネット上ストアで販売しているので、ワールド・キャラクターファンには見逃せないサイトとなっている。


映画の原作にアメコミが多いといことは意外と知られていない。例えば、『キル・ビル』や『コンスタンチン』、05年6月18日公開の『バットマンビギンズ』は有名だが、6月4日公開の『エレクトラ』やシリーズ化された『ブレイド』も原作はアメコミである。

映画を通じてファンになった人がアメコミやフィギュア、グッズに興味を持ったり、またその逆もあったり。「今後は、ブリスターというアメコミを知る場所ができたことで、アメコミから映画への流れもつくっていきたいですね」と磯上さんは語る。

漫画化や映画化をきっかけに、「アメコミ」というカルチャーは、ネットや渋谷での店舗展開というハードとの融合で一般の人々へと広がっていく。アメコミのキャラクターは渋谷から「新たなヒーロー」として育っていく、そんな期待ができる場所の誕生となった。

ちなみに、今秋公開予定の『シン・シティ』は今後注目大!

取材・文/古屋荘太(フリーライター)



(株)エンジン ブリスター事業部
本社
〒103-0015
東京都中央区日本橋箱崎町
44-1イマス箱崎ビル
TEL:03-5643-2467

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