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“地域密着型ファミレス”〜亘'S RICE

“地域密着型ファミレス”〜亘'S RICE

レポート
フード
2002.08.10
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

松濤に、“地域密着型ファミレス”が登場。

00年以降、個人オーナー系の小さなショップがポツポツと増えている、渋谷区松濤の住宅街。そこに、6月7日、35坪・定員60人という、比較的大規模な飲食店、『亘'SRICE』がオープンした。

「“田中恒子の器と、魚と米料理の店”が、当店のコンセプトです」というのは、同店店長の市ノ澤さん。

田中恒子さんは、同店のオーナー夫人。服飾デザイナーを経て、食器のデザインを手がけるようになった、という経歴の持ち主だ。その作品は、現在、伊勢丹、三越、高島屋などの百貨店や、コンランショップなど全国の専門店などで取り扱われている。また、NYのクリスティズのオークションなどでも取り上げられたこともあり、ギャラリーからもオファーがあるのだそうだ。

当然、同店の料理は全て、田中さん作の食器で供される。店内には、食器のほか、テーブルクロス、コースターなど、食卓まわりの小物も展示・販売されている。

「“田中恒子”という名前(ブランド)との相乗効果を狙っています」(市ノ澤さん)。と聞くと、松濤という立地も手伝い、いわゆるマダム向けの店舗かと思われがちだが、ターゲットは、ファミリーだという。

「ご近所のかたはもちろんのこと、例えば東急本店の食堂街に行くようなかたたちに、“ファミレス感覚”で利用して欲しいんです」(市ノ澤さん)。

角地に面しており、ほとんどがガラス張りの開口部の同店。座席数といい、お茶だけでも食事でもOKという使い勝手の良さといい、まさに郊外の住宅街にできた明るくオープンな食堂=ファミレスといえる。

00年以降、飲食店業界の動きが活発化するなか、渋谷においては、1.「大戸屋」に代表される“定食屋チェーン”や、2.「SOUEN」のような“仕切系”だけでなく、3.「Brava table」や同店のような“地域密着型ファミレス”も健在。すべてが混在するマーケットは、ここ渋谷ならではといえるだろう。

ちなみに、田中さんのご主人である、同店オーナーの田中秀風さんは、20年前より、中華料理、大皿料理、イタリアン料理、魚料理などの飲食店を運営や、鮮魚の流通を手がけてきた事業家でもある。同店は、それらの経験を活かし、メニューや内装、食器、食材などをトータルコーディネイト。これをサンプルとし、将来的には、他店のコーディネイトも手がけていく予定だという。

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