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フラゴナール 青山店

フラゴナール 青山店

レポート
ライフスタイル
2005.10.11
この記事のカテゴリー |  美容・健康 |   ファッション | 

ANA国際線での機内販売が日本上陸のきっかけとなった
フランスの老舗パフューマリー。

火付け役となった練り香水は全6種類。ショ
ップでは単品で販売しているのがうれしい。
ブリオッシュやブドウ園のピーチの香り、
シナモンとオレンジの香りなど、素朴で懐か
しさが感じられる香りが特徴のキャンドル。
新生フラゴナールを象徴する香りがこの
「ソレイユ」。太陽をかたどったキャップが
印象的なボトルはフランスデザインコンテスト
の香水部門で優勝したデザイン。
全5種類で展開するメンズ用のフレグランス
は女性にもマッチするユニセックスな香り。
アルミのボトルは男性が持ち歩いても違和感
がないと評判だ。
「幻のフェイスクリーム」とまで呼ばれ、
オープンの際にも問合せが多かった天然ロー
ヤルゼリー配合のクリームが日本でも販売
される事になった。
フランスの香水メーカー「フラゴナール」直営1号店が、05年3月19日、青山・骨董通りにオープンした。運営するのは全日空商事(株)である。

「01年7月から国際線での機内販売を始めた同ブランドの練り香水の6個セットが、香水部門の売上ナンバー1を継続していたことが日本上陸のきっかけになりました。香りも上品で、価格もお手頃だということでお土産としても人気が高いんですよ」と言うのは、同社フラゴナール・ディヴィジョンPR担当の横超(おうちょう)絵里さん。

1926年創業のフラゴナールは、香水の町として世界的にも知られている南フランスの町、グラースで生まれたパフューマリー(自社製造を行う香水工房)である。06年で80周年を迎える、地元フランスでは定番的存在の香水メーカーだが、海外への出店はこれが初。

「フランスでも自社工場を持つ香水メーカーは珍しい存在です。『香りの文化を伝えたい』という信念から、創設者が世界中から香水に関するものを集めて作った「香水歴史博物館」や、3代目社長の奥様がコレクションした民族衣装を展示する「プロヴァンス民族衣装博物館」なども設立。工房から博物館まで、観光客が自由に見学することが出来るんですよ」(横超さん)。

現在、経営は4代目のアニエス&フランソワーズ・コスタ姉妹に引き継がれ、04年7月、全日空商事(株)が日本での輸入販売権を取得。11月から新宿伊勢丹BPQCで先行販売を行ってきた。今回の出店に際し、来日時には社長自ら物件の選定にかかわったのだそうだ。

「姉のアニエスはとても感性豊かで多才な人です。社長就任後は、パッケージのディレクションをしたり、新たにファッションや雑貨の企画を立ち上げたりと、その才能を発揮しています。青山を訪れた時も日本のファッションの発信地と言うだけあり、とても気に入っていましたね」(横超さん)。

店舗デザインは、日本でも話題となったパリのセレクトショップ「COLETTE(コレット)」や「PAULE KA(ポール カ)」等の店舗を手掛けた建築デザイナー、アルノー・モンティニー氏によるもの。04年末パリにオープンした直営店とほぼ同じ作りになっている。18世紀の南フランスの伝統カラーと、モダンデザインを融合させたデザインが特徴だ。

品揃えは、フレグランスを筆頭に、ボディミルク、バスソルト、ソープ、キャンドル、ルームフレグランス等、香りに関する商品をトータルに展開。都会で働く25才〜35才の女性をコアターゲットとして、心地よく優雅な「香りのある生活」を提案している。また、男性も使用できるユニセックスな香りのフレグランスや青山店限定のポーチ、スキンケア商品も取り扱っている。

「フラゴナールは、柔らかい香りが多いのが特徴。日本の方にも受け入れ易いので、生活のあらゆるシーンに取り込んで頂けると思います。日本上陸に合わせて創られたチェリーブロッサムとオレンジブロッサムの2種類は、特に馴染み易くてオススメですよ」(横超さん)。

ちなみに、10月末には横浜みなとみらいのクイーンズイーストに直営2号店の出店が決まっている。また、新宿伊勢丹BPQC、プランタン銀座など都内の主要ショップの他、関西地区では大阪、京都(期間限定)に加え、11月には神戸(期間限定)での販売も実施。06年春には名古屋にも登場する。今後は上記以外にも日本の主要都市へのショップ展開を視野に入れるなど、日本市場におけるブランドの早期定着を目指している。


取材・文:苫米地香織(フリーライター)+『WEBアクロス』編集室


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