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定点観測
report : 2019 | 
04 / 06

#460 | 実施日 : 2019 / 04 / 06 | 最高気温 : 21.6 | 最低気温 : 11.0 | 天候 : 晴

平成最後のプレ「定点観測」レポート!

ちょっとだけデザインされた“超定番アイテム“がトレンドとして支持される時代。

2019年4月6日、平成最後となった第460回「定点観測」を実施した。観測したテーマは、「女性ベージュ系アウター、うちロング丈」、「(テーラード)ジャケット」、「ワントーン・コーディネート」の3つ。

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平成最後のメイントレンドは“ベージュ系アウター”に。

写真上:左2点は2018年4月、右2点は2019年3月の「定点観測」から。

平成最後のメイントレンドは、ちょっとだけデザインされた超定番アイテム

不安定な天候が続いた2019年春。
「花冷え」が続いたなか、4月6日土曜日は一転して快晴となり、まさに“定点観測日和”の土曜日となった。

考えてみると平成最後でもある今回の「定点観測」第460回とキリも良く、新入生、新社会人を中心に、「新東京人」が増える時期でもある。実はこの日、学校法人文化学園の入学式が開催されたようで、新宿地点はカラフルで奇抜な独特のファッションを身にまとった新入生で賑わっていた。

さて、そんな4月に注目したメインテーマは女性ベージュ系アウター/うち、ロング丈」だ。

前日まで実施した編集部全員によるプレサーベイの結果、ベージュ系のアイテムを着用している人が圧倒的に多く、というか、ベージュのトーン、白〜薄い茶系の範囲のアウターを着用していた人がほとんど! いわゆる、デザインされたトレンチコートのようなアウターがほとんどで、なんだか街全体が彩度の浅いペールトーンに包まれていたかのよう(ちょっと大げさかな)だった。

また、ベージュ系のアウターは全体的にロング丈で、スカートも長め、ロング〜マキシでダラリ、ズルッとしたシルエットの女性が多く、これだけ量的に多くなると、そろそろ違うスタイル、違うシルエットに移行する人が増えそう、、すなわち、“トレンドの転換期”の予兆も感じられ、そのあたりは「ズームアップ1」で取り上げることにした。

実は、ちょうど1年前の2018年4月のカウントアイテムとして、「女性ベージュ系コート、うちデザイン・コート」を取り上げており、さらに、先月(2019年3月)の「ズームアップアイテム2」として、「ベージュのビッグ&ロングコート」を取り上げており、1年前は、いま振り返ってみると、それほど丈も身幅もビッグサイズではなく、1年が過ぎ、徐々に人びとのサイズへの意識が変化し、先月とうとう“ビッグ&ロング”であることが際立ち、春になり、ぐっと着用者が増え、「カウントアイテム=メインのトレンドアイテム」になったということのようだ。

一方、今回のテーマ、「ベージュ系のロング丈アウター」以外では、ライダース(含フェイクレザー)やGジャンなども少なくなく、改めて、テン年代(2010年代)は、MA-1、モッズコート(ミリタリーコート)、Gジャン、ライダース、そしてトレンチコートといった馴染みがある超定番アイテムが、コンサバ系の女性たちにも着やすい素材、買いやすい価格にアレンジが加わり、トレンチコートもレースやプリーツ、フレア、ボリューム感など、“ちょっとだけデザイン”が加わり、多くの女性たちに支持される、というトレンドの構図になっているといえそうだ。
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左から、2019年1月「フライトキャップ」、2017年10月「セットアップ」2点。いちばん右は、1983年11月。

テーラード・ジャケット

ズームアップアイテム①: (テーラード)ジャケット 

1つ目の「ズームアップアイテム」はこちら。
先述したように、“ベージュ系のデザイントレンチっぽいロング丈アウター”を代表するスタイルの次では、と思われるものを、先月(2019年3月)は「シャカシャカ素材アウター」でピックアップしたが、今月注目したいのはこちら、「(テーラード)ジャケット」だ。

