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渋谷シダックスビレッジ

渋谷シダックスビレッジ

レポート
フード
2004.09.02
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ガラス張りのファサードとウッドデッキ
が印象的な「クレイトンズ グランド カ
フェ」。モーニング、ランチ、ディナー、
ミッドナイトと4つの時間帯別メニュー
やデリカテッセンがある。
カフェに併設された「バイオセラピー
・マンハッタンリラックス」では、5分
700円からマッサージが受けられる。
カフェ席へのデリバリーも可能。
「トウキョウ メイン ダイニング」は、
ファイヤー通り周辺にはなかった
大型レストラン(112席)。ランチ
タイムには周辺に勤めるビジネス
マンたちで席が埋まる。
渋谷エリア初進出を果たした「レストラ
ン カラオケ シダックス」。平日の昼間
は子連れママグループの利用も多い。
04年1月15日に閉店した「マルイワン渋谷」。その跡地を利用して、7月25日、複合商業施設『渋谷シダックスビレッジ』がオープンした。

1Fはシダックスグループの運営による「トウキョウ メイン ダイニング」と「クレイトンズ グランド カフェ」、「シャトーT.S バーEX」の3つの飲食店と、ワインショップ「シャトーT.S ワイン ギャレリア」、リラクゼーションスペース「バイオセラピーマンハッタンリラックス」で構成。エントランス部分には、フラワーショップ「プレジュール」((株)フローリィネット)が唯一のテナントとして入居した。

同施設の大半を占めるのは「レストラン・カラオケ シダックス」(2〜6F)である。すでに全国で295店舗展開する有名カラオケショップだが、渋谷エリアでは今回が初進出。しかも合計130室という室数は渋谷エリアでは最大級だそうだ。

2Fには最大約400名収容可能な多目的ホール「シダックスホール」を、上層階(6〜9F)には、シダックス(株)およびグループ会社の本社機能が新宿より移転した。

「今回のオープンにあわせ“MOTHER FOOD(マザーフード)SHIDAX”というテーマを打ち出しました。これは“母なる地球が育んだ豊かな大地と海のめぐみを母親のように真心を込めてお客様にお届けする”ことを、健康創造企業として提案していこうという決意を意味しています」と言うのはシダックス(株)広報担当の滑川さん。

「かつて実施した調査では、シダックスという社名からはカラオケまたは社会人野球を想い起こすかたが大半でしたが、実は弊社はレストランカラオケから病院給食まで現在2851店の営業店を展開する“食”の総合企業。さまざまなジャンルの情報発信基地である渋谷の街に本社機能と現場である店舗を集積することで、“食”を中心とした新しい文化を発信していければと思っています」(滑川さん)。

ちなみに、同社の渋谷戦略は03年4月に渋谷で5つの飲食店を展開していた(株)東急百貨店の子会社(株)レストランモンテローザの全株式を取得したことにはじまる。同10月には名称をシダックスレストランマネジメント(株)に変更し、「西洋料理DEMI」(東急東横店)や「ギャバ ディ ゾーン」(109)など5店舗をオープンした。

今回の『渋谷シダックスビレッジ』は、クリエイティブディレクターのサトウ哲康氏をはじめ、アートディレクターの青木克憲氏や店舗デザイナーの金子雄一氏、イラストレターの小野日佐子氏、メニューコンセプターのアルバロ・ペレズ氏など、さまざまなジャンルのクリエーターたちも参画。7月25日から8月13日まで渋谷公園通り、道玄坂など主要な通り沿いにトマトやキュウリなどの野菜の拡大写真と“MOTHER FOOD SHIDAX”と真っ赤な文字で書かれたフラッグを掲示したほか、日本経済新聞に全面広告を掲載。TVCFをOAするなどかなり大規模なキャンペーンも実施した。

ここ数年、丸の内や六本木、品川などの大型都市開発のスキマで都心部の小規模物件の再開発が盛んだ。渋谷でも、公園通りの「Navi渋谷」や隣接する「マ・メゾンしぶや公園通りビル」、明治通り沿いの「ユニマット渋谷1丁目ビル(仮称)」、円山町の「スペースタワービル」、東急プラザの裏では「渋谷スクエアA・B」、渋谷警察署の並びには「渋谷南プロジェクト(仮称)」、キャットストリート裏手の「R-project物件(仮称)」」など小規模複合施設がめじろ押しである。

それぞれ完成すると個性的な名称が付けられるものの、上層階はオフィス、下層階は店舗という“取り合えず”なテナント政策、“なりゆき”のビルコンセプトという“anonymous(アノニマス)”な物件が目立つなか、同『渋谷シダックスビレッジ』のように、店舗と社屋を一棟にまとめることで「CI」として訴求していこうというケースも増えていくだろう。

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