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Decoded Fashion Tokyo Summit 2015
レポート
2015.08.17
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Decoded Fashion Tokyo Summit 2015

「ファッション×デジタル/IT」の新しいプラットフォーム
Decoded Fashion Tokyo Summit 2015開催!

去る7月9日(木)、ファッション業界とIT業界が“MUSH UP”することでファッションの未来を考えるNYで始まったインターナショナルなイベントDecoded Fashion(デコーデッド・ファッション)」が、ロンドン、ミラノに続いて東京でも開催され、約400人が参加した。会場となったのは東京アメリカンクラブ。協賛はコンデナスト・ジャパンだ。

2、3年ほど前からだろうか。ファッション業界では、「ファッション×デジタル/IT」をテーマにしたシンポジウムや研究会や学会などの開催が目立ってきた。筆者が「Make:」が東急ハンズの渋谷店で静かに催事(POP UP SHOPともいえないような規模)に出会ったのは2011年2月のこと。「定点観測」でも手づくりをする若者が増え、「進化するDIYファッション&カルチャー」と題して幣誌や他誌に原稿を書いたのは2012 年12月のことだった。そういえば、2012年に慶応義塾大学情報環境学部の水野大二郎准教授(当時は講師)やNPO法人ドリフターズインターナショナルの金森香さんらが中心で始まった勉強会「ファッションは更新できるのか?会議」は、その後、さらに取材を重ね、今月末「人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する」という副題の単行本が上梓されるという。

そんななか、2014年9月カルチャーマガジン『WIRED日本版』が、「Fashion Decoded〜ファッションはテクノロジーを求めている」と題したファッション特集号を発売。さっそく2冊購入し(1冊は社内回覧用)、記事を担当した友人の編集者にコンタクト。「ファッション・デコーデッドって何?」ということから、いかにアメリカのファッション業界がIT業界とタッグを組み、ふつうにビジネスになっているのか日本のファッション業界がいかに遅れているか、さらに、同プロジェクトを立ち上げた女性、Liz Bacelar(リズ・バセラー)がとにかく魅力的!といったエピソードを聞き、この新しい“ファッション・ハッカソン”のためのプラットフォームがNYで誕生したことにワクワク。しかも、ロンドン、ミラノに続き、今夏、日本に上陸するというのでさっそく取材した。
 
リズ・バセラーが「Decoded Fashion」を立ち上げたのは2011年11月のこと。もともとコロンビア大学大学院でジャーナリズムの修士号を取得し、報道番組のプロデューサーとして活躍していた彼女は、「今こそテック業界とファッション業界のマッチングが必要!」CFDA(アメリカファッション協議会)に掛け合い、あっという間にNYファッションウィークで「Decoded Fashionサミット」を開催したというから素晴らしい。彼女へのインタビューなどの詳細はオンラインの『WIRED日本版』の記事をどうぞ。

「Decoded Fashion」のコンセプトは、世界の新しいテクノロジーを発掘し、それをファッションやリテイルなどに紹介・マッチングし、ファッション業界を盛り上げようというもので、具体的には、①サミット ②ミートアップ ③テック・エキスポ ④ファッション・ハッカソンという4つを柱に、ロンドンでは、英国政府の協力も取り付け、さらに、アメリカテキサス州のオースティンで開催されている音楽祭と映画祭、インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模なイベントとして定評のある「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」にも参加するなど、積極的な展開をみせている。
 
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「日本ではファッションやスタイルのコンテンツが毎月約900万回検索されています」You Tubeのファッション、ラグジュアリー、ビューティ業界マネージャーのケイティ・ジェンキンスさんのスピーチより。
第1回目となった「Decoded Fashion Tokyo Summit 2015」は、朝10時のリズとコンデナストジャパンの北田淳社長によるウエルカムスピーチにはじまり、2つのプレゼンテーションに2つのキノーチスピーチ、パネルディスカッション、トークショー、公開インタビュー、ディスカッション、さらに伊勢丹の大西洋社長『GQ JAPAN』の鈴木正文編集長らの審査員によるスタートアップの・コンペティションと、カクテルパーティが始まる19時前までと約7時間ぎっしり。

隣接する会場では、ストゥディオスによるアパレルブランド「United Tokyo」が出展。東芝テックの最新ソリューション「パーソナライズ・リーフレット印刷システム」スマート会計システムなどが体験できたり、アメリカに本社を置く、CRM(顧客関係管理)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスで有名なsalesforce(セールスフォース)社が全世界5,000人以上のマーケティング担当者を対象にした調査「2015年市場調査レポート」を配布するなど、盛りだくさんの企画に、参加者たちも座って聴講するだけなく、積極的に動き回り、ブースで商談したり、飲みものを片手に小グループでディスカッションするなど、欧米のサミットのような雰囲気になっていた。

