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Mighty steps coffee stop(マイティステップスコーヒーストップ)
レポート
2014.11.17
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

Mighty steps coffee stop(マイティステップスコーヒーストップ)

築60年の一軒家をリノベーションした日本橋の複合店舗内にオープン。
サードウェーブスタイルにこだわったコーヒーショップ

2010年前後からだろうか、豆の産地や種類、抽出方法にこだわったスペシャルティコーヒーを提供する店が全国各地で増えている。

都内では、NOZY COFFEE(ノジーコーヒー)三宿店(世田谷区下馬)や、Little Nap COFFEE STAND(リトルナップコーヒースタンド)(代々木公園)といった個人店や、ベイクルーズが運営するFILBERT STEPS(フィルバートステップス)(渋谷区神南)などをACROSSで取り上げてきたが、その後もブームを超えて、4月にはパリ発のCOUTUME(クチューム)が南青山に上陸、5月には都内複数のロースターの味を楽しめるABOUT LIFE COFFEE BREWERS(アバウトライフコーヒーブリューアーズ)が渋谷・道玄坂にオープンするなど、「こだわりの1杯」の需要と供給は増える一方だ。
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ドリプコーヒーは¥380。少しずつドリップされている様子を間近で見られるのもコーヒーチェーン店にはない魅力。
そして今回、再開発が進む中央区日本橋にもコーヒーショップMighty steps coffee stop(マイティステップスコーヒーストップ)が2014年7月26日にオープンし、にぎわっている。

運営するのは、株式会社siniolchu(シノールチュ)。代表取締役の石井康雄さん(32歳)はプロボクサーや接客コンサルティング、飲食店勤務を経て、2010年28歳の時に独立。人形町のスペインワインバルhachi(ハチ)や門前仲町のカジュアルフレンチen(エン)、東麻布のアメリカンダイナーTOWERS188(タワーズイチハチハチ)等を運営する、飲食業会における注目の人物だ。その時々の飲食のトレンドを先取りし、すべて異なる業態の店舗を展開している。

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石井さんみずからコーヒー豆の特徴を丁寧に教えてくれる。 石井さんとの会話を楽しみにリピートするお客さんも少なくない。
もともとコーヒー好きで、東麻布のTOWERS188(タワーズイチハチハチ)でスペシャルティコーヒーを提供していたこともあり、かねてからコーヒーの魅力をもっと伝えていきたいと考えていたが、そんな時「hachi」の常連客だったヘアサロンのオーナーから、サロンの移転先に決めたという今回の物件を紹介され、「広いので一緒にやらないか」と誘われ、オープンに至った。築60年の2階建て一軒家を、同店とヘアサロンhairwarks RW(ヘアワークスアールダブリュー)、ネイルサロンungu(ウング)とシェアしている。

「清澄白河育ちで小さい頃から日本橋に来ていました。古き良きものが残る町ですが、新しいものを受容する懐の深さも備えているところが日本橋の魅力。コーヒー専門店は以前からやりたかったのですが、利益率が低くリスクが高い。ここならヘアサロンのお客様にもコーヒーをお出しできるという相乗効果もありますし、3社で入居し、店を一人で回すことでリスクも減らせると思ったので出店を決めました」(株式会社siniolchu代表取締役/石井康雄さん)。
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コーヒー豆は日によってかわり、3〜4種類から選ぶことができる。フランス製のオーガニックアイスクリームは、ピスタチオ、マスカルポーネ、塩キャラメル、ダークチョコレートの4種類。
豆はエチオピア産やブラジル産等の数種類を揃え、全て生産者がわかる単一種のシングルオリジン。焙煎から2週間以内のものに限定して使用し、豆の特徴を味わってもらうためにアイスコーヒー以外はブレンドしない。豆を1杯当たりの通常よりも1.5倍以上多い24gを使用してコーヒーの濃い部分だけを抽出することで雑味を防ぎ、本来の酸味や甘味、豊かな香りのあるコーヒーを提供しているという。

メニューは、ドリップコーヒー(380円)、カフェラテ(450円)等。“anytime coffee”というコンセプトの通り、朝昼夜のいつでも飲めるような味の出し方にこだわっているそうだ。また、コーヒーに合うフランス製のアイスクリーム(400円)は着色料と保存料を使用しておらず、味はピスタチオ等の4種類が楽しめる。
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築60年の一軒家をリノベーション。1階奥と2階にはヘアサロン「hair works RW」とネイルサロン「ungu」が入居する。
場所は地下鉄新日本橋駅とJR神田駅からも近い日本橋本町で、中央通りから細い路地を入ったところ。ポートランドやブルックリンのカフェやグリル、バーをイメージした店内は石井さんによるDIY。「居心地のいい空間で、コーヒー1杯に対してきちんと接客したかった」そうで、カウンターと向かい合ったソファで寛ぎながら、石井さんとの会話を楽しむ常連客が少なくない。

ターゲットは周辺に勤務する20代後半~50代の男女。近隣のビジネスマンやOLのほか編集者、飲食関係に従事する人々も多いという。男女比は半々で、30代が一番多い。昼過ぎと18~20時に混みあうことから、ひと休み・リフレッシュへのニーズが窺える。また、「コレド日本橋・室町のオープン以降、日本橋が遊びに来る町になってきていると感じます」(石井さん)。土日はカップルや家族連れが来るそうだ。

「コーヒー=苦くて真っ黒い飲み物というイメージを持つ方がまだまだ少なくありませんが、認知度が低いぶんポテンシャルがある分野だと考えています。“コーヒーのワイン化”という言葉が流行りだしていますが、ワインが何度かのブームを経て定着したように、コーヒーも形を変えて第3の波がきているので、スペシャルティコーヒーがこれからもっと日常的なものになっていくと思います」(石井さん)
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2015年2月には、サードウェーブコーヒーのきっかけと言われるアメリカ・サンフランシスコのコーヒーショップ「Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)」の海外進出1号店であるロースタリー&カフェが江東区・清澄白河に出店予定。この出店も起爆剤となり、全国でサードウェーブコーヒーブームはますます本格化していきそうだ。

取材・文 緒方麻希子+ACROSS編集部

Mighty steps coffee stop(マイティステップスコーヒーストップ)

住所:東京都中央区日本橋本町4-3-14
TEL: 03-6262-1988
営業時間 11:00~20:00(月曜定休)


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