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Mikkeller Tokyo(ミッケラートーキョー)
レポート
2015.12.24
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

Mikkeller Tokyo(ミッケラートーキョー)

約80種のクラフトビールが味わえるデンマーク発のビールブルワリー「ミッケラー」の直営店

人気ビオワインバー「アヒルストア」を皮切りに、バリスタと元寿司職人によるサンドイッチとコーヒーの店「CAMELBACK sandwich&espresso(キャメルバック サンドイッチアンドエスプレッソ)」、リンゴと生姜のフレッシュジューススタンド「Apple & Ginger(アップルアンドジンジャー)」など、個性的な飲食店が続々とオープンしている渋谷区神山町。“奥渋谷エリア”として人気のこのエリアに、2015年8月22日にオープンしたデンマーク発のビールバー「Mikkeller Tokyo(ミッケラートウキョウ)」がオープンした。
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「Mikkeller(ミッケラー)」は、元科学教師であるミッケル・ボルグさんが2006年に立ち上げたデンマークのビールブランド。特定の醸造所を持たない「ファントムブルワリー」の第一人者で、ミッケルさん自身が考案した独自のビールレシピをもとに、世界中のモノづくりにこだわる小規模醸造所と組んで新しいビールを開発している。これまでに造られたビールは600種以上。本拠地コペンハーゲンでは、ミシュランレストランのオリジナルビールも手掛けており、日本では感度の高い一部のレストランにボトルビールを卸してきた。その「Mikkeller」のオリジナルビールを飲める直営店はデンマークやアメリカ、ソウルなど世界各国で展開されており、東京は13店舗目となる。

東京は、ミッケルさんが世界最高と公言するほど大好きな街で、もともと出店候補地だったという。自身のマインドを伝えるために直営店にこだわっており、同じく外資による直営店として成功を収めているノルウェーのコーヒーショップ「Fuglen(フグレン)」をパートナーに、出店準備を進めたそうだ。
 
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「Mikkeller Tokyo」では、日本の大学を卒業後、アメリカと日本でカクテルバーを経営していた経歴を持つシールズ・ハミルトンさんがジェネラルマネージャーを務める。

「ミッケルは、食や文化において高水準のものが集まる東京が世界一好きで、このバーは特別なプロジェクトになりました。僕が一番うれしいのは、お客様が一人で本をゆっくり読みながらとか、家族連れとか、日本や東京ではあまり見ない飲み方をしている時。ユニークで新しいビールの楽しみ方を提案をしていきたい」(ハミルトンさん)

店内にはビールのタップ(注ぎ口)がずらりと20本並ぶ。選りすぐりの個性豊かな「Mikkeller」のオリジナルビールと、セレクトした日本国内の小規模醸造所のクラフトビールを堪能できる。世界中のボトルビールも充実。合わせて80種以上になる季節に応じた新鮮なビールを味わえるのが魅力だ。タップのメニューは、クラフトビール初心者にお勧めの「ホッピープリスナー」(550円~)をはじめ、酸っぱさがクセになるサワーエール「パッションフルーツ」(1,100円)、甘いバニラの香りが特徴の「バニラシェイク」(1,250円)などバリエーションも多彩。国内のものでは、志賀高原ビール「ポーター」(650円~)や野沢温泉「里武士(リブシ)」(900円)などをセレクト。ビールギークもそうでない人も、満足できる味を見つけられる。
 
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来客層は20代後半~30代が中心で、女性が6割を占める。一人で読書をしながらビールを飲む女性や、休日にお父さんはビールで子どもはオーガニックジュースを飲む親子連れ、夜に一杯だけ飲んで帰るビジネスマンなど実に様々。

月曜から金曜は15時~、土日は12時~という早い時間帯から営業していることや、明るいオープンな空間であることもあり、取材中もPCで作業しながらビールを楽しむ30代男性や、ショッピング中に立ち寄った4人組の若い女子大生など、まるでカフェのような感覚で過ごしていたのが印象的だった。また、近隣在住の外国人や、海外から来たバックパッカーや旅行者も日常的に訪れるという。
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東京店はデンマーク本店にインスピレーションを受けたバースタイル。「日本から見たデンマーク、デンマークから見た日本」をテーマにした店内は、オーク材による格天井や有田焼の花瓶、天童木工のビンテージ家具、デンマークのビンテージとルイスポールセンの照明など、日本と北欧が融合された温かみのある空間だ。スタンディングとテーブル席を設けており、店外の席も人気だ。

「流行は少し外れたアンダーグラウンドな場から発信されることが多い」(ハミルトンさん)ため、センター街の喧噪を避けて奥渋谷エリアを選んだという。同時に、外国や日本の各地から来た人にとっても見つけやすい場所であることも重視しているのは世界展開をしている同店ならではの配慮だ。
 
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「このエリアの印象は、近隣の人と人とのつながりがある街で、情報をシェアして良いものを交換し合う風土が根ざしている。そして、何かを発信したい、面白いことをしたいという、奥渋谷エリアのムーブメントを起こすきっかけを持つ人が集まっています」(ハミルトンさん)

そうしたコミュニティーから生まれるコラボレーションにも積極的なのも他のビールバーと一線を画すところ。現在は日曜日のみ、宇田川町のバー「NIGHTFLY(ナイトフライ)」のサンドウィッチを販売しているが、今後、もっといろいろなお店などとのコラボレーションに取り組む予定だそうだ。

さらに、毎月第一土曜は、世界のミッケラー各店で「ランニングクラブ」を開催。オリジナルTシャツを着用し、朝からランニングをするイベントで、グループに分かれて最長11km、短いと4kmほどを走り、その後にビールを飲む。東京店では30~40代の男性参加者が多く、常連客や「ミッケラーで走りたい」というファンもいるという。
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東京商工リサーチが2010年から毎年実施している「※第6回地ビールメーカー動向調査(2015年9月実施)」によると、全国の主要な地ビールメーカーの2015年1~8月累計出荷量は、前年同期比の14.4%増と前年を上回り続けているという。大手もクラフトビールに積極的に参入しており、サッポロビールは2015年3月に100%子会社の新会社を発足し、5月よりクラフトビール「Craft Label(クラフト ラベル)」を展開開始。キリンビールは2014年秋にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレーブルワリー)」をスタート、2015年春には横浜と代官山にその場で作られたクラフトビールが飲めるダイニングをオープンしている。

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このように国内でクラフトビールが広がりを見せるなか、海外ブランドの直営店且つすでに世界中のビールギークに親しまれている「Mikkeller Tokyo」のオープンにより、クラフトビールの人気が高まるだけでなく、カフェやコーヒースタンドのように楽しむ新たなスタイルも浸透していきそうだ。

※第6回地ビールメーカー動向調査:東京商工リサーチが全国の主な地ビールメーカー178社を対象に2015年9月にアンケートを行い、有効回答は2015年1~8月の出荷量が判明した77社としている。

取材・文 緒方麻希子(フリーライター・エディター)+ACROSS編集部

Mikkeller Tokyo(ミッケラートーキョー)

※このお店は現在閉店しております。

〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町37-10 B1
Tel : 03-5738-7186


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