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ワインバー×レストラン=実用重視のアンテナショップ!?

ワインバー×レストラン=実用重視のアンテナショップ!?

レポート
フード
2002.07.18
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

“たくさんの種類の中から、好きなものを少しずつ味わって欲しい”。
そんなコンセプトから、6月15日、『テイスティングワインブティック&サロンdecfive』はオープンした。場所は、青山通りの宮益坂上交差点のすぐそば。運営元は、02年3月に設立された(株)エブリデイワインである。社名どおり、“ワインは、グラスで毎日飲むもの”という文化を定着させることを目標に掲げている。

「メインターゲットは20代〜30代の女性。周辺がオフィス街ということもあって、仕事帰りにブラリと気軽に立ち寄れる、そんな店づくりを意識しました」と、広報担当の工藤さん。

1Fは、スタンディング中心のカウンターバー。奥へ進むと、カウンターに沿って約400種類のワインが逆さまにディスプレイされており、少し異様ともいえる光景。フロアにはソムリエも常駐しているが、4ヵ所に設置されたPCで、好みの銘柄を検索することも可能だ。

一方の2Fは、ローソファーとローテーブルで構成されたラウンジ風のレストランで、ランチタイム、カフェタイム、ディナータイムに加え、モーニングの実施も検討中。こちらで出される料理も、ワイン同様、たくさんの種類を少しずつ味わえるようにと、ほとんどのメニューにハーフサイズが用意されている。

「実は、ワインがもつ本来の味や香りをそのままグラスで提供できるように、ワインセーバー「Whynot!」(特許申請中)を開発しました。業務用としてはもちろんのこと、家庭用としての販売も考えています。いってみれば、ここはそのためのアンテナショップですね」(工藤さん)。

「Whynot!」の最大の特徴は、開栓後もワインを酸化させずに保存できること。これまでは、コルクを抜いた後に、ボトル内の空気を吸い出すか、ボトルに不活性ガスを注入するかの2種類しか方法がなく、いずれもコルクを抜く際に空気が混入していた。しかし、「Whynot!」は、完全密閉の状態でコルクを抜き、ワインセーバーへの装着を可能にしたため、酸化が防げるのだという。また、これにより、価格が安いと銘柄が選べなかったり、銘柄が選べると割高になりがちだった、グラスワインでのサービスの矛盾点も解決されたことになる。

00年以降、渋谷周辺では、バブル期を彷彿させるような演出過多な飲食店のオープンが目立っているが、同店は、それらとは対峙する、実用重視でカジュアルな飲食店といえるだろう。

現在、同店では、ワインの直接販売は行なっていないが、産地や銘柄などのデータが記載された「ワインテイスティングカード」を、希望に応じて無料で発行している。将来的には、酒類販売免許を取得し、店頭販売も行なう予定だそうだ。

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