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Angepatio

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2002.10.22
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このところ、緩やかに新業態の開発が進む渋谷区鉢山町〜南平台のエリアに、9月12日、またひとつ「今どき」の新規物件が誕生した。

名称は「Angeptio」(アンジェパティオ)。「天使が舞い降りた庭」という意味の造語だという。近隣の高級住宅街に見事にマッチした低層ビルの1階のファサードから察すると、一見オープンエアのオシャレなカフェレストラン? と思いきや、ゴシック調のエントランスの奥には厳かなチャペルが併設され、2階には披露宴が催せる約80坪ほどのバンケットルームも配備された「レストラン」+「チャペル」+「バンケットルーム」のブライダル施設である。

「ウェディングのコンサルティングをしている(株)ポジティブドリームパーソンズとドレスの販売やヘアメイクを行う(株)アール&アール・ベンチャーズ、そして(株)サンライズ・ジャパンの3社のコラボレーション・ビジネスです」と言うのは、同3社が共同で設立したドーモ(株)マネージャーの中島和昭さん(27)。

中島さんは、(株)サンライズ・ジャパンに所属していた当時、あの「ニューズデリ」の上野店の店長として売り上げナンバーワンを記録。その手腕が見込まれて本新規事業でのマネージャーに抜擢されたのだという。

「このところ、レストランウェディングって流行ってますよね。自分はウェスティンで挙げたんですが、一流ホテルは別として、一般的に結婚式って、教会はここで披露宴はここ、2次会はここ、と中途半端な場所で催すことで、結果的にはみんなからの印象も薄れてしまうように思うんです。だったら必要なものをすべてパッケージ化して、ひとつの大きなストーリーをつくることができるようハードを整備し、よりプランニングの方に力を注ぐことで、結果的に『アンジェパティオ』という場所で挙げたなあ、と記憶に残ってもらえるよう、このようなスタイルになりました」(中島さん)。

ウェディング業態とはいえ、あくまでも核となるのはレストラン。平日、週末とランチやディナー、カフェ、さらには、専用の釜で焼かれる焼きたてパンの販売コーナーも設けるなど、さまざまなTPOを想定し、マルチな集客ができるよう工夫されている。

しかも、これまでのブライダル施設というと、郊外の広い敷地にゼロから一軒家的な物件を建設するというイニシャルコストを専攻するケースが多かったが、本新業態は「ビルト・イン」が基本。低コストでスピーディに収益を確保する、スピード感もビジネスのポイントなのだそうだ。「2003年問題」への対応はもちろんのこと、増加する結婚は2回目、3回目という方々も重要なターゲットとしている。

「これをひとつのビジネスモデルとして、都市部を中心に多店舗展開を考えています。自分自身、ウェディングの企画はまだスタートしたばかりですが、パーティの数だけスタイルがあるのでやりがいがありますね」(中島さん)。

思えば、『SHIBUYA 2000 REPORT』を発行した2000年頃を転機に、外食ビジネスはあっという間に飽和状態へと発展。「デリ」や「物販併設型」、「エンタテインメント型」「プチゴージャス型」ときて、「プランニングのできる飲食業態」へとさらに進化したといえるだろう。



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