ストリートではかなり久しぶりのアイテム。着用する時期が短かったり、きちんと感があるので、ここ十数年わたるカジュアル化の流れとは巧くマッチしなかったアイテムでもあり、あまり馴染みがなかったアイテムといえる。それが、数シーズン前から、欧米でのコレクションの提案を中心に、ようやく3月下旬の東京ファッションウィークの会場でもインフルエンサーらを中心にチラホラ見かけるようになり、今春、街でも見られるようになってきたので取り上げることにした。

ファストファッション・ブランドでは2017年ごろから既に提案されており、色は茶系の目立たないチェック柄が多く(写真中男女の2点)、パンツとのセットアップでの着用が若い男性を中心に浮上したのは記憶に新しい。オーバーサイズで、ダボッと羽織るシルエットはスクエアでマニッシュ、襟があって、肩パット=肩にポイントがあるきちんと感、男性のスーツのようなマニッシュ感が先のベージュ系アウターのフワッとしたフェミニンな雰囲気とは異なり、トレンドとしては新鮮だ。

90年代生まれ以降の「新人類ジュニア世代」「デジタルネイティブ世代」の若者たちにとってはもちろん初めてのアイテムで、80年代生まれの「ウチら世代」にとっては、実は2018年5月に「女性テーラードジャケット、うち黒または紺というテーマで取り上げた時以来のジャケットスタイル。とはいえ、当時は、丈も身幅もコンパクトサイズのジャケットにスキニーパンツという、女性らしいジャケットスタイルで、今回のようなダボッとしたシルエットのジャケットスタイルは初めてだ。

いちばん右の写真は1983年11月、「定点観測」渋谷地点でインタビューさせていただいた女性のように、今季のジャケットスタイルの全体的なバランス感は、ズバリ80sからのエッセンスのアレンジ、リミックスしたスタイルといえそうだ。ちなみに、このジャケットはラフォーレ原宿の中のBIGIで、1年前の10月に3万円で購入。ボリューム感あるスカートはノーマカマリのもので、渋谷西武で1月に7,000円で購入。シャツは、10月に渋谷パルコ・パート3の地下のショップで7,800円で購入していたようだ。

また、1983年3月には「女性ショート丈ジャケット、うち襟付き」というテーマでも取り上げており、2019年秋冬に向けて、ジャケットスタイルはトレンドになりそうだ。

ということで、速報は12日(金)、着用していた人のディープなインタビューは19日(金)未明に公開を予定しているのでお楽しみに。


 
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左から、2018年8月、2019年1月、2019年3月の「定点観測」でインタビューさせていただいた方たち。

ワントーン・コーディネート

ズームアップアイテム②:ワントーン・コーディネート

2つ目のズームアップアイテムはこちら。

プレサーベイを経て、ふと、カウントアイテムや、ズームアップアイテム①とも被ってしまうのでは?!と後から気づいたのだが、トップスやボトムス、アウター、バッグ、靴などがほぼ同じ色合い、同系色=ワントーンでまとめた着こなしをする人が増えてきたので注目することにした。

ここ数年の「定点観測」を振り返ると、2016年8月に「女性黒アイテム、うち黒ボトムス」2017年1月には「オールブラック男子」2018年12月には「全身真っ黒男子」と、黒のワントーンコーディネートは何度となく取り上げており、①取りあえずの黒(コーディネートを考えるのが面倒というグループ)と、②モードっぽさ=黒というグループ、③テン年代以降のヒップホップ系のパンチのあるロゴやレターがあしらわれた黒と、大きく3つに分類することができる、と考察した。

その一方で、2017年10月に注目した「男女チェック柄ボトムス」で見られたセットアップを代表例として、ちょっとレトロでおじさんっぽい茶系のワントーンアラフォー以上の世代に支持される上品でカジュアルなグレイッシュのワントーンそして、今春注目したいのは、90年代生まれ以降のかつての“森ガール“を彷彿させるようなホワイト〜クリームベージュのワントーンスタイルだ。

2019年4月のワントーンコーディネートは、詳細は週末公開予定の“速報”を見てもらうとして、もともとセットアップになってるアイテムを着用する人も少なくないなか、自身で似たような色合いのものをレイヤードして少しずつ異なるトーン、素材による色の違いなども含め、ちょっとした色のズレ感を楽しんでいる点が新しい印象を受けた。

速報は12日、インタビューは19日に公開予定。

[文責:高野公三子]
 


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