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ハタオリマチフェスティバル 2018 Part2
レポート
2018.12.25
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ハタオリマチフェスティバル 2018 Part2

ハタフェス インタビュー編

繊維業界で「アツい!」と話題!ハタオリ産地、富士吉田市の“ハタフェス “に行って来た!

昔から“織物と観光のまち”を謳っていた富士吉田それを体現したイベントとも言えるハタオリマチフェスティバルについて、改めて主催者や出店者の方々にその前史や現在の様子などを尋ねた。(ハタオリマチフェスティバル 2018 Part1はこちら

「第1回は、全然売れなくて(笑)。でも第2回からは、地元のハタヤさんが織った生地で服を作るミニコラボをして、その売り上げで1年間生活できました。今年は地域おこし協力隊として移住して初のハタフェス
です来場者数もコンテンツも増えていってるし、かなりイベントが育っていますよね!」と第1回からハタフェスに参加する、流しの洋裁人、原田陽子さんは言う。

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イベント中の流しの洋裁人 原田さん
ハタフェスで盛り上がりを見せている山梨のハタオリ産地だが、産地と22年もの付き合いとなる東京造形大学デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻領域 教授の鈴木マサルさんは、当時の様子をこう振り返る。
「いや、本当に暗かったよねぇ(笑)。今では考えられないくらい“どよん“としてた(笑)」。

もともと図案屋として産地と交流のあった鈴木さんは、2007年より産地の合同展示会やギフトショーでディレクターとして活躍。2009年には、ファクトリーブランドが生まれるきっかけとなる、東京造形大学テキスタイルデザイン専攻領域との産学協同コラボ「フジヤマテキスタイルプロジェクト」の監修を開始するなど、長年のあいだ産地を支えてきた。今年のハタフェスでは、メインヴィジュアルを担当!

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今年は、鈴木マサルさんの描いたメインビュジュアルを使用したスタンプラリーも行われた(画像は公式HPより)
山梨県は東京からほど近い立地のため若者が流出しやすく、2013年には空き家率全国一位、実に5軒に1軒が空き家という数字が発表され(総務省 統計局 「平成25年住宅・土地統計調査平結果 確報集計」より)、地域産業では高齢化・後継者不足が深刻な問題になっていた。

また、富士山や河口湖など有名観光資源ばかりが注目され、元々の地場産業である「織物」についての認知度が低かった。さらには、山梨の織物産地は世界的な有名ブランドと取引があるにも関わらず、OEM(受注生産)では守秘義務があり、技術を公にする機会がなかった。これらによって、富士吉田市は衰退の一途をたどっていた。

その危機感から立ち上がったのが、富士吉田を盛り上げようとする様々な団体だ。

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ハタフェスは、レトロな街並みとそれに溶け込む様々な企画が魅力
ハタフェス主催メンバーのうちの1人である赤松 智志さんは、慶應義塾大学の研究3チーム合同で地域活性の研究を行う“富士吉田プロジェクト”に、総合政策学部在学時に参加し、その後は富士吉田市の地域おこし協力隊となり、空き家・空き店舗の改装や貸し借りのマッチングを行う地元の若者や有志集団「アキナイ プロジェクト」として活躍。

他にも、富士吉田界隈の飲食店情報をまとめたアプリ“富士山じかん”をリリースした「富士吉田みんなの貯金財団」、かつて何軒も映画館があった富士吉田だが、今では1軒も映画館が無いことから映画の上映イベントを行う「富士吉田に映画館をつくる会」など、様々な団体がまちをおこそう!盛り上げよう!と勢力的に活動していた。

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主催のメンバーの一人、赤松さんが仲間たちと立ち上げたゲストハウス「SARUYA」
また、産学協同の商品企画・開発を行う「フジヤマテキスタイルプロジェクト」や、織物共同組合(以下オリキョー)による若手後継者の支援として、2代目・3代目で「各種展示会」へ出店、山梨のファクトリーブランド集め都内百貨店などで展示販売し、産地のPRを行うポップアップストア「ヤマナシハタオリトラベル」、ヤマナシハタオリ産地の各工場をバスでめぐるツアーなどで、デザイナーや企業を誘致した「山梨県富士工業技術センター繊維技術部(通称シケンジョ)」

このように挙げればキリがないほど、沢山の団体が活動。その動きが1つずつ積み重なっていたことで山梨県富士吉田市の認知度、活性する能力も確実に少しずつ上がってきていた。

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富士吉田駅には、ヤマナシハタオリトラベルの常設版ショップ、「ヤマナシハタオリトラベルmill shop」が。ここへ来たら、アートな黒板を要チェック!
そんな最中に、富士吉田市富士山課はハタフェスを開始する。
「色々な目的がありますが、イチバンは中心市街地活性化事業として、ハタフェスを始めました。企画するときに、富士五湖地域の中でも、このまちでしか語ることのできないストーリーを考えると、やっぱり織物だった。当時は、ハタオリトラベルが結成して間もないころ。やる気のある事業者たちとお互いを高められると思いました」(担当者)。

