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物本本舗

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レポート
ファッション
2002.08.16
この記事のカテゴリー |  ファッション |   カルチャー | 
音楽を切り口にしたアパレル

8月8日、宇田川町の井の頭通りを1本入った通り沿いに、セレクトショップ『物本本舗』がオープンした。

同店を運営するエプターズ(株)は、98年より、ヒップホップ界のカリスマ的ラッパー、リノ・ラティーナ・ザ・セカンドを擁するレーベル、『MONOHON』を運営。CD・レコードの製作、及び新人アーティストの発掘・育成を行う音楽プロダクションである。

以前から音楽だけでなくアパレル業界への進出を考えていたが、事務所の移転を機に、たまたま1階も空いていたことから、同店の出店に至ったというわけだ。

「ターゲットは10代後半〜20代の男性。宇田川町はレコード屋も多く、ヒップホップの聖地ともいえる場所ですから、レコードを買いに来た足で寄ってもらいたいですね」と、店長の谷口さん。

取り扱うのは、アーティストのリノ自身がプロデュースするオリジナルブランド『MONOHON』を中心に、『AKEEY』『TEMAS』など国内外のブランドで構成。メンズとレディースの割合は、約8:2。

ヒップホップといっても、ゴールドのアクセサリーをたくさん付け、ダボダボとした目つきの悪そうな、いわゆるB系ファッションとは違い、同店のセレクトはシンプルでかなりキレイめだ。

「B系のショップは周りにたくさんあるし、そのままだと面白味がないので、“キレイめ”にすることで差別化を図りました。そのあたりの意外性を楽しんでもらえれば、と思っています」(谷口さん)。

同店のオープンに併せ、リノのニューシングル『東京鉄コン筋クリートジャングル/はじける一夜』もリリース。オリジナルラインの『MONOHON』では、この作品のジャケットがプリントされたTシャツやキャップなども販売しており、今後もレーベル活動と連動した商品展開をしていく予定だ。

クアトロパルコ〜井の頭通り〜オルガン坂周辺が、レコード屋が集中し、音楽にこだわる人々が集まるエリアであるのは周知の事実である。一方、飲食店などが乱立する、雑多なイメージが先行し、その他の業種、特にアパレルに関しては“難しいエリア”という印象も否めない。

しかし、同店のように、レコードを買い求める消費者をコアなターゲットとし、音楽に関連した提案をしていけば、ひょっとしたら、さらなる異業種の参入の余地もあるように感じた。

ちなみに、レーベル名及び店名の『MONOHON』は、リノの「オリジナリティ溢れる“本物”の商品だけを扱いたい」という強い願望からネーミングしたそうだ。

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