「Google」のファッション、ラグジュアリー、ビューティ部門のインダストリー・マネージャーのKatie Jenkins(ケイティ・ジェンキンス)による動画「YouTube」を使ったコミュニケーション戦略の事例や、「C CHANNEL」の森川亮社長「LINE」の田端信太郎上級執行役員法人ビジネス担当『VOGUE』の渡辺三津子編集長による新しい顧客像「ミレニアル世代像」についてのトーク、ロンドンをベースとしたブランド「AllSaints」の代表William Kim(ウィリアム・キム)「ORIGAMI」の康井義貴代表「SIMONE」のムラカミカイエ代表など、各プレゼンテーションは、『VOGUE JAPAN』のオンライン版にレポートがあるので、そちらをご覧いただくことにして、ここでは、筆者が気になったいくつかのニュースに絞って紹介したい。
 
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既にアメリカでは多くの百貨店やSCが導入しているという、来店客のデータ収集と解析、パーソナル情報発信がサイネージからリアルタイムに出来るシステム「BLUE FOX TARGET」。
スタートアップ・コンペティションでは、やはり幣誌編集部らの観察・考察が、「人間のまなざし」に起点を置いている一方、近年飛躍的進化している「テクノロジーによるまなざし」とのタッチポイントの可能性を探る意味で、アメリカの「BLUEFOX TARGET」と日本の「ABEJA」が気になった。

マーケティングリサーチ業界では、既に10年ほど前から「アイトラッキング」を用いた店頭でのマーケティングリサーチが導入され、レコメンデーションのシステムも実験的に始まっているが、「BLUEFOX TARGET」は、店頭やディスプレイ、サイネージなど空間に設置された異なるデバイスを通過した複数の人たちのデータを複合的に察知し、分析し、たとえば店頭でひとり一人に適切なクーポンを配布することができるのだそうだ。商品アイテムが安定している百貨店やSC、スーパーマーケットやフードコートなどをはじめ、ターミナル駅など黙っていてもビッグデータが集まるような空間での解析や活用をぜひ見てみたいところだ。

また、「ABEJA」は、既にオムロンが先行する「スマートカメラ」技術に、さらに「人だまり」を捉えるヒートマップ解析や機械学習などの技術で、人々の行動分析・購買行動を解析。マーケティング支援に繋げるという。
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テーラーメイド・イヤホンの「NORMAL」のCEOニッキーがプレゼン中。既にNYマンハッタンにリアル店舗もある。
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これでつくった服を着てみたい!と思った「ELECTROLOOM」。3Dプリンター技術によるテキスタイルが自動生成され、シームレスの服が完成するという。
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ロンドンに拠点のあるアパレルブランド「AllSaints」のCEOのプレゼン。ラストはかなりの啓発フレーズに会場も「!」。
個人的にいちばん興味をひいたのは、3Dプリンター技術を使ってシルクのテキスタイルが自動生成され、シームレスの服を1日で作ることができるという「ELECTROLOOM」だ。サンフランシスコ在住の3人組によるベンチャー企業によるアイデアで、登壇したAaron Rowley(アーロン・ロウリー)いわく、「今はまだデザインに制限があるのですが〜」と言うが、シンプルモダンのトレンドにもマッチ。しかも、たったの2ドル! 世界初の3Dファブリック・プリンターを目指し、クラウドファンディング「キックスターター」での成立をバネに、現在、国内外の投資家からの資金援助や、テキスタイルメーカーとのシステムも整いつつあるという。惜しくも8月26日(水)からの三越伊勢丹各店で開催される「彩り祭」での展示の権利は逃したものの、これはぜひ、日本のどこかの店舗でPOP UP SHOPとして出店して欲しいと思った。というより、自分がオーダーしたい!

「自分が欲しい」という意味では、既にマンハッタンに店舗もあるというNikki Kaufman(ニッキ・カウフマン)3Dプリンターによるテーラーメイド・イヤホンのブランド「NORMAL」もワクワクしたサービスだった。ひとり一人、また左右の耳の形状は必ず異なるため、案外フィットしていないなかったという課題に着目。スマートホンで自分の耳を撮影し送信することで、自分の耳にぴったり合ったイヤホンが48時間でつくってくれるというもので、さっそく某有名眼鏡店の社長はNYに出張した際に店頭で試して購入していた!

