久しぶりに色が戻ったといわれている今春夏。ピンク/ベージュ→グリーン→イエロー→(まだ少ないが)赤、と東京のストリートでは次々にトレンドカラーが移っているようだ。そして盛夏目前の6月、白が急増しているので今回取り上げることにした。
もともと白という色は毎年夏になると増える超ベーシックなトレンドだが、今春夏、トライブ別にみた白の着こなしは以下の通り。
(1) 20歳前後から30代、40代(上限なし)のコンサバな層〜ギャルミックス層の女性;
コットンまたはストレッチ素材/モモの部分はぴったりとしていてややブーツカットのシルエット(クロップト・タイプも少なくないようです)/なかには裾にスリット(ジッパー式で開閉するものも)やドローコード、リボンなどが付いているものもあります
●『JJ』『ViVi』『ef』『spring』『Oggi』などを読む層・・・この層においての季節を問わない白は定番!
(2) 20代後半から30代のらくちんカジュアル/ナチュラル系(リゾート)の女性;
麻100%またはコットン100%。インディゴをギリギリまで色落ちさせて白デニムにしている人も/太め、ゆったりストレートシルエット/ウエスト部分がドローストリングになっていて、リゾートっぽい雰囲気のものが多い
●『ELLE japon』『SPUR』『FIGARO japon』『BAILA』などを読む層
(3)モード系の男。20前後から20代、30代、アパレル系の仕事に就いている大人の男性;
コットン/多いのはストレートですが、細身ストレートも。共通するのは下げ履き
●『装苑』『SPUR』『流行通信』『GINZA』、『smart』『MEN'S NONNO』『smart MAX』『メンズノンノG』『GINZA for men』『LEON』
実は、今春夏の欧米のコレクションのレポートをみると、レディスではカラフルな色が戻っていたのに対し、メンズではディオールオムとかドルチェ&ガッバーナ、ラフシモンズ、ポエルといった人気メゾンを中心に、柄シャツ+色落ちブルーデニムや白パンツ、黒といったモノトーンベースのものが際立っていた。と同時に、日本の元裏原系、現在のストリート系のブランドでもイチオシ!となっているようだ。
定点観測
2004.06.05
#282 | 実施日 : 2004.06.05 | 最高気温 : 27.7 | 最低気温 : 18.7 | 天候 : 快晴
282定点観測Zoom-1・解説
■2004年6月5日実施:白パンツ
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