ひとつめのズームアップアイテムはこれ。アメカジがトレンドとして復活しており、アウトドア系のアイテムを着用する人が増えているので取り上げることにした。
メディアやショップが今秋冬のトレンドとして推奨するのは、上質ダウンの代表格である「モンクレー」のダウンジャケット。丈が短かめだったり、ソデや身頃がくしゅくしゅとシャーリングのデザインが施されていたり、色や柄が派手だったりと、いかにも「アパレルブランドがスポーツブランドに発注しました」という「オシャレ系」ダウンジャケットが、今どきのマス層である「カジュアル・コンサバ系」の子やOVER30sに注目されているようだ(ちなみに、この現象は、今夏にカラフルなビルケンシュトックが流行ったのにも似ている!)。
一方、本当のオシャレさんや業界系の人々の間では、古着屋で購入した「本気系」のダウンが人気。ノースフェイスだったりシエラデザイン、パタゴニアなど、アウトドアブランドのものがオシャレ上級者の印象を受ける。全身アウトドアブランドでコーディネートする「渋カジ・後期(1990年)」ではなく、シルエットは(若干)タイトめ、色もきれいめなものをブルーデニムで合わせる「上品なユルさ」を感じさせるのが04年のアメカジスタイルのよう。
とはいえ、なんといっても暖冬の04年。男の子を中心に今秋冬のトレンドアイテムでもある「ベスト」と相まって、「ダウンベスト」としたのだが、前日までのプレサーベイではもう少しバラエティに富んでいたものの、実査日は予想以上に少なかったのが残念だった。
対象は男女。女の子は、+スカート+スパッツまたは+ブーツといった「長方形シルエット」が多く、ダウンベスト自体に小さい花柄や絵柄が施されていたり、表地だけでなく裏地もポップな色だったり
と、女の子っぽい「キュート」なものものがギャルブランドを中心にリリースされているようだ。
※04年11月に台頭していたダウンベストは以下の通り。
◎ギャルショップのダウンベスト:グリーンやイエローなどカラフルでサイズはタイト&ショートで今秋冬っぽい「タウン」仕様。ダウンではなく薄いキルティング素材のものがギャルやギャルママに人気。
◎黒やベージュの無地のダウンベスト:無印良品やGAP、ZARAといったSPAブランドのダウンベストはOVER30Sのオフウエアとして人気。
◎ベージュと紺、カーキ、チェックなど色もののダウンベスト:アメカジ系の男性全般。オーバーサイズ気味で前を開けて着用するのがポイント。

2000年10月のダウンベスト

2000年11月のダウンベスト
「これは70年代にリーバイスが初めて
本格的につくったスキーウエアです。
実は去年も着ていましたね(笑)。
でも今年は太めのパンツを合わせていま
す。来年はもっとベルボトムが流行ると
思いますね」と言うのは中目黒の古着店
「Amurica」のオーナー飯島さん。
本格的につくったスキーウエアです。
実は去年も着ていましたね(笑)。
でも今年は太めのパンツを合わせていま
す。来年はもっとベルボトムが流行ると
思いますね」と言うのは中目黒の古着店
「Amurica」のオーナー飯島さん。