また、同商品とサービスの魅力も去ることながら、代表のケイティが、クラウド上で製品開発とマーケティング、販売までを一貫して行う「Quirky」といういわゆる「ハッカソン」をサポートする“ものづくりのプラットホーム”の共同設立者でもある点も注目される。
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隣接する会場では、SALESFORCEやSCIGINEER、ACCENTUREなど既にファッション業界とのビジネスも行っている企業によるプレゼンも行われた。
このように、ファッションにおけるビジネスやデザイン、ものづくりが、個人の自由な発想にはじまり、クラウド・コミュニティで進行し、ビジネスになっていく“デジタル・ファブリケーション発想”が欧米では当たり前になりつつあることを痛感する1日となった。

昨今、日本の大企業でも、担当や部署といった組織の壁を超え、外部企業や大学、専門家などといっしょになって新規事業を立ち上げようというイノベーションの試みが増えているが、その実情は、「顧客のニーズを聞く」「若手の意見を聞く」「若手を支援する」というトップダウンのスタンスによるものが少なくない。そのボトルネックになっているのは、たとえば、「業界(会社)の慣習」だったり、「投資家やパートナーを見つける」ということかもしれないし、「F1層とは異なる新しい顧客を発掘する」ということかもしれない。

そう考えると、「ファッションショー」を中心とした既存のファッションのシステムに固執せず、先述した「SXSW」にファッションとテクノロジーを融合させようという「SXStyle(サウス・バイ・スタイル)」が立ち上がったように、日本にも、ファッションを軸とした、他業界からも一個人の参加も可能な新しいプラットフォームがあっていい。

ちなみに、スタートアップ・コンペティションで1位を獲得したのは、アメリカから出展したバーチャル試着を可能にしたデジタルミラー「memomi」だった。既に世界中の百貨店などでは導入されているそうで、今回三越伊勢丹での展示をきっかけに、既にいくつかの小売店での導入も決まりつつあるという。
 
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左から、北田淳コンデナストジャパン社長、手前がリズ・バセラー「デコーデッドファッション」創設者兼社長、後ろが西村真里子「ハートキャッチ」共同創設者兼CEO、北川竜也三越伊勢丹ホールディングス秘書室付き特命担当、鈴木正文『GQ JAPAN』編集長、スタートアップ・コンペ優勝者の「MEMOMI」のサルバドール・ニッシ・ヴィルコフスキー、大西洋三越伊勢丹グループ代表取締役社長。
さて、7時過ぎから始まったカクテルパーティでは、ビジネスマインドが刺激されたのか、多くの人が名刺交換や登壇者を取り囲んでの質問などで賑わっていた。そんな会場で何名かに当日の感想を聞いた。

「楽しかったです。ちょっと大手の事例が多かったかな、と思いました。次回は、もっとニッチな事例をたくさん知りたいです」(某大手企業マーケティング担当Nさん)。

「驚くような新しい話はなかったようにも思ったんですが、何よりこの日この場に参加した、ということが大切なような気がします。ここから少しずつ、確実に変わっていくんでしょうね」(大手ディベロッパーEC担当課長Nさん)。

「日本人のデザイナーや日本のものづくりが海外に進出するためのしくみづくりに関心があり、今日はそのヒントが見つけられたらな、と思って参加したんですが、大手企業主導の話に留まっているのが残念でしたね。それでも欧米の事情がわかって勉強になりました」(ものづくりのコンサルタントKさん)。

「モバイルコマースのトレンドが“検索”から“衝動買い”になってるっていう話はなるほどね、と思いましたね。ペット画像をアップするとコンバージョンがアップするっていう話もリアル(笑)。全体的な感想としては、結局、いまの時代は、いわゆる“インフルエンサー”じゃなくて、“アンバサダー”の存在が重要なんだと思いました。欧米では一般的だけど日本にはまだあまりないカンカク。いわゆるファンみたいな感じかな。盛り上げる方がオモシロイじゃない?」と(南馬越一義BEAMS創造研究所シニアクリエイティブディレクター)。

筆者らは、(たまたま)今年度より、ファッションビジネス学会の「fashion2025研究部会」に参画したり、「慶應義塾大学SFC券キュ所ファブ地球社会コンソーシアム」に参加するなど、ファッションの未来や、「ファッション×デジタル/IT」を意識した調査研究に注力しているが、一方で、最近の定点観測で取り上げたトレンドアイテム「ボロデニム」のように、「古着屋で買って自分で破いた」(定点観測in NY)や、「履いていくうちにだんだん破けてくるのが楽しい」(定点観測in 新宿)など、消費者/生活者の意識としては、まだまだ“肌カンカク”でファッションを楽しむことのほうが一般的だ。かたちはもちろんのこと、微妙な色合いや質感が異なるだけで、購買するか否か、着用するか否かが分かれてしまうのが、ファッションのオモシロイところである。

とはいえ、もし、アニメや漫画に出てくる登場人物のファッションがデータベース化されていて、オンデマンドで色や柄、素材が選べ、それが服として出力される(!?)というようなショップがあったら、「『シュガシュガルーン』に出て来る女の子をマネしました」と言っていた彼女(定点観測in原宿)も買いに来るのかも?と妄想も膨らんだ。

「Decoded Fashion Tokyo Summit 2015」は、ローンチということもあって、若干総花的ではあったものの、ここから確実に変わっていくであろう、その歴史の起点に立ち会えたことはとても有意義な取材となった。そういう意味でも、2015年は「ファッション×デジタル/IT元年」と言えそうだ。

[取材/文:高野公三子(本誌編集長)]

 


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