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INFINI

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レポート
ファッション
2002.11.13
この記事のカテゴリー |  ファッション | 

鉄の扉を開けると、ぐんと拡がる
エッジーな空間。突き当たりは渋
谷川。
渋谷川越しには木々がざわめき、
いい雰囲気を醸し出している。
柿渋染めのセーターとジーンズ。
長年東京の街のフィールドワークを行っていると、それぞれの街の「栄枯盛衰」とでもいうような変化が見えてくる。渋谷の街に限ってみても、このところ、渋谷区東や桜丘町など、さらなる裏手が面白い。

9月15日、渋谷区東2丁目にオープンした「INFINI(アンフィニ)」は、いわゆるハイストリート系のメンズウエアのショップである。渋谷から恵比寿に向かう明治通りの右手に位置するが、飲食店や商店などが途切れた特に何もないところに、突然、まだらの紋様が入った黒い鉄壁のファサードが表れる。

「実は原宿から移転してきたんです」と言うのはプレスの加藤リサさん。実は00年4月に「ZERO FORM ZEROSPACE」という同店が取り扱うオリジナルブランドと同じ名称のショップを原宿の裏手にオープンしていたのだそうだ。

「移転の理由は、“ベーシックなのにエッジが効いている”といううちのブランドの世界観をよりきちんと表現した店がつくりたかった、というのがあります。もちろん、立地や環境も合わせて検討しました」(加藤さん)。

物件は、代官山、中目黒、恵比寿、とかなりの広範囲で検討したが、最終的にこの場所に出会い、移転を決めたのだという。
「決め手は意外性でしょうか。隠れ家的なショップにしたい、というデザイナー、恒川俊一郎の意向もありました」(加藤さん)。

たしかにこの辺りは、00年に『ディキシーダイナー』がオープンして以来、高架下のカフェ『SUS』やストリート系の洋服屋『WHOEVER』など、エッジなショップがポツポツとでき始めているものの、まだまだ発展途上のエリア。しかし、その「未発達で色がない」ことこそが、実はトレンドでもある。

商品は、一見ベーシックでシンプルなオトナのメンズウエアという印象だが、柿渋染めや墨染めなど、天然の染めや加工にこだわった「上質な日常着」といった仕上がりになっている。実は周辺はオフィスなども少なくなく、ビジネスマンの集客もあるそうだ。

ちなみに、取材日の数日前には、すぐ2軒ほど先にヘンプなどを扱うストリート系の男の子ショップがオープンしていることを発見。さらに周辺に現在工事中の物件も?!

「裏原宿」、「恵比寿」、「中目黒」など、男の子のショップが集まることで、そこに回遊性が生まれ「街」として発展していったケースは少なくない。この「東」という新しいエリアも、近い将来必ず「おしゃれな街」として急成長するだろう。

■ INFINI:渋谷区東2-24-1
  phone:03-5774-5525

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