ACROSS Street Fashion Marketing

コンテンツメニュー
ASAHEI(麻平)

ASAHEI(麻平)

レポート
ライフスタイル
2005.07.13
この記事のカテゴリー |  インテリア・雑貨 | 

日常の生活洋品にも上質なものを求める新しい価値観の台頭
〜ヨーロッパリネンのアンテナショップ「麻平」〜

1903年ベルギー・ブルージュで創業した
ブランド「スラビンク ホーム クリエー
ション」。張りのあるヨーロッパリネ
ンの代表格ともいえる。
リネンといえば生成や白が一般的だが、
1947年に仏ロワール川河畔の街に生ま
れたブランド「アレクサンドル チュル
ポー」は豊富なカラーバリエーション
が特徴。
欧米の高級ホテルで使われている1921年
創業のポルトガルのリネンブランド「サ
ンペドロ」。素材は麻×綿の混紡で吸水
性抜群。
2Fはこのまま自宅に応用したくなる
ようなベッドルームの趣。季節に合
わせ、ナチュラルと白の、爽やかカ
ラーコーディネート。
高品質なヨーロッパリネンを取り扱うショップ「リネンブティック ASAHEI」が、今年5月21日、表参道にオープンした。

「“麻平”というのは、明治の始め、信州善光寺の門前に麻問屋として創業いたした弊社の親会社である(株)夏目の屋号だったんです」と言うのは、株式会社麻平代表取締役社長夏目真澄さん。

その後、時代の流れで同店は用紙、販売促進品等を扱う商社へと変わっていったが、2、3年ほど前から、再び自分たちの中で麻への関心が高まり、「麻平」を復活させようということになったのだそうだ。

「まず、改めて日本の麻についていろいろと調べました。実は、“麻”という繊維は約20種類近くあるんです。その中でも最も光沢があり糸が細かく繊細なリネン(亜麻)を探し求めていくと、日本ではなくヨーロッパになってしまいました」(夏目さん)。

ヨーロッパ中のメーカーとコンタクトを取ったり、現地のテキスタイルの展示会に足を運ぶなどした結果、「マスター オブ リネン」という、最高級品の称号を持つヨーロッパリネンの伝統的なブランド「アレクサンドル チュルポー」「スラビンク ホームクリエーション」「サンペドロ」の3社と、フランスを代表するタオルブランド「ジャラ エクストラ トニック」、バッグなど小物を扱う「メゾン ド ヴァカンス」の2社の合計5社と日本での独占販売契約を締結。ショールームを兼ねてのショップをオープンすることになったのだという。

場所は、青山通り沿いの「無印良品」第1号店から渋谷側に少し入った住宅街の一角。コンクリート打ちっ放しのマンションの半地下1Fと中2Fというメゾネットで、売場面積は合わせて25坪。開口部も大きく、半地下部分には中庭が設けられた開放的な空間となっている。

「この物件は私たち自身でこの近辺を歩き回って探しました。リネンのあるライフスタイルを表現するためにも、お家の雰囲気を出したかったので、ちょうどいい広さや間取りの物件を見つけるのは苦労しました」(夏目社長)。

半地下1Fにはテーブルクロスやランチョンマット、キッチンクロス、タオル、小物雑貨の他、グラスやカトラリーがセットされたテーブルコーナーも配置。中2Fはシーツやベッドカバー、ベッドパットなどが並べられ、寝室のような趣となっている。

客層は20代から40代、50代までと幅広く、なかには1人暮らしの男性が自分用にと、シーツやタオルなどを購入していくケースも少なくないそうだ。

「年齢ではなく、生活にこだわりがあり、自分のコンセプトを持っている人が多いように思います」(夏目さん)。

ヨーロッパでは、何世紀も前から生活のなかに多用され身近な存在だったリネン。実は、リネンは繊維が丈夫で、繰り返し洗っても傷みにくい、上質なものほど一生使うことのできる素材なのである。宝石や時計、高級ブランドバッグ、高級紳士靴といった「一生もの」への需要が高まるなか、日常の生活洋品に上質なものを求める新しい価値観も確実に高まっているようだ。

取材・文:苫米地香織(フリーライター)+『WEBアクロス』編集室


リネンブティック ASAHEI
東京都港区南青山5-48-3
TEL:03-5766-8773
http://www.asahei.com/
shop@asahei.com


全文を読む
同じカテゴリの記事