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レポート
ファッション
2002.08.01
この記事のカテゴリー |  美容・健康 | 

渋谷スペイン坂上にあるゲームセンター「Popteen Station」の一角に、7月5日、コスメショップ『cosmeplus(コスメプリュス)』がオープンした。

店舗面積は約8坪。シャネル、ランコム、クリニーク、アナスイなど、海外有名ブランドの化粧品が、「16アイテム別×トップ10」、「人気10ブランド別×トップ1」、「ショップのおススメ商品トップ10」など、タテ10段のまるで貸し金庫のような特製什器により、整然とディスプレイされた、ユニークなコスメショップである。

「この『プリュスカセット』という什器は、某外資系CDショップのディスプレイを参考に研究を重ね、独自に開発しました」と言うのは、運営元である、(株)アールイズムの広報担当・久保田さん。

同社は、学生派遣業者の協力を得て、独自の化粧品に関する商品情報のデータベースを構築。そこに、MARKS(13大学広告研究会連合)を主なモニターとした人気商品のアンケートを実施し、人気ランキングを算出する仕組みとなっている。

「“常に流行っているモノを置いていく”がコンセプト。今後は、日本未発売コスメや日本初上陸コスメなどにこだわり、月1回のペースで新商品を紹介していきます。正規代理店契約も取得したいですね」(久保田さん)。

基本的に会員制で、商品により最大20%の割引が受けられるのがメリット。今後は、購入後に肌トラブルが発生した場合、提携した皮膚科を紹介するアフターサービスも実施。また、雑誌やTVなどのメディアの情報や、「コスメプリュスサポーター」という独自のモニター登録者を募り、ランキングなどに反映していくという。

実は、これは、量販店・海外物流会社・IT企業などによるベンチャービジネス。1号店となる同渋谷店に続き、7月12日には銀座に2号店もオープン。本年度中に、都内を中心に50店舗出店する予定だという。

「商品情報のデータベース化」→「会員システムの導入によるモニターの獲得」→「アンケート調査により人気商品を算出」し、それらに絞り商品展開する。と、実にマーケティング戦略に乗っ取った効率的なビジネスモデルのように思われる。が、実際には、肌の質に合うかどうかや、テクスチャーや香り、色などの好み、また季節によっても異なるなど、化粧品を選ぶ基準は「人気」という単純な軸だけでは推し量れないものなのである。

「実際にビジネスを始めてみて、いろんなことが分かってきました。今後は、そんなデータには表われにくい部分を、どのように店頭に反映させていくかが課題です」と久保田さん。

棚に関しても、「肌質別」という項目を設けるなど、かなりの変更も考えているそうで、また、ターゲット戦略としては、渋谷店をもっとティーンズ向けのショップに特化し、チープ系、バラエティ系のコスメ商品の導入も検討しているという。

「とにかく、すべてはこれからです」(久保田さん)。

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