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KAMIYAMA AINA

KAMIYAMA AINA

レポート
フード
2005.07.21
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

昼はデリ、夜はダイニングバーの二毛作店が神山町に登場

洋食中心で、野菜や豆、きのこを使ったヘルシー
なメニューが多いのが特徴。メニューが日替わり
なのも嬉しい。
ショーケースの中にずらりと並ぶデリメニュー。
古い建物の梁を活かしながら大胆にリフォーム。
天井を高くし、天窓を設置することによって
開放感のあるスペースを確保した。
2階カフェスペース。壁一面の大きな窓から
陽光が射し込む明るい店内。
古くからの商店街の中に個人オーナーの小さなショップがぽつぽつとオープンし、昨年あたりから緩やかに再編が進む神山町。特に東急本店通りと神山商店街を結ぶ通りには、渋谷〜青山に通勤するショップスタッフや美容師をターゲットにした飲食店や雑貨屋、インテリアショップなどが増えている。04年末にオープンしたデリ&ダイニングバーKAMIYAMA AINA(カミヤマアイナ)もその一つ。これは、01年3月から神南で営業していたカフェAINA(アイナ)が移転リニューアルオープンしたもので、昼はデリ、夜はダイニングバーという二毛作店である。

「神南のアイナでは、オープン当初から同じフロアに、フラダンサーのサンディー氏が経営するフラダンス教室を併設していました。しかし受講者が増えて狭くなってしまったため、教室は原宿に移転。設備上の問題から、空いたスペースをカフェとして活用することが難しく、閉店することに決めたんです。そんな時、通勤途中に通りがかった道で空き物件を見つけ、衝動借り。新しい業態でオープンすることにしました」(オーナー・須川裕美さん)。

出店したのは、神山商店街の中ほどにある、築50年以上の古い木造一軒家。各フロア約7.5坪と広くはないものの、天井を高くし、窓を大きくとることによって、開放感のあるスペースを確保した。ハワイアンで素朴な雰囲気だった神南店に対し、同店はヨーロッパの雰囲気が漂う都会的なインテリアで統一。1階は厨房とバーカウンター、2階は約20席のラウンジスペースという構成になっている。

「神南でカフェをやっていた頃から、次はデリを開きたいと思っていました。海外の都市ではいたるところにデリがあって、都会での生活に根付いているんです。ニューヨークやロンドンに行くたびに、東京にももっとこんな店があればいいのに、と思っていました。当初はデリだけでの営業を考えていたのですが、この通りは夜でも人通りが多くてにぎやか。そこで昼間はデリ、夜はバーという業態にしたんです」(須川さん)。

デリは洋食中心で、野菜や豆などを使ったヘルシーなメニューが多いのが特徴。ランチメニューは日替わりで、プレートランチ、丼、カレーの3種類が選べ、価格は735円〜945円。ランチタイムはテイクアウトだけでなく、2階のカフェスペースで頂くこともできる。11:30〜15:00はランチタイムで、その後17:30〜18:30はデリのテイクアウトのみを提供し、そして18:30〜2:00のディナータイムはダイニングバーとして営業。1階はカウンターのみのスタンディングバーで、フードメニューも、島らっきょう(550円)やスペアリブ(1200円)などのおつまみを中心に充実している。

「客層は20代〜40代、50代の方とかなり幅広いです。ランチはこのあたりで働く女性の方が多く、夜は近隣の住民や、通勤にこの道を通る方が中心です。今は午前2時までの営業ですが、今後は週末は午前4時までの営業も考えています」(須川さん)。

ひとつの店舗が時間帯によって異なる業態を営業する二毛作型飲食店は、ここのところの飲食のトレンドである。カレーうどん+立ち飲みの「TASICHI」や武蔵野うどん+エスニック料理の「庵治庵」、カレーうどん+ジンギスカンの「てっちゃんstyle中川屋」など、今年に入ってから、数々の二毛作型飲食店がオープン。経営者側の、「限られたスペースでより多くの客を取り込みたい」という意図と、消費者側の「話題性に富んだ店で、複数の業態の要素を楽しみたい」というニーズが合致しているともいえる二毛作型飲食店は、この先さらに一般化すると思われる。

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