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BIG FRIDAY MIYAGI(ビッグフライデイミヤギ)
レポート
2013.07.29
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BIG FRIDAY MIYAGI(ビッグフライデイミヤギ)

最高6億円くじ「BIG」の宮城県限定キャンペーン。
くじ購入で提携飲食店での「BIG盛り」サービスが受けられるキャンペーンがスタート。

最高6億円くじ「BIG」の宮城県限定キャンペーン。BIGを買うと県内の飲食店の人気メニューが大盛りならぬ【BIG盛り】で提供されるというユニークな企画である。
同キャンペーンのイメージキャラクター「BIG FRIDAYマン」。 商売繁盛の福の神「仙台四郎」をモチーフにしている。
現在、加盟飲食店は約50店。居酒屋、ラーメン、焼き肉、牛タンなどジャンルも多岐にわたる。
予想以上に女性の反響が多いという。宮城県をテストケースに、今後は他県でも展開も視野に入れているそうだ。
加盟飲食店には、ポスターとのぼりを設置。

大人数の男女が街なかの飲食店を回遊しながら出会い・交流をする「街コン」や、近隣の複数のライブハウスを回ってイベントを楽しむ「サーキットライブ」、様々な街を舞台に謎を解くイベントの「リアル脱出ゲーム」など、街をステージにしたキャンペーンやイベントが盛り上がっている。単なる場所貸しではなく、主催者・街の店舗・参加者が一体となって街が活性化される新しい街おこしのかたちとも言えるだろう。
 
そういった動きが盛んになるなか、独立行政法人日本スポーツ振興センターが運営する最高6億円くじ「BIG」による、宮城県をステージに新たなキャンペーン「BIG FRIDAY MIYAGI(ビッグフライデー ミヤギ)」が絶賛開催中だ。
 
今年4月19日にスタートした「BIG FRIDAY MIYAGI」は、1口300円で最高6億円が当たるくじ「BIG」を、BIGマークのある店舗で買うと、金曜日に提携飲食店で“BIG盛り”のサービスが受けられるという12月末までの宮城県限定キャンペーン。購入1口以上買うとBIG盛り引換券「BIG FRIDAY PASS」1枚がもらえる仕組みで、コンビニとインターネットでの購入は該当しない。飲食店によって大盛りメニューや限定メニューが出されるという食事の満足感と、くじが当せんして大金を手にできるかもしれないワクワク感を味わえるという内容だ。
 
「くじは当たりハズレだけでなく、当せん発表を待つ間のドキドキ感、ワクワク感も楽しみの一つです。さらにBIG FRIDAY MIYAGIでは、この、くじ本来の目的に加えてBIG盛りを楽しんでいただくことも出来ます。買って楽しむだけではなく、その収益はスポーツ振興に役立てていますし、このキャンペーンでは夢だけではなくお腹もいっぱいになる。みんなで飲みに行くきっかけになったり、久しぶりの同窓会や普段は一緒に飲みに行けない上司、同僚と食事をするきっかけにしてもらえたら嬉しいです。金曜日を楽しむツールに役立ててもらいたいですね」(独立行政法人 日本スポーツ振興センター/スポーツ振興事業部 事業企画課広告宣伝係長 村上成さん)
 
Jリーグの勝敗結果を購入者が予想する「toto(トト)」と、コンピュータがランダムに試合結果を選択する「BIG」。買ったことがない人でも、その名前はご存知だろう。だが、その収益が、グラウンドの芝生化、スポーツ大会の運営、様々なスポーツ活動を行うNPO法人への助成など、スポーツの普及・振興に幅広く役立てられているということは意外に知られていない。

そもそものきっかけは、2011年2月にスタートした「SPORTS JAPAN PROJECT」というスポーツ振興の広報キャンペーンである。これは、toto・BIGの販売開始10周年を記念して2011年からスタートしたもので、Jクラブのホームタウンから毎年5、6か所を選定し、
各地元クラブの応援番組で、地元メディアが制作したスポーツ振興くじのCMを放送し、実は収益が身近に使われていることを知ってもらおうというものだった。
 
しかし、開始直後に東日本大震災が発生。宮城での広報活動は同年3月で一時中断を余儀なくされたこともあり他県では1年で終えた活動を、宮城では2年間実施。キャンペーンが終わった今年、今度はBIGを入口に楽しんでもらおうということで「BIG FRIDAY MIYAGI」がスタートしたという訳だ。

全国発売の「BIG」が、なぜ宮城を選んだか、という理由に関しては、2年という長期にわたり前身キャンペーンを行ったことで、宮城でのスポーツ振興くじへの好感度が高まっており、地元メディアや関係各社、ベガルタ仙台との連携が図れていたことが大きな理由だそうだ。

また、「ちょうど良い街の規模感」もポイント。東京・大阪・名古屋などの大都市とは異なり、仙台は繁華街が中心部にコンパクトに集中しており、人々もそこに集まり賑わっている。提携飲食店を集めるのにもちょうどいい規模で、ここで成功すれば他県へと横展開していける可能性を持っているという。
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左が通常のピザで、右がBIGを提示するとサービスされるBIG盛り。
「街全体、宮城を盛り上げたいですね。金曜日にそれまでの疲れを癒し、楽しんでいただく力になれたら」(日本スポーツ振興センター 村上さん)

河北新報の金曜朝刊のスポーツ面で広告を掲載。加盟店にとっては店をPRできるメリットにもなる。
FM仙台の番組内では「BIG FRIDAY MAN」が提携店に行き、店主にBIGメニューのこだわりなどを伺うコーナーを展開。

提携店は5月末現在で仙台市内を中心とした約30店。同キャンペーンに協力している(株)河北新報社(株)FM仙台が店舗をセレクトしており、焼き肉、牛タン、つけ麺、イタリアンなど種類は幅広い。巨大ピザなど見た目でもインパクトがあるものが多いためSNS用に写真を撮って盛り上がる光景も多いそうだ。

プロモーションは専用サイトのほか、河北新報の金曜朝刊のスポーツ面で広告を掲載。毎週キャンペーン参加店舗を紹介しているため、店舗にとってもメリットがあると言える。また、FM仙台「Crescendo(クレッシェンド)」(月~金曜、8時20分~11時オンエア)では、金曜に「BIG FRIDAY MAN(ビッグフライデーマン)」なる赤いマスクに浴衣を着たキャラクターが提携店に行き、店主にBIG盛りメニューのこだわりなどを伺う。放送を聞いて興味を持ったなら、ランチ営業の店舗なら夜を待たずして行けるのだ。

くじ購買層は男性が8割を占め、特に30代~40代の男性が多いという。さらに詳しく見るとtotoはJリーグのサポーター層、BIGは宝くじなどのくじ好きが多いそうだ。同キャンペーンでも30代~40代男性をメインターゲットに考えていたが、意外にも女性の反響が多かったという。

「予想以上に女性の反響が多いので、今後はさらに利用者のニーズを考えて、提携店とも相談し女性のお客様が喜ぶメニューも提供できればと思います。飲食店を中心とした街全体、そして宮城県の金曜日を盛り上げたいですね。6億円当せんの夢と非日常的なドキドキ感を楽しむためにBIGを買うことが習慣化され、しかも週末の金曜日にそれまでの疲れを癒し、楽しんでいただくことの力になれたらと思います」(村上さん)

くじが当たるかもしれないというワクワク感は、既存のクーポンでは得られない独自の価値。飲食という切り口によって「BIG」「toto」をこれまで購入していなかった女性層の獲得にもつながっており、将来的には他県での展開も視野に入れているそうだ。

取材・文 緒方麻希子(フリーライター)


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