企画コンセプトは、“首都圏など県外の若い女性が富士吉田のまちに来て、楽しめるイベント”とし、ハタオリ工場がBtoBからBtoCの活動へ移行できる架け橋となることを目指した。そして、“ハタオリ”のみならず“マチ”の活性化を目的として「ハタオリマチフェスティバル」と名付けられた。

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会場では、こんな場面にも遭遇
その後、本格的に取り組むにあたって選出されたのが、土屋 誠さん、藤枝 大裕さん、赤松 智志さんの3名だった。多方面で活躍している3名それぞれの経験や技術を生かしながらハタフェスは運営されている。

土屋さんは、やまなしでアートディレクターとして、フリーマガジン「BEEK」を自費製作し、やまなしの魅力を伝えている。ハタフェスの広報担当兼総合プロデューサーで、クロージングライブや一箱古本市の企画担当としても活躍。
藤枝さんは、前職で手紙社に在職中「布博」に立ち上げから関わり、織物関係に明るく、現在は「装いの庭」を運営する。地域おこし協力隊として富士吉田市に移住。ハタフェスでは、山梨のハタオリ産地が集まるハタオリ工場祭のまとめ役を担当。
そして、ハタフェスで吉田のまちの道具市で地域と出店者のつなぎ役を担当する、定住促進センターの職員の赤松さんだ。

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フォトグラファー・志鎌 康平さんによる「サンデーブースのカメラ小屋 @ハタフェス」で撮影された、主催の3名(上から反時計回りに、土屋 誠さん、藤枝 大裕さん、赤松 智志さん)
出店者は、郡内地域に工場を持つ織物事業者と、主催者とつながりがある全国各地のショップや作家など郡内からの出店者は全体の1割ほどで、織物関係の出店者は全体の5割ほど。

来場者は、首都圏と長野から来る、布好きの女性が多い。出店者のファンや知り合い、地元の若者やファミリー、フェス・イベント好きの人も多くいるようで、どこか一体感が感じられる。

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ワークショップ「おさるのシルクスクリーンプリント」の様子
ハタフェス開催による織物事業者の反響は、具体的にどういったものだろうか?
後加工の会社である山梨織物整理株式会社では、一般の人々に「下請け工場がどんなことをやっているか」を知ってもらう機会になるのではと、昨年よりハタフェスに参加。デザイン企画会社のpole=pole(ポールトゥポール)とコラボし、ニードルパンチのワークショップ「pole-poleとニードルパンチ体験」を開催した。

参加した一般のお客さんからの“良いね”とか“楽しい”という声を直接聞けて、モチベーションが上がりましたね。下請けってやれて当たり前で、やれなきゃ他に頼みます、っていう雰囲気がある。だから、お客さんが喜んでくれて感動してくれるのが本当にうれしくて」(山梨織物整理株式会社)。

また、このワークショップコラボがきっかけでpole=poleと共にクッションカバーや衣服といった商品を開発し、「POSTEXTILE」という共同ブランドを立ち上げた。更にその結果、10月に伊勢丹新宿店で行われた合同ポップアップストア「JAPAN SENSES(ジャパン センスィズ)」の出店も決定したという。

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今年も工場にて「工場でニードルパンチ加工によるオリジナルマフラー作り体験」を開催した
そういった流れを受け、山梨県産業技術センター・富士技術支援センター繊維技術部(以下シケンジョ)は、2011年より年に3回(2018年は2回)「ヤマナシハタオリ産地バスツアー」を企画し、(歴代参加者には、「WRITTENAFTERWARDS」の山縣 良和さんも!)ファッションやインテリア関係のデザイナーや企業へBtoBのアピールを行ってきた。昨年からは、ハタフェスに合わせ前日にツアーを設け、今年は「1-2-3D!」というテーマで、糸から製品になるまでの過程を見ることが出来るツアーに計19名が参加したそうだ。色々な団体が連携してハタフェスを作り上げていることがわかり、改めて関心させられた。

他のハタオリ産業地域で“富士吉田がすごいらしい”って話題になっているようで、“ハタフェスに出店したい”と言ってもらえるようになってきています。県内では『オシャレなエリアになってきたね』と言ってもらえるようになってきました」と、担当者はにっこりと語ってくれた。

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フードが充実した今年のハタフェス 。お昼どきは大盛況!
山梨のハタオリ産地が盛り上がった理由は一体何だろうか?
その理由が知りたい!とハタオリ大学展で行われた、シケンジョ職員 五十嵐さん×テキスタイルデザイナー 鈴木マサルさんによるトークショー「ハタオリ大学トーク!」へ足を運んだところ…

