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アンダーグラウンドなLomoショップ

アンダーグラウンドなLomoショップ

レポート
カルチャー
2002.06.19
この記事のカテゴリー |  カルチャー | 

レトロな風貌と、アナログで完璧でないゆえの愛嬌ある写りに、今や全世界に熱狂的なファンを持つロシア生まれのトイカメラ、Lomo-LC-A(通称:Lomo)。Lomoに心を奪われたウィーンの若いアーティスト達が、インターネットでヨーロッパに紹介したことがきっかけで世界に広まったカメラである。そのLomoを中心とした“トイカメラ”を扱うショップ「Headz SHOP」が、02年4月に渋谷・南平台に移転・オープンした。

「カメラマニア出入り禁止! 大手カメラ店やマニアのショップでは取り扱いのないようなものが中心ですが、セレクトの基準はあくまで面白いかどうか」と言うのは、同店オーナー、(株)パワーショベル代表の大森秀樹さん。店内は、ビート(音楽)を刻むバカでかいスピーカーが設置されていたり、店内に設置した監視カメラの映像を巨大モニターで流したり…と、明らかにふつうのショップとは異なる、ディープでアングラな空間となっている。

今では、ファッションやカルチャー系の女の子に人気の、ちょっとしたオシャレ・アイテムとなっているLomoだが、実は、95年に日本で初めてインターネット上で紹介・販売したのは大森さん。
「当初は、年に10台程度しか売れなくって」。

その後、Lomoユーザーからボランティアスタッフを集い、多い時には約500人の様々な職種・年齢のボランティアからなる「Tokyo Lomo Heads」というコミュニティを形成。
「Lomoというカメラを“拡大解釈”して、そこに自分たちのやりたいことを乗っけていったんです。そこに、何か楽しいことがしたい! と、自分の快楽を求めてさまざまな人が集まる。ボランティアはバンドと一緒ですね」(大森さん)。

98年には青山ブックセンターで国内初の展覧会を行い、99年には市民1000人を巻き込んだ参加型展覧会「みなとみらい21PhotoWall」、ラフォーレ原宿での「TokyoLomoHeads」展を開催。00年には「SurugadaiHotelProject」を行うなど、大規模な展覧会を精力的に開催し、Lomoの魅力を全国に広めていくうちに、直接「Lomoを売って欲しい!」と事務所に来るお客さんが増え、なんとなくショップになってしまった(!)のだそうだ。

今後は、今までのような参加型やハプニングといった形式とは違い、野外フィルム上映など、“静かな”イベントを計画しているということだ。
「目標は、続けていくこと。続けていかないと、面白いことがひとつ終わっちゃうことになりますからね」(大森さん)。

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