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Mon tsuki

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レポート
ファッション
2006.07.28
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

ハイストリートなメンズブランド
Mon tsuki初のオンリーショップが原宿にオープン

06S/Sのシーズンコンセプトはサーフ。
ミリタリーとフォーマルをペースに、
サーフの要素を落とし込んだアイテムが
揃う。
横糸に金糸を織り込んだデニム。
トラッドな中に遊び心をプラスした
独特のミックス感が魅力。
ハイカットレザースニーカー
各¥44,700
ショップ限定Tシャツ ¥7,245
ビーチサンダル ¥30,450
クロコの型押しが施されたビーチサンダル
各¥30,450
シップスやナノユニバースなどのセレクトショップで展開するメンズブランドMon tsuki(モンツキ)の初のオンリーショップが、06年02月4日、神宮前6丁目にオープンした。運営するのは(株)パンソン。

Mon tsuki(モンツキ)は、デザイナーの長澤武弘さんと藤川慎太郎さん(ともに42歳)が04年に設立したドメスティックブランド。もともとレディースブランドmimpie(ミンピ)を展開していた2人が、「自分たちの着たい服がない」と感じたのをきっかけにスタートした。長澤さんが服のデザイン、藤川さんが靴のデザインを担当。同年春夏シーズンからは、東京コレクションにも参加している。

「ターゲットは、デザイナーと同世代の大人の男性。30〜40代向けのメンズ服は、ストリート系か正統派のトラッド系か両極端になってしまいっているのが現状です。ふたつの要素がほどよく融合されたものがない、とデザイナー自身が感じ、それなら作ってしまおうということでブランド設立に至りました」(同社企画主任・山田美穂さん)。

ブランドコンセプトは、大人の男性にとってリアルな服。デニムの横糸に金糸を使ったり、スニーカーのレザーにプリントが施されたりと、カジュアルな中に大人を感じさせるポイントがあるのが特徴だ。一方で、ジャケットなどのトラッドなアイテムには、遊び心のあるディテールをプラス。クラシックな中にトレンドを取り入れた独特のミックス感と、見えない部分にまで徹底的にこだわる服作りには定評があり、アパレル関係者にもファンが多いブランドである。

「これまで卸で展開してきましたが、セレクトショップでは各シーズンのイメージにあったアイテムを部分的にピックアップするため、ブランドの世界観を表現するのには限界がありました。そこで、フルラインを展開する場所として、旗鑑店をオープンすることにしたんです」(山田さん)。

場所はキャットストリートと明治通りの間のエリア。神宮前交差点からほど近いが、民家に混じって小規模なアパレルのショップが立ち並ぶ、落ち着いた裏通りである。内装のテーマは、クラシックグラフィカル。約7坪の店内は、白を基調に、真鍮の什器やマホガニーの棚など、アンティーク風のインテリアで統一。シックで落ち着いた雰囲気になっている。現在、モンツキのフルラインが揃うのは同店のみ。価格帯はジャケットで5〜10万円、ボトムで2〜4万円、カットソーは7,000円〜。同店のみの限定商品も販売している。

さらに、06秋冬からは、新ラインowl(オウル)もスタート。モンツキのフォーマル的要素を持った、大人のための夜の遊び着ラインである。クリーンで爽やかなイメージのモンツキに対し、オウルは「夜行性肉食動物」をコンセプトに、艶っぽさや夜っぽさを表現。モンツキよりも少し若い、20代もターゲットに想定しているという。

「セレクトショップでの顧客層は30代がメインでした。しかし原宿という場所柄か、当店の客層は20代の学生のお客様が中心です。大人のファッションに憧れる若者が、少し背伸びをして着るブランドとしてもご好評頂いているようですね」(山田さん)。

02年以降、メンズファッションはきれいめで高級感のあるスタイルに移行。定点観測を振り返ってみても、シャツや黒ジャケット、リジットデニムがヒットするなど、ハイストリートな着こなしは幅広い世代に浸透している。正統派のトラッド×ストリート感という同ブランドのコンセプトはそんな流れにマッチしており、大人の男性だけでなく、若い年齢層からもちょっとした憧れの存在として認識されている。同店は、そんな時代のムードに後押しされるように必然性を持ってオープンした旬のショップといえそうだ。

ちなみに、06年上半期は、ラフォーレ原宿(2/11)や、109-2の5階(3/18)、渋谷パルコパート3地下1階(5/25)など大型小売店が相次いでリニューアル。いずれも男性向け売り場の改善やメンズ専用フロアの新設を行っている。また、9月中旬には109-2の6階も新たなメンズフロアとしてオープンする予定だ。今後さらに、メンズファッションの細分化に拍車がかかりそうだ。

[取材・文/重保咲+『WEBアクロス』編集室]

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