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五十嵐さん×鈴木マサルさんによるトークショーでは、山梨ハタオリ産地の10年間が語られた
ここは、織物産業を活性するためのモデルケースにはならないよねえ(笑)」とバッサリ。その理由は、「いろいろなピースが揃っているから」。

筆者なりに、富士吉田が「ピースが揃っている」特別な場所である理由をまとめてみた。


1つめ、行政が手厚いサポートを行いながらも、外の人物らとうまく交わったことで、然るべき場所で然るべき人が活躍するという役割分担が成されていたこと。
2つめ、まちを起こそうという意識と行動力を持った当事者が非常に多く、小さな動きがいくつもあり、地盤を作っていたということ
3つめ、求心力のある人物らが行動を起こすことで、ハタフェスのように色々な立場の人たちが団結し、まち全体が共通する意識を持っていたこと。
4つめ、メジャーな観光資源(富士山・河口湖、アートなど)に頼らず、地場産業である“ハタオリマチ“をメインテーマにしたことで、地域にひらけたものにしたということ。
5つめ、“ハタオリマチ”や“シケンジョ”や“オリキョー”など、キャッチーな名称の統一により、外にひらけたまちづくりを徹底していること。

「誰かが、無償の熱量をかけなければ、何も始まりません」。そう話す鈴木さんも、幾度となく無償の熱量をかけたはず。「いろいろなピース」は、無償の熱量をかけるたくさんの改革者らによって芽が蒔かれ、山梨のハタオリ産地の特徴である“分業”でも培われた、分担の上手さ、適応能力、仲間意識の強さが良い方向へ導いたのではないだろうか。

山梨のハタオリ産地ではハタフェス以外にも、「ハタオリマチのハタ印」という山梨のハタオリ産地のウェブメディアなどにより、文化度の高いアプローチを実行。他にも、「流しの洋裁人」原田さんや「装いの庭」藤枝さんなどの移住者、フジヤマテキスタイルプロジェクトでコラボした学生がハタヤへデザイナーとして就職するなど、富士吉田市は移住者も増加しているようで、街に良い連鎖が起こっているという。このように、ハタフェス は一般の人にハタヤの魅力を伝える窓口として、そして新しい可能性を生むイベントとして、その活躍っぷりを全国の機織産地に轟かせているようだ。

今後の展望について聞いてみると、「ハタオリに関しては、反響も大きく成果が出始めています。でもマチを盛り上げようと始めたお祭りなので、他の産業にも波及するように、富士吉田を盛り上げたい。その思いから、今年は地元の飲食店の方の青空食堂が加わったり、西裏のバーやスナックでジャズを聴くコラボなどが行われます。今後も色んな人を巻き込みながら発展していきたいですね」。(担当者)


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山梨のハタオリ産地のウェブメディア「ハタオリマチのハタ印」のHP
最後に記載したいのは、某工場勤務の従業員と話していたときに聞いた言葉だ。
生地は機屋だけで出来るものではなく、様々な工程があってこそ。撚糸屋・染屋・整形屋など準備工程の工場では、技術者が最年少で60代と、ハタヤと同じように後継者問題が深刻です。魅力度をあげて注目してもらうためには、積極的なイベント参加などをしなければいけないと思いますし、参加しやすいプログラムを考えなければいけないとも思います。ハタフェスはその足がかりになってくれるのではないでしょうか」。

布好き女子のみならず、老若男女、様々な人をハタオリの産地へ呼び込む工夫がされているハタフェス。このまちを見てみて、分かったことがある。誰かが熱量を持って工夫することで成果を出し、まちの雰囲気も明るくなり、地域を盛り上げようという輪が広がる。この連鎖が浸透したこのまちでは、何か工夫するのが「当たり前」の状態になっていっている。今後もハタオリマチが「当たり前」に存在するために、富士吉田市のオリジナリティを生かして、さらに素晴らしいものを見せてくれるに違いない。

*ハタフェス次回の開催は、2019年10月の第一土日曜日に開催予定だ。

【取材・文:肥田柊(ACROSS編集部)


 来場者ミニインタビューはこちら↓ 
アラハヤさん、オサコウさん(高校生)・山梨県
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ジュンちゃん、サッちゃん(会社員)・神奈川県/東京都
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東條さん一家(作家、イベント出店など)・山梨県
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今輪一家 (高校生/会社員)・山梨県
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大家さん、愛さん(高校生)・山梨県
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↓以下告知↓

12月22日(土)にはハタフェスのスピンオフ企画”ハタオリマチのクリスマス”を開催!詳しくはハタフェス公式Facebookへどうぞ。
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