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“仕切り系”の集大成、登場。

“仕切り系”の集大成、登場。

レポート
フード
2002.06.24
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

3月22日にオープンした『dining lounge SOUEN aoyama』 は、ここ数年の飲食業界のトレンド、“仕切り系”の集大成ともいえる飲食店だ。場所は、渋谷駅と表参道駅の中間、青山通り沿い。企画・プロデュースは、食材専門の通販サイト「蔵人」を運営する(株)アイズと、「忍庭」や「萬葉庭」、「re’cue」などを手掛けた、あの(株)キューブが、共同で行なっている。

「この辺りは、お茶をする場所=カフェはたくさんあっても、ゆっくり食事ができる場所=ダイニングが少ないんです。そこで、当店のターゲット、“青山界隈を利用するハイセンスなオトナの方たち”を意識して、店名に“aoyama”と付けました」と、同社の森山さん。

フロアは全部で3つ。B1、7F、それに屋上と、離れたフロアから成り立っており、入口はB1だけという複雑な構造となっている。
「B1、7F、屋上とそれぞれが単独の店舗というわけではなく、あくまでも『SOUEN』という1つの店舗が“層”状に積み重なっているという考え方なんです。だからエントランスはB1にしか設けませんでした」と、森山さん。

もちろん、同社が得意とする“仕切り”はここでも発揮されており、個室33室のうち、2人用の個室が合計15室。うち9室が対面式ではなく横並び(!)と、一見、窮屈な感じがしなくもないが、密室度はかなりのもの。しかも、照明は、卓上の蝋燭と必要最低限の間接照明だけというから、“カップル仕様”といっても過言ではないだろう。
「2人で個室を使いたい、という強い声がありまして。それにお応えしたものです」(森山さん)。

また、究極の“仕切り”ともいえるのが、屋上に設けられた完全予約制のペントハウス「シャンパン・ガーデン」だ。ここには、なんとジャグジーが配備されており、まさに、プライベート・スペース! とやや80年代後半っぽいバブリーな雰囲気が否めないが、利用料金は、飲食代とは別に、2時間3万円(2名〜8名での利用可能)と意外とリーズナブルなのが、今の時代を表わしているといえるだろう。

ちなみに、この「シャンパン・ガーデン」は、(株)ジャーディン・ワインズアンドスピリッツの協賛が入っており、ジャグジーの周りにはモエ エ シャンドンのボトルがズラリ。利用者には、フルボトル1本がサービスされる、という仕掛けとなっている。

さて、そんな飲食業界に一時代を築いたともいえる同社が、次に手掛けるのが、“オトナたちの社交場”をテーマにした、「カクテル&ダイニングCELEB(セレブ)」((株)アイズと共同プロデュース/渋谷・明治通り沿い)と、ウェディングにも対応できる、“昔の旅館”をテーマにした、「ダイニングCUBE HATAGO (旅籠)」(同社直営店/乃木坂)。ともに、今年8〜9月にオープンする予定だそうだが、そこに共通するコンセプトは、「現代人に必要なリゾートのもつリラックス感」(森山さん)だという。

いずれにしろ、“ポスト・仕切り系”は、オープンでパーティっぽいダイニング空間という、“仕切り系”とは対極なものになりそうだ。

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