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レポート
カルチャー
2002.12.18
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10組以上のデザイナーによるTシャツ販売
のコーナー。
写真展示のスペース、「middle scape」。
都内某神社より分社した「middle神社」。
おみくじや神社グッズなどを販売。
屋久島の「樟の木工房」による手作り陶器販売の
コーナー。
森彩佳さんによる、シルバーアクセサリー工房。
予約制でクレイシルバーのアクセサリー製作を
体験できる。
11月1日、渋谷センター街に「middle」がオープンした。店内を5つのブースに区切り、展示や販売、宣伝などあらゆる目的のために貸し出す多目的レンタルスペースである。

運営するのは、宇田川通りにある居酒屋「敏」のオーナーで、渋谷センター商店街振興組合の専務理事も努める近藤彰敏さんと、某デザイン事務所のアートディレクターを努める川田勝也さん、そして某企業秘書の山下和弥さんの3人。

「前々から、何とかして全国各地の地場産業を活かしたいと思っていたんです。海外への技術移転が進み、工場が閉鎖されて仕事が無くなった技術者や職人達と、アイデアはあっても実際に製品化する技術がないデザイナー達を結んで商品を作り、それを繋ぐことができれば、おもしろいことができそうだと。」(山下さん)。

そんな中、山下さんは共通の知人を通して、川田さんと知り合う。デザイン業界に顔の広い川田さんにこのビジネスモデルを話したところ、2人は意気投合。さらに行きつけだった店のオーナーである近藤さんから、所有物件の空きを使用して構わないという申し出があり、今回の出店に至ったというわけだ。

その物件とは、以前たばこ屋の倉庫として使われていた場所。木造モルタルで傷みが激しかったが、修理から内装まで自分達で手掛けた。店舗面積は約40平方メートルで、4.3平方メートルずつ5つのブースに区切られている。店内を区切るというアイデアは、天井を支える柱を立てる必要があったことから思いついたのだそうだ。なんと構想からわずか2カ月オープンにこぎつけたという。

「店を出したいけれど資金が足りない方や、自分の作品を発表する場が欲しい方など、ジャンルを問わず様々な人たちに利用して頂きたいですね。風俗以外なら何にでも貸します(笑)」(川田さん)。

レンタル料は1ブース2週間に付き10万円。現在は10組以上のデザイナーによるTシャツの販売、シルバーアクセサリー工房、屋久島の楠の木工房で作られた陶器の販売、渋谷グッズ販売やテキスタイル雑貨など計6つのテナントが出店している。客層は20代〜30代が中心で、カップルや、なぜか外国人観光客が多いそうだ。

「物を作っている人達がこの店を通して知り合い、お互いに刺激しあってさらに面白いことをやる、そんな店にしたいんです。そして最終的に地方の地場産業と東京のデザイナーを結ぶ架け橋になりたいですね」(山下さん)。

また同店は、月に一度のペースで、渋谷のカフェやバーを会場にパーティーを催している。これは異業種交流会のカジュアル版といった感じの集いで、現在約50名が参加しているそうだ。

毎月出店テナントを変え、お客さんに新しい印象を与える「渋谷の中の小さな渋谷」というのが同店のコンセプト。この「なんでもあり」感覚は、実はとても渋谷センター街らしいのではないだろうか。

今後はホームページなどを通して、いろいろなジャンルのデザイナーなどにも出店を呼びかけていく予定。写真やサッカーなどのサークル活動を行う計画もあるそうだ。

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