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Chocolate Bar & Dining RHAPSODY

Chocolate Bar & Dining RHAPSODY

レポート
フード
2005.12.16
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

チョコレートそのものの味の違いを
お酒といっしょに「テイスティング」
2Fのレストランではランチや
コースディナーに加え、チョコ
レートのセットメニューも。
場所は青山・骨董通りを246方面に
かなり行った左側。
2005年9月15日、南青山の骨董通り沿いにイタリアのトスカーナ州にある高級チョコレートメーカーAMEDEI(アメデイ)社がプロデュースした「Chocolate Bar & Dining RHAPSODY青山」がオープンした。

伊AMEDEI社は、テッシエーリ兄妹によってカカオの現地農家の買い付けから始めたチョコレート製造業者。創業は1989年と新しいながらも、2001年にイタリアの有名料理雑誌『ガンベロ・ロッソ』に紹介されたことから、有名レストランの製菓用材料として広まった実力派として本国では知られている。日本の輸入販売代理店は札幌にあるマチュザレム株式会社だ。

「私たちの強みはチョコレートの原材料メーカーであるということです。メディアでの話題性や製品の見た目だけではなく、素材や質で勝負していきます」と言うのは、AMEDEI社日本代表事務所代表、西口方裕さん。

同社のチョコレートは、ヴェネズエラで栽培されている最高級カカオのチュアオを採用。これは最高級といわれているものの約倍の価格のものだとか。また、チョコレートの粒子を細かくして口溶けや後味を良くするための精錬作業(コンチング)には、通常6時間で済ませる作業の10倍以上の時間をかけているそうだ。

西口さんは、アメデイ社の本格的な日本上陸を踏まえ、約1年前から徹底的なマーケットリサーチを実施した。その結果、有名パティシェや海外のパティスリーによるブランドチョコレートの出店が相次ぎ、既に日本人のチョコレート職人もたくさんいることから、これからはチョコレートの原材料での差別化の時代になっていくと予測。素材と製造工程にこだわり、チョコレートそのものの味の違いを商品化している同社の特性を活かし、チョコレートそのもののもっと深い楽しみ方を提案しようと、「テイスティング」を取り入れた。

1Fがスタンディングバー、2Fはカウンターと16席のフレンチレストランという同店では、チョコレートとお酒、チョコレートとシガーなど、チョコレートを嗜好品として楽しむ大人のライフスタイルと空間を提案。AMDEI本社で考案されたテイスティングシートには、チョコレートの香りと味わいについての詳細な解説と相性のよいお酒との組み合わせ(マリアージュ)が記載されている。たとえば「チュアオ」の項には「赤い果実やエキゾチックなフルーツの香り、後味は非常に長く、酸味はバランスが大変良い味わい」とあり、マリアージュには「レチョートダン・フォルノ(イタリアの甘口ワイン)とある。

「お酒を飲むつもりで気軽に立ち寄っていただき、チョコレートがお酒やシガーに合うことを知ってもらえれば」(西口さん)。

ブランド戦略にも余念がない。というのは、現在、アメデイ社のチョコレートは青山のチョコレートバーの他、銀座1丁目にオープンしたイタリアジュエリーブランドなどが出店しているファッションビル「スパツィオ・ブレラ・ギンザ」内、または銀座三越B1階ドルチェファブリカ店などのAMEDEI専門店といった「限られた場所」でしか手に入らず、プレミア感を持たせ、決して安売りしない。

「私たちAMEDEI社はチョコレートメーカーです。つまり、弊社のチョコレートはパティシエさんに製菓材料としてお使いいただくこともあるわけです。また、レストランやバーでお酒やシガーとともに弊社チョコレートをサービスしていただいております。「ラプソディー」はサービスや楽しみ方など、アメデイの世界観をご提案させていただくための店舗として、あと数店舗出店を考えております。」(西口さん)。

同店の客層は30代〜40代、50代と年齢は比較的高め。とはいえ、2Fのレストランではランチ(1260円から)やコースディナー(3800円から)の他、アメデイのチョコレートのセットメニューは「大人気分を味わいたい」という今どきの20代のカップルも少なくないそうだ。

[取材・文/古屋荘太+『WEBアクロス』編集室]

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