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cybele/シベール

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レポート
フード
2005.07.27
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

「お取り寄せブーム」を背景に東京進出
〜麦工房「シベール」〜

定番のラスクフランス。使用している
フランスパンはラスクのためにわざわ
ざ焼いている。
ラスク以外にもクッキーやドライケーキ
などが揃う店内。近隣に勤務するファッ
ションピープルは「おやつ」としてバラ
で買っていく。
店内奥はサロンスペース。お客様からの
要望が多く、将来はカフェの営業も考え
ているそうだ。
山形県に本拠地を置く(株)シベールが、04年10月25日「麦工房シベール」東京店を青山にオープンした。百貨店の物産展では、山形県の銘菓として常連の「麦工房シベール」のラスク。山形ではレストランやカフェ9店舗、仙台市界隈に9店舗を構えており、都内では日本橋三越などで一部取り扱いがあったものの、路面店は初の試み。駄菓子感覚のラスクはその素朴な味と割安感から、贈答用の商品として通信販売で人気を集めており、その人気に後押しされる形で東京進出となった。

「通信販売を始めたのは、もう10年近く前です。食べて気に入ってもらって、お客さまのクチコミの力でここまで大きくしていただきました。『はなまるマーケット』の“おめざ”のコーナーで、剣幸さんにラスクを紹介していただいたのをきっかけに、大きく火が付いたようです」と店長の石原洋子さん。

その後、順調に「お取り寄せ」の定番ブランドとしての全国区での地位を確立した「シベール」だが、「写真と文章だけでの通信販売だけで購入していただくことを弊社の社長、熊谷が心苦しく思い、実際に商品を手に取って確かめることのできるショールーム的な店舗があればと、04年頃から準備し始めました」と石原さん。

店舗の候補地は、銀座、自由が丘、白金などが挙げられたが、売り場面積や家賃、立地等の条件が整い、社長の感覚にピッタリ合ったのが、現在の青山だったという。表参道の交差点から少し入った路地に、大きな樹木を構える「麦工房シベール」のエントランス。店内は北欧調の家具を配し、シンプルな空間にラスクや焼き菓子が並べられている。店内奥には、木のカウンターやテーブル、椅子などが配されており、一見イートインコーナーかと思いきや、配送伝票等を記入してもらうためのサロン的なスペースなのだという。

「オープン当初は、東京店からの発送は行っていなかったんですが、お客様から山形ではなく東京から発送したい、というご要望が多く、なんとかバックヤードを確保し、対応させていただけるようになりました」(石原さん)。

客層は30〜40代の女性が中心。ご夫婦での来店も少なくない。贈答用の他では、近隣で働く人たちの自分用の「おやつ」として、バラ売りのラスクが売上を伸ばしているのも、東京店ならではの特徴だという。

「昨年10月にオープンして、お歳暮の時期には予想以上のお客さまに利用していただきました。効率よりもお客さまに喜んでいただくことが第一。お客さまをおもてなしする場、さらにはお客さま同士のコミュニケーションの場として、この店舗を小さな迎賓館のようにしていきたいと思っています」。


取材・文/本田亜友子(フリーライター)+『WEBアクロス』編集室

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