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ストリートの裏トレンド、ディズニーアクセサリー

ストリートの裏トレンド、ディズニーアクセサリー

レポート
ファッション
2002.11.05
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

「定点観測」などで毎月ストリートを観察していると、ファッション誌には取り上げられてないが、実は多いよね、というストリート主導型の裏トレンドに気付く。たとえば、シャツやトップスなどをショールやマフラー代わりにするスタイルや、髪の毛のすそ部分など一部分だけをブリーチする、エッジーな部分染めなど。今回は、そんな裏トレンドの中でも、20代前後の女の子を中心にいつの間にか人気を得ていた、ディズニーキャラクターのアクセサリーを取り上げることにした。

この「気が付けば増えていた」というディズニーアクセサリー。ディズニーキャラといっても、お馴染みのミッキーマウスやくまのプーさんではない。『ピーターパン』に登場するティンカーベルや『リトルマーメイド』のアリエルなど、かわいらしくて夢がある“女の子キャラ”に人気が集中しているのである。そういえば、と過去の「定点観測」のデータを振り返って再チェックすると、1年ほど前から彼女達をモチーフとしたネックレスやリング、ピアスなどを着用している女の子が目に付き出していた。

「妹が集めていたのを見て、私もかわいいなと思って」というのは、仁田さん(22歳・大学生)。「かわいらしいけどサンリオ系の幼稚さがなくて、ゴージャス感があるのが気に入っています。見ためのわりには価格も手頃だし」(仁田さん)。というように、価格もネックレスや時計などが1000円〜2000円とお手頃で、決して高級には見えないが、そのチープさ=かわいらしさが、かえって魅力となっているようだ。

この人気を裏付けるように、『CUTiE』10/21号での「人気キャラ?ランキング」では、ティンカーベルが堂々の第1位を獲得。と編集部にもインタビューしてみたが、特に意識して「仕掛けた」記事ではないことを確認した。

が、これらの人気の一因としては、キャラクター商品を展開しているソニー・クリエイティブプロダクツが、ディズニーキャラクターのライセンスを取得し、01年2月からディズニークラシックスと題した商品を展開したことも大きく影響しているようだ。商品は、ステーショナリーや小物を中心とした雑貨類で、デザインは柔らかな「着色水彩画」調。あえてデフォルメを避けることにより、ターゲットである20〜30代の女性にオリジナルアニメーションへの郷愁を訴えるものとなっている。

また、01年にはウォルト・ディズニー生誕100周年記念として、X-girlやナンバーナイン、SOPH.(ソフ)など、いわゆる裏ハラ系ブランドとコラボレーションした原宿発信プロジェクトが話題になり、ファッションに敏感なストリートの若者たちを新たに取り込んだことも要因として挙げられるだろう。

女の子なら一度は憧れる、おとぎの国や、プリンセスたち。この“ダサさ”ぎりぎりのメルヘンチックなかわいさや、プリンセス的なゴージャスさ、というどこか子供っぽいテイストを、ファッションの“ハズシ”として、コーディネートにちょこっと加えるのがストリートのトレンドともいえるだろう。

この人気を後押しするように、今年12月21日には、なんと約半世紀の時を隔て『ピーター・パン2/ネバーランドの秘密』が公開される。

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