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SHIBUYA DELI TOWER

SHIBUYA DELI TOWER

レポート
フード
2002.12.03
この記事のカテゴリー |  飲食・フーディング | 

11月18日、渋谷東急本店前に、地上10階地下1階の全館飲食店で形成される「SHIBUYA DELI TOWER」がオープンした。全9店舗中、7店舗が第1号店。地下1階から順に、アジア、チョコレート、中国茶、イタリアン、台湾、西洋風魚介料理、和風創作、創作炭焼、クラブ、バーと、幅広い飲食業態を網羅した飲食店ビルである。

「昔からの構想として、いろんな国のカルチャーがミックスしている日本独特の食文化を具現化した飲食業態をつくりたかったんです」と言うのは同ビルのオーナーである(株)エイムの社長八杉明博さん。「2年ぐらい前でしょうか。変わろうとしている渋谷の街の勢いを感じていましたので、ぜひそこで1号店にチャレンジしたい、と物件を探したところ、この場所に出会ったんです」(八杉社長)。

神戸に本社を構える同社は、菓子・食品・雑貨の輸出入、国内販売及び製造を行っている他、子会社の(株)デリカテッセンでは「DeLi」や「D & Bee」「DeLi cafe」「DRAGON DeLi」「食祭館」といった小売店を経営する菓子・食品の輸入商社である。

「九段北に(株)エイムの東京支店を設けた時もそうでしたが、その“地場”にこだわったビジネスをしたいんです。ですから、東京・渋谷で飲食店をはじめるぞ、といっても何処かのビルにテナントとして出店することなどぜんぜん考えてませんでしたね。その地場に溶け込むことが重要なんです。それが結果的にはその街やエリアの発展にも参画していくことになるんだと思いますね」。

同ビルのある敷地は約40坪とかなり小さいが、将来性のあるエリアであることや地上10階まで建築可能である点に魅力を感じ、購入したのだという。

1階〜2階の赤レンガは地元神戸、その上の近代的なステンウォールは東京をイメージしており、それらの融合が建築上でのコンセプト。1階〜2階の一部を吹き抜け状にすることで天井高を確保することや、街のシンボルになるようにとファサードに時計を設置したりと、社長のイメージ通りのタワーが完成したのだそうだ。

「実はね。企画が二転三転して、最後の最後まで肝心の1階を何にするか、というのが決まらなかったんですよ」と八杉社長。「コンサルティング会社にも入ってもらったりしたんですが、最終的には、仕入れで訪れたアメリカの『クリスピー・クリーム・ドーナッツ』を見たのがヒントになりました」。

なんでも老舗のドーナッツショップが新業態としてリニューアルしたもので、ポイントはファクトリーが併設していること。小麦粉からドーナツが完成するまでの製造課程が丸見えになっていることで、消費者の安心感や食欲、興味をそそり大人気に。売上も急激に伸びたのだという。

「これや!と閃きましたね。うちはチョコレート屋なんやから、チョコレートの製造行程を全部見せたろ。ファクトリー併設のチョコショップや!て(笑)」(八杉社長)。

こうして「SHIBUYA DELI TOWER」の顔でもある1階に、念願の飲食業態、チョコレートショップ「デリチョコ」が誕生したというわけだ。

渋谷に限らず、このところチョコレートショップ業態は大人気。高級系が飽和状態にあるからこそ、あえてカジュアル系のチョコレートショップにしたかったのだそうだ。もちろん、フレッシュなオレンジやイチゴなどにチョコレートをコーティングしたりとオリジナルメニューも充実している。

「もちろんまだまだ未完成ですよ(笑)」(八杉社長)。

もともと B to Bが主体の同社ではあるものの、今後このようなB to Bのビジネスを通し、受け手といっしょに本業も含め、事業構築を図っていくのだそうだ。

■ SHIBUYA DELI TOWER
 渋谷区道玄坂2-23-13

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