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Bare Panini ARIETTA

Bare Panini ARIETTA

レポート
フード
2005.12.22
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はみ出すほど具だくさんの
サンドウィッチは400円から。
値段もサイズも半分のハーフ
もある。
オープン3日めから取り扱うことになった
カレーは毎日2種類。あまりに好評なため、
次はカレーのみでの事業展開も検討中。
レシピの開発から販売まですべてを
笑顔でこなす金田一さん(カウンタ
ー奥)はお店の顔。
6月20日、サンドイッチとカレーのテイクアウト専門店「Bare Panini ARIETTA」が恵比寿にオープンした。運営するのは(株)久左エ門。京都の地豆腐屋「久在屋」、広尾のカフェダイニング「ゼロ」(現在は立ち飲み屋「QZ MOON」)、五反田の「アリエッタ ホテル&トラットリア」のオーナー3社により設立したコラボレートカンパニーである。

同社の設立は、2004年にオーナーの1人が運営する五反田の「アリエッタ ホテル&トラットリア」の隣にパンの製造・販売店「パネッテリア アリエッタ」をオープンしたことにはじまる。パンづくりはまったくのシロウトだったオーナーたちは、「美味しくて体が喜ぶパンを提供したい」という思いから、富ヶ谷にあるヨーロッパの伝統的なパン製法を取り入れている某人気ブーランジェリーの職人から丸1年間指導を受けたのだそうだ。もちろん、自家製の天然酵母を使用する他、北海道のオーガニック小麦「春よ恋」、沖縄のブラウンシュガー洗双糖、モンゴル産の岩塩を使用するなど原料もかなりこだわっている。

そんな丁寧なパンづくりが好評を博し、同店はあっという間に人気店に。その後、さらに近隣エリアにパンの小売り専門店を出店しようと物件を探した結果、オーナーたちの馴染みのある恵比寿エリアに2号店をオープンすることになったというわけだ。

「渋谷と恵比寿の間に挟まれたこのあたりは、デザイナーやスタイリストといったクリエーター系のお仕事をされている個人事務所が多いのですが、意外と日常的に利用するような飲食店が少ないんです。SOHOならではの遅いランチタイムに来店してくださる方も少なくありません」と言うのはメニュー開発担当の金田一絵里さん。

パンド・ミーやカンパーニュ等オーガニックのパンは10種類。サンドウィッチは常時5種類ほど揃っており、人気は「スモークサーモン&アボカドディップ」と「鳥ごぼうピタ」。具が大きく、野菜たっぷりの外国人サイズが特徴で、少食な人やいろんな種類が食べたい人向けのハーフサイズもある。そして同店の“隠れたメインメニュー”ともいえるのが自家製のカレーだ。実は、同店がオープンした3日後に追加することになったのだとか。

「実はこのカレー、同じオーナーたちが恵比寿・明治通り沿いで運営していたカフェ『ゼロ』で人気だったメニューなんです」と言うのは金田一さん。

その後、同店が立ち飲み屋に業態変更するのにあたり姿を消したところ、お客さんからの要望や問い合わせが殺到。急遽、「Bare Panini ARIETTA」の開店3日後にオーナー判断で追加することになったのだそうだ。

「店名のアタマに“Bare Panini”って付いてるんですが、最近はカレーの方がメインになりつつあるんです」と金田一さん。

たしかに、取材時(夕刻)にポツポツと来店されたお客さんのほとんどがカレーを注文。常連客も少なくないようだ。

わずか14坪の店内の奥には大きなカレー用の寸胴鍋が4つ。毎日2種類用意しているが、多い時で1日70食は出るという。その人気の味の秘密は、飲食店経験の長い金田一さんの手作りレシピにあるようだ。先月は、初めて催事でカレーだけのショップを恵比寿三越に出店。もちろんあっという間に完売となったそうだ。

そんな金田一さんは、「恵比寿」というマーケットがとてもユニークだと指摘する。

「恵比寿のお客さんは、ご自分の意見や感想を持っていらっしゃる方が多いように思います。たとえばパンの値段がちょっと高いわね、とおっしゃるお客様もいますが、なぜそういう価格になっているのかという理由をきちんと説明します。実際に食べていただき、納得して頂いた方は今ではすっかり常連さんです。意志をはっきりと主張されるということは、おいしいものはおいしいと具体的に反応して頂けるのでやりがいがありますね」(金田一さん)。

同店では、この他にも、ご当地食材の“お取り寄せアドバイザー”であり食材のバイヤーの山下さんに選んでもらったというオーガニックのトマトジュースや、オーナーの知人でもある岩手県の多田克彦さんの牧場でつくられたソフトクリームとヨーグルト、ニューギニア産の有機コーヒーも取り扱っており、つい先日より、ケータリングサービスもスタート。恵比寿にある某外資系スポーツメーカーからのオーダーで、本社から来日した役員とのランチョンミーティング用に、前菜、メイン、デザートのランチセットを1人3000円で提供。とても美味しいと好評だったそうだ。

今後はブーランジェリーとしてもう1店舗、さらにカレーだけの事業も積極的に展開していく予定で、個店に留まらず、移動店舗も範疇に入れ、現在物件を探しているそうだ。

[取材・文/古屋荘太(フリーライター)+『WEBアクロス』編集室]

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