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WON ON ONE(ワンオンワン)表参道

WON ON ONE(ワンオンワン)表参道

レポート
ライフスタイル
2007.11.05
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ドッグライフカウンセラーが
常駐する、愛犬家のための
情報サロンがオープン

ペットグッズの他、アート作品も展示され
展示商品の種類は多岐にわたる。
チャリティアートも販売。売上の一部は
関西を中心に捨て犬・猫の保護活動を
しているNPO法人「アーク」に送金される。
欲しい商品は併設のパソコンから、
直接購入することも可能。
年4回発行のフリーマガジン「woof woof」。
愛犬家の為の様々な情報が掲載されている。
看板犬のロビン(2歳)が、元気に迎えてくれる。
ルイヴィトンやグッチ、ロエベなど、海外の高級ブランド店が立ち並ぶ表参道に、07年5月19日に愛犬家向け情報サロン「WON ON ONE 表参道」がオープンした。

運営元は株式会社ワンオンワン。同社は愛犬家とペットの、より豊かな暮らしのために「Education(教育)」と「Health Care(健康管理)」からなる造語の「Educare」をテーマに掲げ、様々なサービスを提供。そのほか、「ドッグライフカウンセラー」検定のための教育講座の運営と、犬に関する様々な各種教育事業を展開している会社だ。

「ドッグライフカウンセラー」とは、NPO法人「社会動物環境整備協会」が定める、犬と飼い主が健康で豊かな生活を送るために、的確な指導をする人材のこと。主に「健康管理」「飼育教育」「訓練・調教」「マナー啓発」などが挙げられる。

「愛犬家は犬の為に暮らしを変えていくほど、犬に関する話題は訴求力があり、反応が高いのです。愛犬家の方々に、様々なサービスや情報を提案していきたいと考えております」と話すのは、同社代表取締役の中島宏一さん。

約25坪の1階は約90点の犬関連のグッズがディスプレイされたショーケースが配置され、犬用のシャンプーやキャリーバッグなどのペット用品や、犬をモチーフにしたアート作品まで、様々な商品が並ぶ。同サロンは通販利用者が多い愛犬家に、実際に商品を見たり試せる場を設けると同時に、お店を持つことができないメーカーとの橋渡しになる場所を提供するという目的もある。直接購入することはできないが、同店に設置されているパソコンで購入できるシステムになっている。なにより、中高年のネット販売に対する抵抗感を、少なくしてあげられるのではないかという思いもあった。2階はセミナーやイベントを行うスペースとなっている。そのほか、ドッグライフカウンセラーが常駐する相談コーナーを常設し、定期的に行われる同社主催のイベントのみだけでしか利用できなかった、同講座を常時利用できるようにした。

メインターゲットは30代〜40代の富裕層の愛犬家。実際は20代〜50代の幅広い世代が、愛犬と供に来店している。

同社はドッグビジネスの中でも愛犬家の暮らしに着目している点がユニークだ。例えば同社が年4回発行するフリーマガジン「woof woof(ウフウフ)」をめくると、ドッグフードやサプリメントなどの犬関連商品の広告が一切ない。代わりに主な広告は、メルセデスベンツや日興コーディアル証券などの大手企業ばかり。記事の内容もターゲットである30〜40代の愛犬家のライフスタイルを意識した、住宅リフォーム情報や、犬同伴の旅プラン、犬同伴可の高級レストランの紹介など、飼い主に重きを置いた内容ばかり。実際に愛犬家の中には、愛犬が暮らしやすいように家をリフォームしたり、車をセダンからワゴンに変えたりといった世帯も少なくないという。

現在、ペットフード工業会による「06年度全国犬猫飼育率調査」によれば、全国の2人以上の世帯における犬の飼育率は06年に約24%となり、4世帯に1世帯が犬を飼っている計算になる。また、単身世帯でも06年は約6%の単身世帯で犬を飼っており、もはや、ペットのいるライフスタイルが珍しいものではなくなっている。

一般的なペットグッツを扱う店舗ではなく、WEBとフリーペーパーによるクロスメディアにより企業価値を高め、ライフスタイル提案企業として具体的なサービスの提供をする。同店のような「愛犬家に特化した本格的メディア」、という位置付けの強化を図るビジネススタイルは、ペット産業に新たな側面を与えていくに違いない。

なお今後は、フリーマガジンの全国展開や同店でのセミナーの開催、ドッグライフカウンセラーの資格合格者への就業機会の提供、リフォームに関する情報を集めたカタログの監修なども視野に入れているという。

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