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cafe-B(カフェ・ビー)

cafe-B(カフェ・ビー)

レポート
フード
2006.06.07
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング |   カルチャー | 

ブームを超え、韓流ファンの新たな交流の場として登場した
アジアのエンタメ情報発信カフェ

全面ガラス張りの開放的な入り口。
両隣のワイドテレビには韓国を始
め、アジアの映画やドラマの最新
情報が流れる。
フードメニューの中でも人気のサン
ドイッチは360円〜、コーヒーなどの
ドリンク類は270円〜取り揃えている。
韓流スターのグッズも取り揃え、ここ
でしか手に入らないレアなグッズも。
同社のホームページでも購入出来る。
テープカットには同社の契約タレント、
キム・ジュヨンさん(左から2番目)と
歌手のウ・ソンミンさん(右から2番目)
も参加。中央が同社代表取締役の
孫一亨さん。
コアターゲットは40代〜50代の女性。
ゲストが登場するや、一斉にカメラが
向けられ歓喜の声が響いた。
2006年3月27日、渋谷区神泉町に「cafe-B」(カフェビー)がグランドオープンした。運営するのは、01年11月に設立された株式会社インタラクティブメディアミックスである。同社は、『冬のソナタ』や『ホテリアー』などの韓国ドラマ配信から、ペ・ヨンジュンさんをはじめとしたアジア系アーティストのマネジメント、イベントプランニングまで幅広く手掛けるアジアを代表する総合エンターテインメント企業で、あのペ・ヨンジュンさんが大株主であることはファンの間では有名な話だ。そんなこともあり、オープン当日に配布される整理券を求めて、全国から駆けつけた韓流ファン500人以上が訪れ大賑わい。なかには、前日から隣にあるホテルに宿泊して朝いちばんを目指したという人もいた。

『冬のソナタ』をきっかけに社会現象にまでなった韓流ブームだが、ファン同士のコミュニティ形成に重要な役割を果たしていたのが、同社の運営するポータルサイト「ブロコリ」である。

「韓流ファンの方々は年齢層が幅広く、インターネット世代より少し上の方もいらっしゃいます。パソコンを使い慣れていない方にも、直接会ってファン同士楽しんでもらえる場所を提供したいという思いがあり、以前からカフェ出店の構想がありました」と話してくれたのは、(株)インタラクティブメディアミックス コンテンツ事業本部・企画配給部・広報宣伝課の出口麻子さん。

「弊社がこのビルに引っ越して来たのが、去年の10月上旬。1Fのテナントスペースにはどんな店が入るんだろうなんて話していたんですが、空いていることが分かって、それならばこの場所にカフェを作ろうと動き始めたんです。すぐに場所を押さえ、3月オープンを目指して急ピッチで計画を進め、カフェが実現したんです」(出口さん)。

コンセプトは“アジアのエンタメ情報発信カフェ”。飲食のほか、同社が手掛ける公式グッズの販売やイベントスペースとしても活用される。「cafe-B」という店名は、「ブロコリ」の“B”と、同社がテーマとするアジアの“A”がさらに大きなステップを踏み出し、“B”へと進んでいけるように、との願いを込めて付けられた。

オープン前日の4時から並びテープカットを行った東京都北区と千葉県浦安市在住の主婦は、「テープカットに参加できて最高に幸せです!」と喜びを語った。また、東京都在住の50代の主婦は、「プレオープンの時にも、ファンサイトで知り合った茨城のファン友達を案内して来ました。ヨン様ファンの間では、そういうコミュニティができていて、地方の方がいらしたときは、東京近郊の人が案内することも少なく無いんです。これからも頻繁に来たいと思います」というように、韓流ファンの間では早くも聖地化している様子が伺えた。

メニューもアジアンフードにこだわり、インドネシア産の最高級豆を使った『cafe-Bオリジナルブレンド』をはじめ、種類が豊富な中国茶、辛口のヌードル類などが揃っている。アジアのリゾートを意識したインテリアで統一し、店内中央にはアイランド型キッチンを配置。店内のモニターで自社の映画・ドラマの予告編やCMを流しているが、ポスターなどは控えめにし、あえて韓流ファン以外の客層にも入りやすい店舗作りを心掛けたという。

「オリジナルの有田焼のマグカップや韓国海苔などもお土産として好評ですし、オンラインショッピングで販売していた商品も、実際に手に取って購入していただけます。朝8時半からオープンしていますので、今後は同ビルのテナントの方をはじめ、近隣の人たちに愛されるふだん使いのカフェとして浸透していけたらいいですね。お店では最新のアジアのエンタメ情報を随時発信していますので、そこから少しでも興味を持っていただける方が増えればと思います」(出口さん)。

同社では、韓国作品に留まらず、その他のアジア地域のコンテンツやアーティスト発掘に力を注いでいくという。「cafe-B」店内では大型プロジェクターによる映画上映もでき、新作のプロモーションやイベントなどにも利用可能。韓流ブームがひと段落した今、一過性のブームではなくひとつのジャンルとしてアジアのエンターテイメントを育むために、ファンとのより深いコミュニケーションを生む「カフェ」が必然性を持って誕生したといえるだろう。

また、6月8日には横浜ランドマークに「cafe-B」のメニューが楽しめる「ブロコリランド」も期間限定でオープンする。


[取材・文/本田亜友子+『WEBアクロス』編集室]

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