“着るものに失敗しなければ”ちょうどいい気候となった2019年11月の定点観測。この“失敗しない”ようにするために、家を出るときに“何を着ていこうか?”と悩む季節でもある。
11月も後半になると、ぐっと冷え込み、「新生渋谷パルコ」が3年3ヵ月の建替え期間を経て、リオープンした22日の最高気温は8.5度、最低気温は6.7度となったが、定点観測を実施した9日は、最高気温が17,4度、最低気温が11.3度だった。
10月以上に、月初と月末で季節感がぐっと変わった11月。プレサーベイをした結果、アウターのデザインは多種多様。なかにはシャツだけでアウターなしという人も少なくなく、今回ズームアップアイテムでも取り上げるが、太番手のざっくりとしたニットトップスだけというスタイルも目立った。
では、そこに共通するもの、ニュアンスは何だろう?と観察とギロンを重ねた結果、“くすんだ感じの色や温かみのあるカフェオレやキャラメルのような色合い〜もっさり〜野暮ったい感じ〜クラシック”ではないかということに行き着き、メインテーマは、ボルドーやカーキ(グリーン系)と並んで今秋冬のトレンドカラー(流行色)とされている「茶系」に注目することにした。