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Kurage(くらげ)

Kurage(くらげ)

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2005.08.23
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング |   カルチャー | 

公園通り・パルコ前の渋谷区勤労福祉会館に
「アート・和・カフェ」が登場

2005年5月29日、「アートカフェ」という新しいスタイルの和カフェ「Kurage」が、公園通り・パルコ前の交差点の一角にオープンした。

これは、東京都の芸術活動支援事業の一環として7月22日に開設するアートギャラリー、アートショップ、カフェの複合施設 「トーキョーワンダーサイトshibuya」のひとつで、運営するのは、「和カフェyusoshi」、「chano-ma」、「茶茶」といったカフェや和食店など、全国に36店舗を展開する株式会社rav(ラヴ)。

今回の東京都との協業については「当社のCRO(貞廣一鑑)が若者のカルチャーを応援したいと考えていたことが、アートの発信と和カフェの融合という新しい試みに挑戦するきっかけとなりました」と言うのは、同社エリアマネージャーの伊藤美和さん。

店名を「kurage(くらげ)としたのは、貞廣氏が、「渋谷の若者は、見た目はきれいで自己主張も強そうだけれど、実は傷つきやすくナイーブな存在のよう」というイメージを表現したのだそうだ。

「もちろん若い人に限らず、幅広い層のお客様に来ていただいています」(伊藤さん)。実際、人通りの多い交差点に面したオープンな店舗にも関わらず、1人で来ている人や年配のグループも見受けられ、4、5年前のブームだったころのカフェとは違う雰囲気がある。

内装は、デザイナーや家具職人、料理人など6人のクリエイターが集まってスタートした関西のクリエイター集団「graf(グラフ)」が担当。DJブースをはじめ、カウンターや壁、天井などにふんだんに木を用い、レトロモダンな空間となっている。

「店内は歩道より一段高く作られているので、道との距離が近いわりには落ち着いているんですよ。このスペースはパフォーマンス・イベントのときには舞台としても使います」 (伊藤さん)。

入り口にはDJブース、都内で開催される展覧会やコンサートなどのフライヤー、東京都が作成した外国人向けの東京案内のリーフレット等を配置するコーナーなど、アート&カルチャーの発信基地としての要素を備えつつ、わかりやすい場所と派手過ぎない和風の内装、オープンな空間等が相まって、より開かれたカフェとなっている。

「今後も形式にとらわれずに、時代と場所のニーズに合わせて、さまざまな形で店舗を展開していきます」(伊藤さん)。

「元祖・和カフェ」としてのブランドが確立した(株)ravだが、ニーズの向こうに自分たちの目指す方向がある、というニュートラルなスタンス。同社にとっての「カフェ」は時代の変化を映し出す場所のようだ。


※なお「トーキョーワンダーサイトshibuya」のオープニングベントとして7月22日(金)に「KATHY performance」が開催。大勢のアート関係者で賑わった。この東京都の芸術活動支援事業「トーキョーワンダーサイト」については、別途取材をしたので、近日中に掲載します。


取材+文/古屋荘太(フリーライター)+『WEBアクロス』編集室

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