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カルミネ 表参道スタンド

カルミネ 表参道スタンド

この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

人気のパスタ専門店が、スタイリッシュな立ち飲み
スタイルのビストロにリニューアルオープン。

ハイスツールが並ぶカウンター席。
肩肘張らず、本格的な味が楽しめる。
カルミネのレシピで作ったオリジナルの
「麻布パスタ」。
道路に面した開放感のあるスタンディング
スペース。
厨房が中央に位置し、活気溢れる店内。
昼は在勤者が多く訪れ、夜は外国人客の
姿も見られる。
2007年4月20日に、キャットストリートから少し入った裏通り沿いに、「カルミネ表参道スタンド」がオープンした。同店は幅広い世代に人気の立ち飲みスタイルのビストロ・ダイニングだ。運営元は株式会社カルミネ。イタリアンブームの先駆け的存在として知られる、イタリア人のカルミネ・コッツォリーノ氏の会社だ。同社は現在、神楽坂の「リストランテ カルミネ」をはじめ、都内に5店舗を展開している。

以前はパスタ専門店の「カルミネパステリア」として営業していた同店を、立ち飲み業態へと劇的にプロデュースしたのは、株式会社麻布スタイル。同社は2000年に東麻布にフィットネスクラブを開業。その後、2003年に飲食業をスタートさせ、麻布十番や広尾など港区を中心に7店舗の飲食店を展開。その他、一般住宅の内装施行業を行う「麻布レスキュー」も運営している。今回のリニューアルオープンは、同社にカルミネ氏からオファーを持ちかけたのがきっかけだそう。同社代表取締役の猪野悦史さんは「飲食業界の先輩であるカルミネに、いろいろ教えてもらいながら一緒にやりたい」と考え同意。コラボレーションという形での開店となった。

店舗面積は15坪。内装は猪野さんのイメージする「楽しく気軽に立ち寄れる店」をもとにデザイン。オープンキッチンを囲むカウンターや、ハイスツールのあるテーブル席に加え、道路に面したスペースにはスタンディングテーブルを並べ、空間を無駄なく最大限に利用している。

「地域の方と共存しながら、街の特性を生かしたお店作りをしていきたいです。表参道は買い物などで回遊するお客さまが多く、どの時間帯も人通りが多いので、道沿いをオープンスペースにし、外から店内が見える演出をしています。道行く人にお客さまの会話や、調理中の音や匂いが伝わるようにしました」(猪野さん)。

平日のランチタイムは11時〜16時。ランチメニューはパスタにドリンク付きで980円〜1,200円。パスタは7種類が揃い、カルミネに手ほどきを受けたレシピをそのまま提供している。なお、同社が製造するオリジナルの生パスタを使用し、1日約100食限定で用意。毎日完売を続けているという。17時〜朝4時までのディナータイムは、パスタの他に、お酒に合うオリジナルメニューが揃う。なかでも、「牛モツのデミトマ煮込み」(400円)、ブルーベリーソースをかけて食べる「鶏レバーパテ」(500円)などが人気だ。平均客単価はおよそ1,750円と比較的安価でカルミネの味が楽しめる。

ターゲットは、近隣の在勤者と原宿や表参道で買い物をする20代〜30代の女性。実際に土日は待ち合わせや買い物途中の休憩に、20代前半〜20代半ばくらいの女性が2〜3人で利用する姿が多い。また、平日のランチタイムには近隣で働くアパレル関係者をはじめ、日常的に利用している近所の住宅街からの常連客も訪れる人気ぶりだ。ディナータイムには、仕事帰りのOLやサラリーマン、外国人客の姿も見られ、平日にかかわらず遅くまで食事とお酒を楽しむ姿が見られる。

「この辺りはアパレル会社が多く、在勤者の年齢層も比較的若いので、日中はもちろんのこと、朝まで食事やお酒を楽しむ方がいることを予想し、営業時間を朝4時までにしました。リースナブルな価格で、気軽に日常的に利用して頂きたいですね」(猪野さん)。

中目黒に同様のコラボレーション形態で、2007年7月25日に新店舗がオープン。その他、川崎のチネチッタには、秋に直営店の進出も控えている。また、ウェブショッピングにも着手しており、近々、お店で提供している生パスタの「麻布パスタ」と新メニューの「麻布プリン」のネット販売も始まる予定で、同店を発信源として食品販売にも注力していくという。

定評のあるものはそのままに、今までの経験で培ったノウハウを生かし、新たなスタンダードを確立させる。同店のような飲食業界のコラボレーションビジネスに、今後とも注目していきたい。

[取材・文/笠原桐子+『WEBアクロス』編集室]

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